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M42マウント広角レンズ BUSHNELL 21mm F3.8

Last updated on 2026-05-26

BUSHNELL 21mm F3.8・M42スクリューマウントをデジタル一眼レフカメラとミラーレスカメラで使用したレビューと写真作例

目次

ギャラリー

  • SONY A900
  • SONY A7S-II
  • CANON EOS 1D Mk-IV
  • PENTAX K20D

レビュー

BUSHNELL 21mm F3.8・M42スクリューマウント BUSHNELL 21mm F3.8・M42スクリューマウント +SONY α7Sii

概要

BUSHNELL 21mm F3.8は、1970年代に販売されていたM42スクリューマウントの焦点距離21mmのマニュアルフォーカスレンズ。

M42マウント部分には絞りピンが装備されており、対応するカメラでAモードを使用すると、フォーカス時にファインダーが明るい絞り開放状態でフォーカス操作が可能で、撮影時には設定した絞りに自動的に絞り込まれる。Mモードは実絞りモードであり、絞りはあらかじめ設定した値に固定されるため、絞り込むとファインダーが暗くなる。

その他の特徴として、絞り羽根は6枚、最短撮影距離は0.3mとなっている。

使用感

BUSHNELL 21mm F3.8は、2009年に入手したM42スクリューマウントレンズだ。

このレンズはフォーカスリングがなめらかで、しっかりとしたクリック感のある絞り機構を備えており、古いレンズながらしっかりとした造りになっている。

デジタル一眼レフカメラのSONY α900とミラーレスカメラのα7S IIは、35mmフルフレーム(フルサイズ)センサーを搭載したデジタルカメラだ。使用した結果、中心部は問題ないが、周辺部は場面によっては崩れて気になることがある。また、無限に近い距離では歪みはほとんど目立たないが、撮影距離が3m程度から樽形の歪みが目立つことがある。

EOS-1D Mark IVは、APS-Hサイズセンサーを搭載したカメラだ。このカメラは、35mmフィルムよりもセンサーサイズが小さいため、35mmフィルム判に対するセンサーの換算係数1.3をかけた値が撮影時の焦点距離となる。つまり、21×1.3=27mmが実際の撮影範囲だ。

PENTAX K20Dは、APS-Cサイズセンサーを搭載したカメラである。このカメラのセンサーサイズも35mmフィルムよりも小さいため、35mmフィルム判に対するセンサーの換算係数1.5をかけた値が撮影時の焦点距離となる。よって、21×1.5=32mmが実際の撮影範囲となる。

上記2つのカメラは、描写の良い中央部分を使うため、35mmフルフレームセンサーカメラよりも整った画像を得ることができる。

ボケについては、いずれのセンサーサイズで使用してもボケの汚さが目立つ場合があるため、葉池については撮影者側が気を配り、ピント面の被写体の印象が悪くなるような背景は避けるようにしたい。

また、これもセンサーサイズを問わず注意が必要だが、レンズは順光で撮影する場合、しっかりとしたコントラストと良好な色バランスが得られる。しかし、逆光時はフレア気味でコントラストが低下し、ゴーストの怪しい光が写り込むことがある。

まとめ

BUSHNELL 21mm F3.8をまとめると、古い広角レンズとしては、ピント面の描写がしっかりとしているため、2020年代においても使用に問題はない。しかし、以下の2点はセンサーサイズを問わず発生するため、撮影者が注意する必要がある。

  • ピント面以外の背景や前景のパターンによっては、ボケが汚くなる。
  • 逆光時にコントラストが低下し、ゴーストが発生する

仕様・考察など

レンズ銘板に刻まれる「ブッシュネル(BUSHNELL)」は、アメリカのメーカーで双眼鏡やレーザー距離計を扱っている。
過去にはカメラ用レンズを発売していたため、中古市場でたまに見かけるブランドだ。
この21mmは、M42マウントのレンズで遊んでいたときに中古を1万円程度で入手したと記憶している。価格の割にしっかりとした作りで、ブランドがあまり知られていないため、中古市場では二束三文の価値しかない。そのため、今でも手元にある。
現在でも、eBayなどで販売されているのを見かけることがある。

レンズには「Made in Japan」の刻印があり、日本のレンズメーカーが製造している。Web上で「21mm F3.8」のレンズスペックを「https://m42lens.com/」で検索すると、以下の7本が表示される。

  • Bushnell Automatic 21mm f/3.8-16 Bushnell 21mm 3.8
  • Hanimex Wide-Auto 21mm f/3.8-16 Hanimex 21mm 3.8
  • Ricoh Rikenon 21mm f/3.8-16 Ricoh 21mm 3.8
  • Soligor Wide-Auto 21mm f/3.8-16 (T4) Soligor 21mm 3.8
  • Soligor Wide-Auto 21mm f/3.8-16 Soligor 21mm 3.8
  • Tokina Wide-Auto 21mm f/3.8-16 Tokina 21mm 3.8
  • Hanimex Wide-Auto 21mm f/3.8-16 Hanimex 21mm 3.8

これらのレンズはすべて外観も似通っており、リスト中のメーカーで自社でレンズを作っているのはTokinaであるため、Tokinaがこれらのレンズの製造元である可能性もある。しかし、1970年代にTokinaがどの程度の規模でレンズを作っていたのかはわからない。

また、1970年代のレンズ製造者としてRICOHと結びつきが強いことで知られ、名前がよく挙がる富岡工学(TOMIOKA)の焦点距離21mmレンズは、絞り開放F値がF3.5と、仕様が微妙に異なっている。しかし、F3.5とF3.8は誤差の範囲内なので、こちらが製造元である可能性もある。

レンズ構成については、実物を分解したわけではないため確定的な情報ではないが、仕様が記載されているレンズには8群9枚との表記が見られる。

また、BUSHNELL製のレンズは、28mmや35mmといった他の焦点距離のものを見かけることがある。

レンズはM42スクリューマウントなので、マウントアダプターを用意すればさまざまなカメラで利用できる。ただし、NIKONやライカRなどフランジバックがM42マウントよりも短いレンズは、装着しても無限遠がでないマクロレンズになる。もしくは、無限遠のでるマウントアダプターは補正レンズが入っており、レンズ本来の描写が失われる可能性があるなど、使用時に一定の制約があるので注意が必要である。

項目BUSHNELL
焦点距離(mm)21
最大絞り3.8
最小絞り22
絞り羽根6枚
レンズ構成8群9枚参考リンク先より情報引用
最短撮影距離(m)0.3
レンズ長(mm)53.5M42マウント面からの距離
レンズ最大径(mm)74
フィルター径(mm)72
重量(g)292手持ち個体の実測
発売日?
希望小売価格(円/税別)?

参考情報

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更新履歴

  • 2026.5.25

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