FUJIFILM 200
海外では主流のISO200ネガフィルム
フジフィルム 200のレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
- スキャン:MINOLTA DiMAGE SCAN PRO
- カメラ:HEXAR-RF LIMITED
- レンズ:CONTAX G BIOGON 28mm
レビュー
フジクフィルム 200は、日本国外で供給されているISO 200のカラーネガフィルム。
日本市場には供給されておらず、輸入業者経由でamazonやrakutenで購入できる。
フジフィルムUSAなど海外のフジフィルムのページを見ると、海外でもフジフィルム 200が供給されているのは一部の地域のようである。
フジフィルム 200の発色はデフォルト設定でスキャンした状態では、地味であっさりした印象だ。
色については後処理をデジタルでする場合、適正露出で撮影していればそれなりに調整ができるだけの幅があるため、完全に飛んでしまうような露出で撮らなければ問題にはならないだろう。
解像感と粒状感だが、以下はDiMAGE SCAN PROでスキャンした、フジカラー 100とフジフィルム 200を日中に撮影した結果の等倍切り出しであるが、粒状感、解像感におおきな差は見られない。露出などの条件によってはフジカラー100の方が粒状感が目立つ場合もある。
何本か撮影して、そのように感じるため、両フィルムの違いはネーミングだけのような気がしてきた。
アメリカのコダック社はコンシューマ向けフィルムはISO200 & ISO400で販売している。おそらく、アメリカのユーザーにはISO 200 &400が馴染みがある撮影感度なのであろう。フジフィルムとしても、ISO 100フィルムを売るよりも、アメリカ人にとって馴染みのあるISO 200を売りたいだろうから、ネガフィルムのカバー範囲を生かして、ISO150程度のフィルムを日本向けは100、海外向けは200とネーミングしたフィルムを提供しているのではと勘ぐってしまうところだ。
フジフィルムUSAはフジフィルム 200の詳細な情報をPDFで提供しているが、日本のフジフィルムは同様の情報は無く、スペックを比較することはできなかった。海外ではフジカラー 100が提供されていないので情報が無い。
ギャラリーの作例はCONTAX Gマウントのビオゴン28mをMマウントに改造したレンズを使用している。フィルム時代のレンズなのでフィルムとの相性はとてもよい。
以下の切り出し画像は撮影条件、レンズが異はなり、スキャン>Jpeg>Webpと圧縮しているので厳密な比較ではない、参考程度に見ていただければ幸いである。
価格は2024年現在、3本パックが6000円〜、1本だと3000円くらいのプライスがついている。アマゾンUSAで3本パックが25ドル程度なので、輸入の経費を考えると輸入業者にとってそれほど大きな利幅ではないと思われる。
仕様
商品名 | FUJIFILM 200 |
メーカー | フジフィルム |
フィルム種別 | カラー・ネガフィルム |
ISO感度 | 200 |
カラーバランス | 日光 |
フィルム処理 | C-41,CN-16 |
フィルム材料 | 三酢酸セルロース(Cellulose Triacetate) |
解像度 | 125本/mm (コントラスト 1000:1) |
DXコード | あり |
特長 | – |
フィルム厚み | 137μm(0.137mm)・マイクロメータによる実測 |
発売日 | – |
参考文献・参考リンク
- FUJIFILM USA(フジカラー200の公式ページ)
更新履歴
- 2024.10.26