目黒区美術館&オペラシティ・2025.3

目黒区美術館、東京オペラシティアートギャラリー、NTTインターコミュニケーション・センターでアート鑑賞
目次
- はじめに
- 旅程
- 目黒区美術館
- 東京オペラシティアートギャラリー
- 今津景 タナ・アイル
- 収蔵品展082 寺田コレクションより
- project N 97 福本健一郎 共感の世界
- NTTインターコミュニケーション・センター
- evala 現われる場 消滅する像
- 「Digital × 北斎【急章】その2 真正の画工(えだくみ)創造と革新の道」
- 新宿マルイアネックス
- よつばと!ミニ原画展&ショップ
- ギャラリー
- 移動の補足
- 参考リンク
- 更新履歴
- 広告
はじめに
2025年3月に、公共交通機関で、目黒区美術館「中世の華・黄金テンペラ画 - 石原靖夫の復元模写」、東京オペラシティアートギャラリー「 今津景 タナ・アイル」「収蔵品展082 寺田コレクションより」「project N 97 福本健一郎 」、ICC(NTTインターコミュニケーションセンター)「evala 現われる場 消滅する像」「Digital×北斎【急章】その2」を鑑賞し、新宿マルイアネックスで開催していた、「よつばと!ミニ原画展&ショップ 」は入場待ち列の長さに諦めた記録。
移動については移動の補足に記している。昨今はグーグルマップがそれなりの道順を知らせてくれるが、イマイチなこともあるため、参考になればさいわいだ。
旅程(公共交通機関+歩き)
- 11時 目黒駅
- 昼食
- 11時半 目黒駅発
- 徒歩で目黒区美術館へ移動
- 12時 目黒区美術館
- 美術館滞在1時間弱
- 13時 目黒区美術館発
- バスで大鳥神社前から渋谷駅に移動
- バスで渋谷駅から東京オペラシティ南に到着
- エクセルシオール・カフェで一休み
- 14時 東京オペラシティアートギャラリー/NTTインターコミュニケーションセンター
- 滞在1.5時間
- 11時半 東京オペラシティ発
- 徒歩で新宿マルイアネックスへ移動
- 16時 新宿マルイアネックス
- 入場待ち列の人多過ぎにより鑑賞を諦め
- 16時半 新宿三丁目駅より帰宅
以下は今回の経路図


目黒区美術館
■中世の華・黄金テンペラ画 - 石原靖夫の復元模写
■ 2025年2月15日(土)~2025年3月23日(日)
■ 目黒区美術館
前半は、テンペラ画の技法や道具について学ぶことができる。
入口に展示されている、石原氏が作成した「テンペラ装飾技法見本」は、緻密で黄金の下地が見えるような鮮やかな色彩をしている。
後半は、石原氏のスクール卒業生の作品、時禱書の展示もあり、テンペラ画の魅力を堪能できる展示。
1階で開催されたワークショップの講師として、作家:石原氏が展示室にいらっしゃっていた。御年82歳とは思えないスラッとした紳士だった。会場にいたお知り合いへの作品説明も的確で素敵な歳のとりかたをされていると感じた。


東京オペラシティアートギャラリー
■ 今津景 タナ・アイル
インドネシアに住む作家、今津景が「タナ・アイル(祖国)」と題して、オペラシティアートギャラリーで展示をおこなった。
展示内容はインドネシアに住むことにより得られた実体験に基づく知見を作品に反映させた5つの大規模なインスタレーション。
インドネシアの問題をベースにしているが、その背後には「人の業」「生死」「境界」、「身体の内と外」などの普遍的なテーマが感じられる。
最後の展示は比較的わかりやすく、工場排水による汚染をテーマにした作品、インドネシアでは現在も問題は続いている。日本は公害を過去のこととして克服した気になっているが、ときどき違法な排水がおこなわれているニュースを見ると、経済性だけを考えて行動することの危うさを感じる。
インドネシアに対しては日本からも環境省が環境対策の支援をおこなっているようだが2013年で活動の更新は途絶えている。


