KONICA HEXANON 1:1.2 / 60
コニカ製ライカLマウント(スクリューマウント)レンズ、HEXANON 60mm F1.2をLeica Mデジタルカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー>
HEXANON 60mm F1.2 写真例
<レンズの印象>
2008年2月に中古で購入した。レンズシリアルが2桁の個体で、購入時からの値上がり率はNo.1で、手持ちのレンズで最も高価なレンズになっている。残念だが購入した上野のカメラ屋はすでにない。
入手以来ずっと手放さずに使っているお気に入りのレンズで、多くの大口径レンズが最短撮影距離が1mのなか、大口径レンズにもかかわらず0.8mまで寄れ、この0.2m余分に寄れるのは非常に心強い、焦点距離も60mmと標準50mmより10mm長くより被写体を大きくフレームできることがうれしい。
本レンズには60mm専用ファインダーがあるが、50mmフレームの少し内側を意識して撮影するか、EVFを使用するため専用ファインダーを使うことはほとんどない。また、逆光耐性も十分なため巨大なレンズフードもつけることもほとんどない。
最近は、HasselbladのX1Dを入手したのでX-Mマウントアダプターを経由して使用したことろ、レンズのイメージサークルに余裕があるようで、撮影結果に極端な周辺減光はみとめられなかった。FUJIFILMのGFXも同センサーサイズなので問題なく使えると考える。
別サイトでこのレンズの紹介ページを作っていたら、海外のマニアからレンズを売ってくれとのメールが来たことがある、世界中レンズマニアはいるものだ。値段が極端に上がった影響から、本レンズは市場で比較的見られるようになったが、その値段を出すならNoctilux買うと正直なところだ。販売本数の少ないレンズでも売れなければ下がってくるのが世の常で、価格の下がり待ちをするか買えるときに買うか悩ましい問題だ。





<レンズの仕様>
コニカ製ライカLマウント(スクリューマウント)レンズ、800本限定のレンズで藤沢商会が小西六写真工業がリリースした同スペックのレンズを復刻した2代目になる。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 60 | |
最大絞り | 1.2 | |
最小絞り | 16 | |
レンズ構成 | 6群7枚 | |
最短撮影距離(m) | 0.8 | 全域カメラ距離計連動 |
レンズ長(mm) | 51.5 | |
レンズ最大径(mm) | 60 | |
フィルター径(mm) | 58 | 銀色の専用品あり |
重量(g) | 388 | レンズ +L/Mアダプタ |
<参考文献・リンク>
- 世界のライカレンズ Part2(66ページ)/写真工業出版社・2008年4月30日第2刷発行
- 小西六時代の60mm F1.2 / Camera-Wiki.org(英語)
- コニカ60mm F1.2 / Camera-Wiki.org(英語)