Last updated on 2026-03-22
LEICA S typ007でCARL ZEISS PLANAR-V 80mm F2.8 V-Mouontを使用したショートレポート
このシステムの紹介は、CARL ZEISS PLANAR-V 80mm F2.8 +LEICA S・Shige’s hobbyで詳しくしているが、今日は近所の梅林と河津桜を撮影しにこのシステムを持って行ったことについて記す。
はじめに、このマウントアダプターはカメラとの通信をしない、ただの接続器具なので、Aモードで撮影していても自動で適切なシャッタースピードになることが少ない。シャッター速度を見ながら適宜露出を+ーするか、マニュアルモードでシャッター速度を指定して撮影する必要がある。
適切な露出で撮影すると、美しい陰影を描くのがこのレンズとカメラの組み合わせで、リバーサルフィルムを使ったような結果を得ることができる。
作例はすべて絞り開放で撮影している。このレンズはプレビューボタンがあるため、絞り込むことが可能だが、HASSELBLAD-Vカメラに装着した状態以外でプレビューボタンを使用するとレンズの羽が壊れるとのことを聞いているので、絞り開放でのみ使用した。
このレンズは1956年製でCARL ZEISSのT*コーティングはされておらず、逆光時はフレア気味になり、ゴーストが発生することもある。とくに今回はフードを付けていかなかったので、逆光時に露出オーバーするとのフレアが現れることはよくあった。LEICA Sのセンサーはラチチュード *1が比較的広いため、後処理でコントラストを上げて、露出をアンダーにするとフレアを目立たなくすることは可能だ。
- *1:ラチチュード(Latitude)は、主に写真分野でフィルムが適正な画像として記録・再現できる「露光の範囲(=寛容度)」
そして、以下は遠景と近景の撮影作例で、このレンズは中判フィルムサイズのレンズなので現代の4000万画素クラスのセンサーで、遠景、近景ともに十分な解像度を持っていることがわかる。


また、今回の別テーマとしてカメラの持ち運びについて記す。
LEICA S typ007は1.3kg、Planar -V 80mm F2.8は500g弱で、カメラシステムとして合計1.8kg弱となり、2Lペットボトル1本とほぼ同じ重量なので、お手軽な撮影システムではない。
その持ち運びは「Nikon×PORTER スターディツールバッグ」を使用している。
このカメラバッグは以下の寸法比較を見てわかるとおり、外寸は全体的にビリンガム ハドレープロが大きいが、実際にカメラを入れる内寸を比べると「Nikon×PORTER スターディツールバッグ」は奥行が大きくなっている。この奥行の大きい寸法設計は、LEICA S typ007やEOS-1Dシリーズなどの大型デジタル一眼レフカメラでみられる、縦横寸法がほぼ同じで、厚みのあるカメラ を収納するのに適している。
ビリンガム ハドレープロについて擁護すると内寸が小さいのは、内鞄が取り外し可能になっており、内鞄のクッションが分厚いためだ。これは落下や衝突時の耐衝撃性を重視しているためと考えられる。
「Nikon×PORTER スターディツールバッグ」は鞄とクッションが一体型で携帯性は良いが、クッション性をビリンガムと比べると劣る。腰高さなどからの落下は心配だが、少し障害物に当たる程度の衝撃であれば十分な保護性能がある。ただし、この鞄ニコンではすでに廃盤になっており、同サイズの後継品がなく鞄が壊れた際の代替品探しが悩みの種となっている。
| 外寸(幅x奥行x高さ) | 内寸(幅x奥行x高さ) | 内容量 | |
| Nikon×PORTER スターディツールバッグ | 295×130×180mm | 275×125×175mm | 6L |
| ビリンガム ハドレープロ | 390x160x280mm | 340x80x210mm | 5.7L |
関連リンク
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- CARL ZEISS PLANAR-V 80mm F2.8 +HASSELBLAD X・Shige’s hobby
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