Ms-Optics H-PETZ 57mm

H-PETZ 57mm F2(MS-Optics / 宮崎光学)のレビューと写真作例

目次

ギャラリー

Leica M10

LEICA M-P

レビュー

H PETZ 57mmは、MS-Optics(宮崎光学)の歴史シリーズ第3弾でペッツバールレンズをオマージュしたレンズ。
4群4枚はオリジナルのペッツバールと同じだが、ペッツバール型レンズは長焦点レンズであり焦点距離を短くすることが難しいため、レンズ構成を見直すことにより35mmフィルムサイズで標準50mmから焦点距離から少し長くなった57mmが採用されている。

微妙な焦点距離と、このレンズを使うという明確なモチベーションが持ちづらく稼働率の低いレンズ。後継のVario Petzを持っているため、ほとんど出番がない。

本レンズについては、宮崎氏から、「これ以上焦点距離を縮めると性能が確保できない。」とのことを聞いている。
また、本レンズの利用者から「使ってみると普通のレンズだった。」とのことを聞き及び、より柔軟に収差を調整できるVario Petzが開発される。

本レンズの微妙な焦点距離はEVFで使用する際は問題にならないが、ライカレンジファインダーで使用する場合、50mm枠より少し内側が写ることを意識して使用する。

レンズ構成図はレンズ説明書より引用

仕様

項目備考
焦点距離(mm)57
最大絞り2
最小絞り16
レンズ構成4群4枚ペッツバール型
最短撮影距離(m)1m全域カメラ距離計と連動
レンズ長(mm)37
レンズ最大径(mm)50
フィルター径(mm)40.5通常とは逆向きに装着
重量(g)110

参考文献・参考リンク

更新

  • 2024.02.15:改稿
  • 2022.01.26:初稿

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