LOMO x ZENIT NEW Jupiter3+

NEW Jupiter3+ 50mm F1.5(ロモグラフィー版)をLeica Mデジタルカメラで使用した記録

目次

<ギャラリー>
NEW Jupiter3+ 50mm F1.5 写真例(Leica M-P使用)

<レンズの印象>
LOMOブランド以外で市場に流通しているJupiter3は黒色と銀色があるが、いずれも経年劣化による外観のくたびれが目立つものが多い。このレンズは鏡筒を作り直しているようで、ピカピカの銀色で美しい。
また、旧ロシア製のレンズは最短撮影距離が1mだが、このLOMO版は0.7mまで距離計連動範囲が拡張してあるのがとてもうれしい。
レンズはゾナーのコピーといわれ、前玉が大きく湾曲している。フィルター径は40.5mm。
このレンズは、某所で鏡筒ガタつき有りの難有品を中古で購入(難有り品の割には高かったが・・・。)したのだが、Leica-Mに付属のM/Lリングを用いて取り付けると無限遠が出なくて焦った。手持ちのフォクトレンダーの50/75M/Lリングを使うと正しい距離計連動をおこなえたので、付属のM/Lリングがゆがんでいる、厚みがおかしいなどの不具合を抱えていると判断したが、その後もテストをしていると、遠景は二重像が合致していても撮影結果がずれている状態、EVFで確認すると5m指標で無限になっていることがわかった。近距離になるとファインダーとEVFで合焦位置が一致してくるので、なかなかいやらしい異常を抱えているようだ。EVFで使うか修理するしかないことははっきりした。

<レンズの仕様>
LOMO(Lomography)がロシアのZENITに依頼して、往年のレンズを復刻した。

項目備考
焦点距離(mm)50
最大絞り1.5
最小絞り22
レンズ構成3群 7枚
最短撮影距離(m)0.7
レンズ長(mm)36.8
レンズ最大径(mm)47.2
フィルター径(mm)40.5
重量(g)228レンズ+ L-Mマウントアダプタ

<参考文献・リンク>
New Jupiter 3+ Art Lens (Lomography公式ページ)

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