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M42マウント標準レンズ PENTAX SMC TAKUMAR 55mm F2

1972年に発売されたペンタックス製・PENTAX SMC TAKUMAR 55mm F2・M42スクリューマウントをデジタル一眼レフカメラとミラーレスカメラで使用したレビューと写真作例

目次

ギャラリー

  • SONY A7S-II
  • CANON EOS 1D Mk-IV
  • SONY α NEX-6

レビュー

SMC TAKUMAR 55mm F2 SMC TAKUMAR 55mm F2 +CANON EOS 1D Mk-IV

概要

SMC TAKUMAR 55mm F2は、1972年に発売されたM42スクリューマウントの焦点距離55mmのマニュアルフォーカスレンズ。

M42マウント部分には絞りピンが装備されており、対応するカメラでAモードを使用すると、フォーカス時にファインダーが明るい絞り開放状態でフォーカス操作が可能で、撮影時には設定した絞りに自動的に絞り込まれる。Mモードは実絞りモードであり、絞りはあらかじめ設定した値に固定されるため、絞り込むとファインダーが暗くなる。

その他の特徴として、絞り羽根は6枚、最短撮影距離は0.45mとなっている。

使用感

SMC TAKUMAR 55mm F2は、2023年に入手したM42スクリューマウントレンズだ。

PENTAXの1952年からはじまるTAKUMARレンズは、レンズ本体は総金属製でしっかりとした造りとなっており、50年以上経った現在でも問題なく使用できるレンズが数多く残っている。

このレンズは、1972年以降に作られたSMCタイプで、SMCとはSUPER MULTI COATINGの略である。レンズ銘板に略称SMCではなくSUPER MULTI COATINGとあるレンズはコーティングは同じだが、製造年代が1年程度古くなる。

レンズのフォーカスリングはなめらかで、しっかりとしたクリック感のある絞り機構を備えており、操作性に問題はない。

使用したカメラは以下の3種類で、それぞれの印象を以下に綴る。

ミラーレスカメラのα7S IIは、1200万画素の35mmフルフレーム(フルサイズ)センサーを搭載したデジタルカメラだ。こちらで使用した結果、高感度が使えるα7S IIなので、F4程度に絞っているが、

EOS-1D Mark IVは、APS-Hサイズセンサーを搭載したカメラだ。このカメラは、35mmフィルムよりもセンサーサイズが小さいため、35mmフィルム判に対するセンサーの換算係数1.3をかけた値が撮影時の焦点距離となる。つまり、55×1.3=72mmが実際の撮影範囲だ。
絞り開放の「アジサイ」をみるとピント部にわずかにフレアがかかり、柔らかい描写をしている。1段絞っている夕景は、全体的に問題のない描写をしている。

SONY α NEX-6は、APS-Cサイズセンサーを搭載したカメラである。このカメラのセンサーサイズも35mmフィルムよりも小さいため、35mmフィルム判に対するセンサーの換算係数1.5をかけた値が撮影時の焦点距離となる。よって、55×1.5=82.5mmが実際の撮影範囲となる。
こちらは夜景を撮影しており、35mmフィルム判より小さなAPS-Cサイズセンサーでの撮影のため、画像周辺部における電灯が作る丸ボケの崩れもそれほど気にならない。

前後のボケについては、いずれのセンサーサイズで使用しても、単焦点らしく美しくボケる。しかし、絞り羽根の形が六角形なので、ボケの形状を美しくしたい場合は、絞りを開放にした方がよい。

まとめ

SMC TAKUMAR 55mm F2をまとめると、標準レンズとしては仕様としては普通のレンズで価格も安いため気楽に乳して使えるレンズである。

描写は古いレンズなので絞り開放ではフレアがかかった柔らかい描写となり、現代の標準レンズのように絞り開放からキレのある描写はしない。これについては、絞りを絞ることにより解像感はある程度あがるので、状況に応じて撮影者が求める描写になるように設定を変更する必要がある。

仕様・考察など

SMC TAKUMAR 55mm F2は、SMC TAKUMAR 55mm F1.8の海外輸出用と言われている。レンズキャップにはHoneywellの印があり、MINOLTAとオートフォーカス特許を争った同社のロゴがPENTAXのレンズキャップに印されているのは、ちょっと不思議な感じがする。

レンズはM42スクリューマウントなので、マウントアダプターを用意すればさまざまなカメラで利用できる。ただし、NIKONやライカRなどフランジバックがM42マウントよりも短いレンズは、装着しても無限遠がでないマクロレンズになる。もしくは、無限遠のでるマウントアダプターは補正レンズが入っており、レンズ本来の描写が失われる可能性があるなど、使用時に一定の制約があるので注意が必要である。

項目SMC TAKUMARSMC TAKUMAR
焦点距離(mm)5555
最大絞り21.8
最小絞り2222
絞り羽根6枚6枚
レンズ構成5郡6枚5郡6枚
最短撮影距離(m)0.450.45
レンズ長(mm)3838
レンズ最大径(mm)5959
フィルター径(mm)4949
重量(g)201201
発売日1972年〜1975年1972年〜1975年
希望小売価格(円/税別)??

参考情報

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更新履歴

  • 2026.5.26

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