2025年12月にsame galleryで鑑賞した、〈 聴 覚 奏 法 〉菊永 絢音 ・トーク&パフォーマンスセッションの感想
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目次
展概要
- 展題: 〈 聴 覚 奏 法 〉菊永 絢音
- 日付:2025年11月28日~12月7日
- 開廊時間:13:00~20:00 (最終日は18時まで)
- 場所:same gallery(品川区荏原町)
- トーク・パフォーマンス セッション
- 日程 2025年12月6日 16:00 − 20:00
- タイムテーブル
- 16:00 – 16:30 菊永 絢音(パフォーマンス)
- 17:00 – 17:30 辻 陽介 x 菊永 絢音 (トーク)
- 17:30 – 18:00 伊藤 道史 x 菊永 絢音 (パフォーマンス)
- 18:00 – 18:30 大小島 真木 x 菊永 絢音 (トーク)
- 18:30 – 19:00 カニエ・ナハ x 菊永 絢音 (トーク)
- 19:00 – 20:00 クロストーク(参加者全員)
- (敬称略)
感想「共有されない感覚を共有するために」
菊永 絢音さんは女子美出身の作家、5美大展で作品を鑑賞したことがあり、今回初個展と言うことでsame galleryを訪問した。
展示のテーマは「聴」
視覚の個人差は眼鏡を含む補正器具の手軽さもあり世間的理解は進んでいるが、聴覚の個人差は世間一般の理解は重度難聴と聞こえる人の区別がせいぜいで、その間に横たわる聞こえ方の違いについて話題になることは少ない。本展はその難しいテーマに挑戦している。
展示空間は砕いたガラスと砂が川のように敷き詰められ、自作の楽器とスピーカー、陶器のオブジェとドローイング、詩などが展示されていた。鑑賞日はこの空間でパフォーマンスとトークがおこなわれる。
パフォーマンスについての感想は、作家の語り口は落ち着いており、奏でられる音、照明と相まって引き込まれるものがあった。とくに、作家とあるリサーチ対象者の「頬に触れて言葉を確認しようとする」エピソードは本テーマを象徴する場面だろう。
パフォーマンスで気になる点として、作家が自身とリサーチ対象者を語る内容が具体的すぎると感じらる部分があったので、今の良さを生かしつつ語りのぼかしというか、一般化をした方がベターかもしれない。
これは、作家兼教師の村山吾郎が著書やSNSで発信している、作品の個人的内容とその普遍化に対する問題提起に通じているように感じられた。
設定したテーマをさまざまな方法で伝えようとする姿勢は伝わったので、今後の創作に期待したい。
最後に、1時間くらいのイベントであれば立見もOKだが、3時間を越えるイベントは座席は欲しいと思った。もちろん今回の会場規模は物理的に座席をおこくことが難しいことは理解している。



参考情報
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更新履歴
- 2025.12.7


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