エロール・ル・カイン展 / 八王子夢美術館

【感想題】「世界を魅了するイメージの魔術師」
目次
エロール・ル・カイン展 / 八王子夢美術館
概要
- 展名:エロール・ル・カイン展 / 八王子夢美術館
- 開催期間 :2025.04.5〜2025.06.1
- 開催場所 :八王子夢美術館(東京・八王子)
本展展示作品は山梨県の清里にある絵本ミュージアム清里の所蔵品で、以下7章+特別展示で構成され、作品数は全213点、会期中展示替え無し。
- 物語にかけた魔術
- 魔術の原点を東洋に辿る
- 魔術の先生は映画
- それは舞台のように
- 借り物上手のカササギ
- 子供たちのために
- イメージの魔術師永遠なれ
- 特別展示〈世界の絵本古書〉
館内について
- 館内は撮影禁止。
- 紙の作品リストは受付で作品リストが欲しい旨伝えるといただける。
- 本展はぐるっとパスの提示で入場可能。
- ぐるっとパスでの入場ではチケットの半券はいただけない。チケット半券はチケット購入者のみ渡しているとのこと。

【感想】「世界を魅了するイメージの魔術師」
ル・カインの作品は印刷に適したメリハリの効いた色使いと描き込みが印象的だ。しかし、「階下の幽霊」はアニメーション原画ということもあり色調を抑え陰影でシーンを作り込んでおり、作風の広さを感じさせる。
また、作風に関しては作品にふさわしい画風を選択し、中華風、インド細密画風、和風、洋風とあらゆる地域のエッセンスを抽出して己の作品に昇華していたことが展示作品からわかる。
1章には、さくらももこさんがル・カインの足跡を感じるためにイギリスを旅するエッセイ「憧れのまほうつかい」の表紙原画が展示されていた。
後半部分から猫が画面に現れるようになり、キャッツシリーズでは主役を務める。
7章ではルカインの日常を収めたスナップが展示されており、写真に写った魔術師は少し神経質そうな細面で鋭い視線が印象的だった。
会場では、ル・カインに関する動画を2本流していた。
特別展示は、〈世界の絵本古書〉と題して、A・ラッカム、W・クレインなどが絵を提供した古書を展示していた。
本展展示作品は「絵本ミュージアム・清里」所蔵品ということで、清里ならに行ったことがあったかな?と思って過去の日記を探したら、訪問していたのは「軽井沢絵本の森美術館」という別の絵本美術館だった。
まとめ
ル・カイン作品の印刷物だけで無く、下絵、原画を間近でみられる貴重な機会だ。
それほど広くない展示室に小作品を213点展示しているため、じっくり鑑賞するとけっこう時間がかかる。
「絵本ミュージアム・清里」では定期的に、ル・カインの作品を展示をしているため、いずれ館を訪問したい。
関連リンク
- 八王子夢美術館・公式ページ
- 八王子夢美術館・過去の展示・公式ページ
- 絵本ミュージアム・清里・公式ページ
- 軽井沢絵本の森美術館・公式ページ
更新履歴
- 2025.5.29
撮影機材
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