三浦半島アート巡り

公共交通機関で廻る三浦半島

目次

はじめに

カスヤの森現代美術館と、神奈川県近代美術館・葉山を公共交通機関で回ってきた。
JR・横浜駅から横須賀線で逗子方面に向かうために停車している電車に乗ったら、横須賀線は西大井と武蔵小杉駅間の線路故障によってダイヤが大幅に乱れていた。
JRを降りて京急に乗り換える手もあったけれど、電車がすぐに動きそうだったので、少し待って横須賀線で移動したのだけれど、途中運転間隔の調整が駅毎に5分〜15分程度発生したため、目的の駅に着いたのは予定時間を30分ほどオーバーして到着した。
おかげで鑑賞スケジュールがキツキツだった。

今回は、カスヤの森現代美術館から神奈川県立近代美術館・葉山を回るルートを選択した。
詳細は、移動方法に記した。
逆のルートで神奈川県立近代美術館・葉山からカスヤの森現代美術館へ向かうことも可能だ。
朝から回るのであれば金沢文庫横須賀美術館山口蓬春記念館のいずれかを追加することもできるだろう。全部を一日で回るのはしんどいかもしれない。
また、土、日の三浦半島は道が混みがちなので、バス移動は少なくしたほうがよい。

カスヤの森現代美術館

  • 開館30周年記念 李禹煥 「合間の遊作」
  • 2024年 11月23日[土]- 2025年2月23日[日]
  • 10:00-17:30(入館は17:00まで)
  • 毎週:月・火・水曜休館
  • 入館料:一般800円、学生600円(小学生400円)
  • 2025年2月11日[火・祝]は、休館になります。

「合間の遊作」展示の合間の自由時間に作った作品とは思えぬクオリティ、この部屋だけでも十分に見る価値がある。それに加えて常設の李禹煥ヨーゼフ・ボイスナム・ジュン・パイク若江漢字松澤宥宮脇愛子若林奮平川恒太、などの作品があり、とても充実した展示となっている。
野外にも作品があるので、館内でもらえる地図を参考に回ると良い。

企画展示室を含め、撮影に特に制限は無い。

Lee Ufan 李 禹煥・「合間の遊作」
Lee Ufan 李 禹煥・「合間の遊作」
「Dialogue」2009年 Lee Ufan 李 禹煥
『パイクのグランド・ピアノ’86』 Nam June Paik ナム・ジュン・パイク
平川恒太《どこから来たか、どこへ行く – 信仰と造形》
若林奮
Lee Ufan 李 禹煥・「合間の遊作」
カスヤの森現代美術館
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神奈川県立近代美術館・葉山

  • 栗林隆 Roots
  • 会場 神奈川県立近代美術館 葉山 エントランス、講堂、中庭ほか
  • 会期 2024年12月14日(土曜)-2025年3月2日(日曜)
  • 休館日 月曜日(1月13日、2月24日を除く)、12月29日(日曜)-2025年1月3日(金曜)
  • 開催時間 午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • 観覧料 一般1,000(900)円

本展はメインの展示室が工事中のため、券売のエントランス+野外、講堂、ロビーに作品を展開している。

美術館に着くと、巨大なインスタレーション・《Tanker Project》(2021-)が目に入る。チケット売場に行くと、今回の展示概要を説明され、その後チケットを購入となる。フラッとやってくるお客様に「何じゃこりゃ」と言われないための配慮と思われる。

チケット売り場はタンカー内部を模しており、オイル缶が並べられ、その上のガラスケースには枯れた木と葉のついた木が閉じ込められている。
展覧会概要から引用すると《Tanker Project》(2021-)は「タンカーを様々な生態系が共存する一つの場として、さらには思想や作品を運ぶプラットフォームとして捉えた」とのことで、移動と時間を表しているようだ。

その脇に置いてある「YATAI TRIP」は、講堂で上演されている「Indonesia Yatai Trip」・2018・30分で使われたものと思われるが、今回は映像を見る時間が無かった。

