Last updated on 2026-01-13
SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG HSMをSONY α7SiiとSIGMA SD14で使用したレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
写真作例は以下のカメラを使用した。
- SONY α7Sii
- SIGMA SD14
レビュー



1.概要
SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG HSMは2009年に発売された、シグマ製の35mm判に対応した絞り開放値がF2.8通の大口径標準ズームレンズ。
レンズ構成は12群14枚、ELD(Extraordinary Low Dispersion:異常分散)ガラス1枚、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラス2枚、非球面レンズ3枚を採用している。
ズーム時に鏡筒は伸びるが、インターナルフォーカスを採用しているため、フォーカス時はレンズ長さの変化がない。
定価は12万9900円(税別)。
2.使用感
SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG HSMを入手したのは2021年で発売からすでに干支が一回りした12年前のレンズなので価格は定価の1/3程度になっていたので、当時のズームレンズの実力をみたくてシグマSAマウント版を購入した。
35mmフィルム判対応の大口径標準ズームレンズで、広角端が24mmはじまりなのは好ましいが望遠端が70mmなのは少し物足りない。
最短撮影距離はズーム全域で38cmとなっており、焦点距離70mmでは寄れるレンズとなる。
SONY α7Siiは1200万画素の35mmフルフレームセンサーを搭載したミラーレスカメラで、SIGMA-SAマウントのレンズをEマウントに取り付けるためには、SIGMAが販売しているSIGMA MC-11を利用した。
本レンズはSIGMA MC-11の正式対応レンズでないため、以下の動作状況はシグマが想定しているものではなく、こちらで勝手にテストした結果である。
この組み合わせで使用した結果は、残念ながらオートフォーカスはまともに合焦しないうえ、合焦速度も遅く、オートフォーカスは動作するだけで実用性はなかった。そのため、サンプル写真はすべてマニュアルフォーカスで撮影した。
35mmフルフレームセンサーの撮影結果は、焦点距離24mmの絞り開放は画面の4隅に少し減光が見られ、F5.6程度まで絞ればほとんど目立たなくなる。
広角24mmは3m程度の距離で格子状の物を撮影すると歪みが目立つことがある。
SIGMA SD14はセンサーサイズが35mmフルフレームより小さいAPS-Cサイズセンサーを搭載しており、撮影時の焦点距離は24〜70mmからセンサーサイズの換算倍率1.7をかけた41〜119mmと望遠よりのレンズとなる。
撮影結果はレンズ中央の描写のよい部分を使うため、絞り開放から周辺減光は無く、歪みも目立ちづらくなる。
これらの結果から、APS-Cサイズセンサーを搭載したカメラでは望遠よりになるがレンズ性能に問題はなく、35mmフルフレームセンサーを搭載したカメラは少し絞れば1000万画素程度のカメラは実用的に使える。
3.まとめ
結論としてSIGMA 24-70mm F2.8 EX DG HSMをまとめると、フィルム時代の大口径標準ズームレンズ。デジタルカメラで使用する場合はAPS-Cサイズセンサー搭載カメラが適している。35mmフルフレームセンサー搭載カメラで使用する場合は少し絞って使う必要がある。
以下で述べるが、本レンズ以降の大口径標準ズームレンズは重く大型化するため、持ち運びの利便性は本レンズがくらいが許容限界と思える。
仕様・考察など
レンズの発売が2009年なので、35mm判フルサイズセンサーを搭載したデジタルカメラでメジャーなところとしては、CANON EOS 5D Mark IIがある。センサー画素数は2000万画素に達している。a7Siiの撮影結果をみるかぎり、2000万画素程度なら実用上問題はないかもしれない。
シグマはSD1が発売された2011年以降はレンズラインを更新し、Artと呼ばれる高級ラインのレンズが発売される。
2017年に本レンズの後継 24-70mm F2.8 DG OS HSM ARTが発売され、この新型大口径標準ズームレンズは、レンズ枚数を増やして鏡筒が大きくなり、重量も1kgを越えるヘビーなレンズになっている。レンズ性能向上のためとはいえやや過剰な作り込みに感じられる。
シグマもさすがにやり過ぎを感じたのか2019年に発売されるミラーレス向けの24-70mm F2.8 DG DN | Artは重量は800g台に抑えられた。こちらのレンズは全長が123mmあるが、これはフランジバックが短いミラーレスカメラ向けに鏡筒を作り直したためである。
SAマウントのフランジバック44mmに対して、Lマウントは20mmなので、同じ焦点距離のレンズを一眼レフ用のレンズから設計流用した場合、レンズ長は24mm伸びることになる。ミラーレスカメラに真に最適化された小型なレンズが発売されるのはもう少し先なのだろう。
| 項目 | 24-70 IF EX DG HSM | 24-70mm F2.8 DG OS HSM | ART |
| 焦点距離 | 24-70 | 24-70 |
| 最大絞り | 2.8 | 2.8 |
| 最小絞り | 22 | 22 |
| 絞り羽根 | 9 | 9 |
| レンズ構成 | 12群14枚 | 14群19枚 |
| 最短撮影距離(m) | 0.38 | 0.37 |
| レンズ長(mm) マウント面からの距離 | 97.4 | 107.6 |
| レンズ最大径(mm) | 88.6 | 88 |
| フィルター | 82 | 82 |
| フード | LH876-01 | LH876-04 |
| マウント | SA | SA |
| 重量(g) | 790 | 1,020 |
| リリース年 | 2009 | 2017 |
参考情報
- 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM ・シグマ公式ページ
- ART 24–70mm F2.8 DG OS HSM・シグマ公式ページ
- ART 24–70mm F2.8 DG DN・シグマ公式ページ
- デジカメウォッチ記事
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更新履歴
- 2026.1.1


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