PENTAX Q +KINO SANKYO 13mm F1.9
Dマウントレンズ、KINO SANKYO 13mm F1.9のレビューと写真作例
目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影はペンタックス Q7
レビュー
KINO SAKYO 13mm F1.9は、Dマウントレンズで焦点距離が18mmで、35mm版換算の焦点距離にするとPENTAX Q、Q10は99mm、PENTAX Q7、Q-S1は94mmの中望遠レンズとなる。
中古で購入したレンズだが、レンズフード、レンズフロントキャップ、レンズリアキャップとフルセットで付属していた。価格も定価のペンタックス・トイレンズくらいなのでリーズナブルであった。一昔前はその半額くらいで流通していたようだ。
写りは絞り開放のF1.9ではボヤッとしており、Qの背面液晶で4倍拡大、ピントピーク機能を駆使してもピント位置はわかりづらく、フォーカスブラケットを駆使して押さえのカットが必要だと感じる。F4〜5.6くらいに絞るとピント位置はだいぶわかりやすくなり、撮影結果もシャキッとしてくる。しかし、絞ると周辺部のケラレが目立ちはじめる。ケラレについては後述するが、レンズのイメージサークルの問題ないのでどうしようにも無い。
所有しているレンズは、アダプターの精度かレンズ側の問題かは切り分けできていないが、∞位置はいい加減でレンズ指標3mくらいで無限が合焦し、最短撮影距離は0.8mくらいで目測とレンズ指標(レンズ指標の最短撮影距離は1mだが、そこからもう少し繰り出せる。)は概ね合っているようだ。
PENTAX Qへのレンズ装着は、K&F Conceptのマウントアダプターを使っている。アマゾンジャパンには数種類のアダプタが売られており、最も安いアダプタは1000円くらいで購入できる。 *1
Dマウントレンズは、8mm撮影用(撮影範囲 4.4×3.31ミリ)のレンズで、Q、Q10が採用する1/2.3センサーのサイズが6.2mm x 4.7mm、Q7、Q-S1の採用する1/1.7センサーのサイズが7.5mm x 5.6mmなので、Dマウントレンズが想定している撮影範囲を両センサーともに超えているため、レンズ設計に余裕が無いイメージサークルの小さいレンズでは周辺部がけられる。
カメラへの取付はφ26.5mmのねじ込みマウントを採用しており、市場には焦点距離は6mm〜100mmのレンズが流通している。
PENTAX Qはメカシャッターを持たないため、このレンズを使用する場合はセンサーシャッターを使用する。
PENTAX Qは撮影用センサーサイズが小さいため、35mm版換算で約5倍となるため、望遠側の焦点距離に関して不自由すること無いため、Dマウントレンズに期待するのは、6mm〜19mm程度の短い焦点距離となるが、先達がウェブに残しているレンズテスト結果をみると、広角側はイメージサークルが小さいレンズが多いようで周辺部がけられる可能性が高い。ケラレを生かした表現をするか、トリミングをするかくらいしか選択肢はない。
Dマウントレンズは、すでに価格も上がっているので積極的に集める気は無い。中古屋で見かけた際に適価であれば増やしていこうと思う。
PENTAX Qシリーズの供給が止まり、Dマウントレンズの活用法が難しくなってきたところで、DマウントとEマウントの変換アダプター *1が供給されているが、Eマウントの場合センサーサイズが小さい方でAPS-Cであるため、ソニーのAPS-Cサイズセンサーは23.6×15.6mmなのでトリミングして使うことになる。PENTAX Qと同じサイズまでトリミングすると、2400万画素のセンサーで約1/3の800万画素が使える領域となる。800万画素あれば通常の使用には耐えそうなのでそのうちトライしようと思う。
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仕様
項目 | KINO SANKYO |
焦点距離(mm) | 13 |
Q10・35mm版換算焦点距離 | 72 |
Q7・35mm版換算焦点距離 | 60 |
最大絞り | 1.9 |
最小絞り | 16 |
絞り羽根 | 5 |
レンズ構成 | 不明 |
最短撮影距離(m) | 0.8 |
レンズ長(mm) | 32.5 |
レンズ最大径(mm) | 27.8 |
フィルター径(mm) | – |
重量(g)(アダプター込み) | 84 |
リリース年 | ? |
参考価格 | 5,000- |
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2024.06.29
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