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A Book Arts Revolution・AND COLLECTION Contemporary Art

Last updated on 2026-04-15

2026年3月にAND COLLECTION Contemporary Artで開催された「A Book Arts Revolution」を鑑賞した感想

目次

展概要

  • 展題:A Book Arts Revolution
  • 会期:2026年3月4日(水)〜2026年3月29日(日)
  • 開場時間11:00~20:00
  • 場所:AND COLLECTION Contemporary Art
  • 入場料:無料

参加アーティスト:入江早耶、風間サチコ、宮永愛子、村上華子、米田知子(敬称略)

本展は一般社団法人NMWA日本委員会主催で、米国ワシントンD.C.に拠点を置くNational Museum of Women in the Arts(NMWA/米国女性美術館)が展開する国際プログラム「Women to Watch」と連動した公式展覧会に位置づけられる。
出展作家は国立新美術館学芸課長・神谷幸江氏の推薦により選出された5名で、この中から本展終了後の2026年4月初旬に日本代表を1名選出し、2027年に米国で開催予定の第8回「Women to Watch」展へ参加が予定である。

Women to Watch 2027はアメリカ16州とイタリア、日本、南アジア、英国のアーティストが参加するとNMWA公式サイトに記載されている。

感想「本をテーマにした女性アーティストの共演」

展題の「A Book Arts Revolution」はNMWAの記載によると「書籍という形態をとった芸術作品をダイナミックに探求する展覧会」であり、その日本代表を決めるため、本展では本を題材にした作品が展示されている。

入江早耶

図鑑の挿絵をモティーフにした鳥のオブジェ、鳥の挿絵とオブジェを組み合わせた、2種類のバードダストシリーズを展示している。

入江沙耶・バードダストシリーズ・Saya Irie Bird Dust series

風間サチコ

《FLOW》の2作品を展示し、作品内に書物や俳句が描かれている。

  • FLOW(雄島//誰まつしまぞ)・FLOW (Oshima/Taga Matsushimazo) 2023
  • FLOW(袖の渡り/涙川)・FLOW (Sode no watari/Namidagawa) 2023
風間サチコ《FLOW》・Sachiko Kazama《FLOW》

宮永愛子

ガラスの本を用いたインスタレーション《Strata》 (2018-2019)を展示している。
こちらは以前、清澄白河で鑑賞したことのある作品で、展示場所の関係から本の数などは少なくなっている。

宮永愛子《Strata 》・Aiko Miyanaga 《Strata 》

村上華子

Untitledシリーズの5作品と《The Turn Over》(2019)を展示。
Untitledシリーズの上には日本語と英語の詩が添えられ、本をめくる音を録音した作品。《The Turn Over》とともにインスタレーションになっている。

村上華子 作品・Hanako Murakami Artworks

米田知子

米田の代表作のひとつである眼鏡シリーズ「見えるものと見えないもののあいだ」(1998-)の3作品を展示している。この作品に写っている眼鏡は、実際にその人物が使用した眼鏡を用いられている。

  • サルトルの眼鏡『レ・タン・モデルヌ』の編集長サルトルに宛てられたカミュからの書簡を見る(2018)
    • Sartre’s glasses – Viewing a letter by Albert Camus addressed to Sartre when he was the director of Les Temos Modernes(2018)
  • マハトマ・ガンジーの眼鏡 『沈黙の日』の最後のノートを見る(2003)
    • Gandhi’s Glasses – Viewing a note written on his ‘day of silence’ shortly before his death(2003)
  • 藤田嗣治の眼鏡 一日本出国を助けたシャーマン GHQ民政官に送った電報を見る
    • Foujita’s Glasses – Viewing a telegram he sent to GHQ officer Sherman who helped him leave Japan(2015)
サルトルの眼鏡『レ・タン・モデルヌ』の編集長サルトルに宛てられたカミュからの書簡を見る

まとめ

5名の中堅からベテランの作家さんが出展した作品のクオリティは高く見応えがあり、それほど広くない空間にバランスよく作品が配置されている整った展示空間となっている。

選考基準が不明なので、的外れかもしれないが、もっともキャリアの浅い入江さん、村上さんで約20年のキャリアがあり、風間さん、宮永さん、米田さんはそれ以上のキャリアを持っている。この重厚な作家陣の中にもう少しキャリアが浅い作家、個人的には砂糖漬けの本の作品を作っている山本アンディ彩果さんが入っていると面白い気がした。

参考情報

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撮影

  • SONY DSC-RX1

更新履歴

  • 2026.3.19

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