MACRO ELMAR 4/100(ROM)

ライカR用マクロレンズ、Macro-Elmar 100mm F4をデジタルカメラで使用した記録

目次

<レンズの印象>
ライカの100mmマクロレンズは、有名なAPO-MACRO-ELMARIT(AME) 100mmとこのMACRO ELMAR 100mmの2つがある。そのうちのどちらかを選ぶかを考えたとき、通常はAMEを選択する人が多いだろう。しかし、このMACRO ELMARにもいくつか利点あり、レンズ単体ではAMEは倍率1:2だが、ME100は倍率1:1.75まで寄ることが出来る。レンズ自信もコンパクトでAMEは760g、ME100は540gと3割程度軽い。そしてME100はAPO-EXTENDER x1.4を使うことができ、そのとき焦点距離140mmとなり最短撮影距離は変わらないため、よりクローズアップした写真を撮ることができる。
色補正はAPOが付いていないレンズなので、被写体周辺部に偽色が見えることがある。逆光耐性もそれほどよくなく、太陽がはいるとコントラストが低下した写真になる。

MACRO ELMAR100は以前3CAM版を購入し少し使って売ってしまったが、2023年に3CAM改造のROM版を見つけたので再度購入した。
中古市場ではあまり使い込まれた個体を見ることは無く、美品状態の品をよくみかける。値段も3CAM以前ならば5万円程度からみかけるため、入手しやすいレンズだ。

HASSELBLAD X2Dで使用(FUJIFILM GFXシリーズも同様)すると、イメージサークルが大きなことが確認できる。サンプルはすべてX2Dだが、空のはいった写真においても周辺減光はほとんど見られない。

接写リング:3CAM汎用・14256
接写リング:ROM端子付き・14299

<レンズの仕様>
Macro-Elma 100mmは、ハーフマクロに分類される最大撮影倍率1:175(0.6m)で、等倍撮影倍率(1:1)を得るためには接写リングを使う必要がある。接写リングはいくつか種類があり、Macro-elmarit/Elmar専用、3CAM汎用、ROM端子付き汎用などがある。
このレンズは1/2/3カムでリリースされており、R-CAM/ROM-CAMは製造されておらず、ROM-CAMは旧カムの改造品となる。所有レンズは3CAMをROM-CAMに改造されている。

項目備考
焦点距離(mm)100
最大絞り4
最小絞り22
絞り羽根8
レンズ構成3群4枚
最短撮影距離(m)0.6
レンズ長(mm)120
レンズ最大径(mm)67.5
フィルター径(mm)55 mm
重量(g)540

<参考文献・参考リンク>

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