《Tanker Project》
Yatai Trip

講堂の映像作品は全6作品がループしており、全部見ると2時間18分となる。

ロビーは、ドローイング、写真、立体と様々展示され、作家のアトリエのようになっている。

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ロビー展示風景

作品の撮影については、券売エントランス+野外は静止画撮影の制限無し、講堂内は撮影不可、ロビーは静止画の風景写真はOKとなっている。動画はすべてNG。

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神奈川県立近代美術館・葉山
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移動方法

今回は、ぐだぐだになっていた横須賀線でJR・横浜駅からJR・衣笠駅まで移動して徒歩で、カスヤの森現代美術館に移動した。

カスヤの森現代美術館から神奈川県立近代美術館・葉山は京急バスで行くことができる。

  • カスヤの森現代美術館の最寄りバス停は金谷バス停(徒歩10分程度、1時間に1本程度)
  • 神奈川県近代美術館・葉山の最寄りバス停は葉山大道バス停(徒歩20分程度)、このあたりの幹線道路・森戸海岸線を横断することになるので、横断歩道、信号を使うなどして安全に渡るべし。

目的地を逆にしても同じバス停を使う。
バスは交通系ICカードが使えて、料金は距離料金で2025年1月現在の価格は410円なり。

横浜への帰りは、神奈川県近代美術館・葉山の前にある三ケ丘バス停から、逗12に乗って逗子・葉山駅バス停で下車して、京急線で横浜に戻った。

今回使用した以外の移動方法を記載する。

神奈川県近代美術館・葉山へ向かう場合、JR・逗子駅京急・新逗子駅からバスとなる。いずれのバスもJR・逗子駅が始発で、京急・新逗子駅を経由して目的地に向かう。
神奈川県近代美術館・葉山の最寄りのバス停は、逗12三ケ丘バス停、迂回ルートとして逗2,5,6,7と本数の多い路線の旧役場前バス停から徒歩でも訪問できる。

以前は横浜駅から葉山大道、旧役場前に行く高速バスがあったんだけれど、ダイヤ改正で減便されて今は使えない。湘南国際村センターまで行って、バスを使って移動もできるけどそこまでの費用をかける価値はないかな。

カスヤの森現代美術館は以下3つの方法が有力だ。バスの場合はいずれも金谷バス停を利用する。

  • JR・横須賀駅からバス
  • JR・衣笠駅から徒歩(バスも使えるけど、徒歩と時間は変わらない)
  • 京急・横須賀中央駅からバス

三浦半島の代表的な美術施設

  • 横須賀美術館
    • 公共交通の場合は、行きは京急・馬堀海岸からバス。帰りは浦賀駅にでて帰るのがお勧め。
    • JR・横須賀駅、京急・横須賀中央駅からもバスで行けるが、土日は道が混んでいるので、馬堀海岸まで電車で行くのがお勧め。
    • JR・久里浜駅、京急・久里浜駅は浦賀駅でバス乗り換えなのであまりお勧めしない。
    • 車の場合は、朝一で行かないと駐車場が満車になること多し。
  • 金沢文庫
    • 公共交通の場合は、京急・金沢文庫駅から徒歩。
    • 車の場合は、近所の有料駐車場を使うことと、道がものすごく狭く一方通行も多いので、あまりお勧めしない。
  • 神奈川県近代美術館・葉山
    • 館前にある駐車場は広く止められなかったことはない、ショップ、レストランで食事、買い物をすると駐車料金の割引あり。
  • 山口蓬春記念館
    • 神奈川県近代美術館・葉山から徒歩で移動可能。バスの場合は神奈川県近代美術館・葉山と同じ、車の場合は神奈川県近代美術館・葉山の駐車場か、その他有料駐車場を使う。
  • カスヤの森現代美術館
    • 車で行く場合は、なかり細い道をいくことを覚悟すること。駐車場は3台程度あるけれど、狭いのでけっこう止めづらい。

更新履歴

  • 2025.1.30

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