インドネシアへ行ったことがないが、近所のマレーシアに行った際に、昼間の刺すような強烈な日差しがとても印象に残っている。より赤道に近いインドネシアはさらに強烈な日差しなのか、一度訪れてみたい土地だ。
■ 収蔵品展082 寺田コレクションより
寺田コレクションは、東京オペラシティビルの共同事業者の1人、寺田小太郎氏の戦後日本を中心とする約4,000点のコレクションで、蒐集した作品は東京オペラシティアートギャラリーに寄贈されている。コレクターのポリシーは人それぞれで、もちろんポリシーに優劣はないが、寺田氏の手当たり次第とも感じられる蒐集はそこまで購入する財力の無いものにはわからない世界だ。
そのコレクションの中から、「紙の上の芸術」と題して、ペイント作品を中心に展示されていた。
入江明日香《深山鶯神楽》、《貌佳花(かおよばな)》の2点は繊細な色彩が印象的で、クロディーヌ・ドレ《無題》は紙を立体にした作品で、これを本展示に選んだキュレーターのセンスは素敵だ。


■ project N 97 福本健一郎 共感の世界
色彩は美しいが抽象度が高く、具体寄りの作品が好みなのであまり響かなかった。

■ 2025年1月11日[土]─ 3月23日[日]
■ 東京オペラシティアートギャラリー
ICC(NTTインターコミュニケーションセンター)
■ evala 現われる場 消滅する像
■ 2024年12月14日(土)—2025年3月9日(日)
さすが最終日、入場する人が列をなしていた。係の人に聞くと入場予約をしていない場合は、当日券購入の長蛇の列に並べと言われたので、一度列を離れてウェブサイトで入場予約のページを開くと、現時間も入場予約は△印で受け付けていたので、その場でスマホからWebketで予約をした。
Webketの予約は、招待券やぐるっとパスを持っている人のために、無料で入館時間を確保するチケットがあったのでそれを発券して、比較的短い予約列に並んで5分ほど待って入場した。
一般入場列が並んでいるくらいなので会場内も人が多く、最初の展示、硬質スポンジ山の上でくつろいで音を楽しむ、《ebb tide》は山の上は人がいっぱいで、まるで寒い時期にかたまって暖をとっている猿山のようで、山に登ってもくつろげそうにないので、会場で少しだけ音を楽しんで退場した。
《Sprout “fizz”》は人がそこそこいても音はきこえるので、それぞれのスピーカーから聞こえる音を楽しむことができた。
映像シアター系の部屋は室内に人が多くて、ちょっと覗いて退場した。
やはり、展示最終日に鑑賞するのは厳しいなとあらためて思った。
■ 「Digital×北斎【急章】その2」展「真正の画工(えだくみ)創造と革新の道」
■ 2024年11月9日(土)~2025年3月30日(日)
■ ICC(NTTインターコミュニケーションセンター)
東町祭屋台・上町祭屋台と天井絵を中心とした高精細複製画や3Dデジタルアプリケーションによる展示。
展示に立体ディスプレイがあり鑑賞したら確かに奥行きがあるように感じられる。しかし、解像度の高いディスプレイでも脳みそがだまされて奥行きを感じるので、人間の視覚にとって奥行とは何だろう?きっと過去にも考えた人がいるはずなので、文献を探してみよう。
新宿マルイアネックス
■ よつばと!ミニ原画展&ショップ
■ 2025年2月22日(土)~3月9日(日)
■ 新宿マルイアネックス 2F イベントスペース
最終日で入場待ち列が長くて入場を諦めた。

ギャラリー
移動の補足
- 目黒区美術館から東京オペラシティは渋谷駅を挟むためバスを2回利用する。
- 目黒区美術館の最寄りバス停は、大鳥神社前で渋谷駅へは渋41系統を利用する。
- 渋谷駅から東京オペラシティへの移動は、井の頭線側のバス亭から渋63、渋66は新宿オペラシティ南バス停で下車、渋64は新宿オペラシティバス停で下車する。
- 目黒区美術館から東京オペラシティ間を電車で移動する場合、目黒駅からJR線で渋谷駅へ移動し、前述のバスを利用する。もしくは、目黒駅からJR線で新宿駅へ移動し京王線(初台駅)を利用する。
- 東京オペラシティから新宿マルイアネックスは今回は徒歩で移動したが、公共交通機関を利用する場合、京王線(初台駅)から新宿駅まで移動し、地下鉄丸ノ内線で新宿駅から新宿三丁目駅、新宿三丁目駅から徒歩で新宿マルイアネックスへ移動するのが楽だ。
参考リンク
更新履歴
- 2025.3.10
撮影機材
- HASSELBLAD X2D +XCD 28mmP
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