LEICA S with HC f3.5 50mm II
ライカSにちょうどいい準標準レンズ
HASSELBLAD HC50mmをライカS typ007で使用したレビュー
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目次
ギャラリー
レビュー
所有しているHC 50mmはオレンジドットの新型で、LEICA SでもHASSELBLAD X2Dでもオートフォーカスでレンズを使うことができる。LEICA Sに取り付けた姿はカメラとのバランスが良い。
LEICA Sのセンサーサイズによって焦点距離は35mm判の0.8倍で40mmとなる。この40mmは35mmと50mmの間で微妙な焦点距離と呼ばれるが、個人的には35mmより狭いを意識するより、50mmより少しひろいを意識して使うことが多い。
中判レンズでは35mm判換算で焦点距離50mmとなる焦点距離65mmのレンズは、X2DにXH-Converter0.8経由で装着するHC80mmしか持っていないため、LEICA SではこのHC50mmかズームレンズを使うことになる。LEICA S純正は45mmの次は70mmにとんでしまい、50mm近傍はVARIO ELMAR 30-90に飲み込まれている。他にAFで使用可能なレンズとして、CONTAX 645のDISTAGON 55mmは35mm判換算45mmの焦点距離となり興味深いが、2023年現在すっかり高価になってしまい手を出す気がしない。
このレンズは最短撮影距離が0.6mとなっており、X2Dでも書いたが、あと一寄りできないところが惜しいレンズで、LEICA Sは延長チューブが使えないため、近接撮影については回避方法が無いため、最短撮影距離については割り切って使うことになる。
中判レンズで50mmという焦点距離は、HASSELBLAD V、Fレンズ、PENTAX645の古いマニュアルレンズ、MAMIYA645はシフトレンズ、FUJIFILM GF50mmくらいで、35mm判では標準と言われる焦点距離50mmは中判レンズではあまり見かけない焦点距離になっている。
所有する中判レンズで焦点距離50mmは、このHASSELBLAD HC50とHASSELBLAD HCD35-90、CONTAX 645 VARIO SONNAR 45-90の三本で、ズームレンズに飲み込まれていることがわかる。他社も50mmをカバーする標準ズームはリリースされている。
手持ちの3本で撮影結果を見比べると、一般的な撮影ではそれほど大きな違いを感じることは無く、ズームレンズの性能向上と利便性がよいことを感じる。
それでも単玉を使うのはその制約の中で撮影する術を忘れないようにすることのためだと思う。
HC50-IImmレンズ構成図(ハッセルブラッド公式ページより引用)
GF50mmレンズ構成図(FUJIFILM公式ページより引用)
仕様・比較
項目 | HC50-II | GF50mm |
焦点距離(mm) | 50 | 50 |
最大絞り | 3.5 | 3.5 |
最小絞り | 32 | 32 |
絞り羽根 | – | 9 |
レンズ構成 | 7群11枚 | 6群9枚 |
最短撮影距離(m) | 0.6 | 0.55 |
レンズ長(mm) | 116 | 48 |
レンズ最大径(mm) | 85 | 84 |
フィルター径(mm) | 77 | 62 |
重量(g) | 975 | 335 |
リリース年 | 2016? | 2019/9/26 |
価格(¥/税別) | 650,000- | 138,500- |
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2024.9.18
- 2023.9.86.28
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