PENTAX Q 06 TELEPHOTO ZOOM
ペンタックス Q用 望遠3倍ズームレンズ
06 テレフォトズームのレビューと写真作例
目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影はペンタックス Q7
レビュー
ペンタックスQ用 06望遠ズームズームレンズは、焦点距離は15~45mmで、35mm版換算の焦点距離にすると、Q、Q10は83〜248mm、Q7、Q-S1は69〜207mmの望遠ズームレンズとなる。
開放F値はズーム全域F2.8となかなかがんばっている。実焦点距離が15~45mmなのでこの程度の明るさはキープして欲しいところだろう。02 STANDARD ZOOMの焦点距離15mmの開放F値がF4.5なことを考えると、望遠側はこちらのレンズを積極的に使う理由になるだろう。
このレンズはギミックが凝っており、格納時はレンズ全長が短くなる沈胴式レンズで、最小焦点距離の15mmにセットするとレンズ全長が15mm程度伸びる。ここでレンズは軽い抵抗でロックされ、15mm〜45mmの間はレンズ全長が変化しないインナーズームレンズに変わる。価格が安い割りには少々複雑な仕組みを採用しており、手間をかけて設計された商品だと感じる。
フォーカスリングはズームリングに比べると狭く、回転フィールもスカスカだが、オートフォーカス前提のレンズなので、問題ないであろう。
歪みについては、Raw、JPGにそれほど大きな差はなく、レンズ自身の補正がよくできていると感じる。色のりについてはDNGの方が深い色が出ているようだが、JPGも設定しだいでは同様にできるかもしれない。
最短撮影距離は全域1mとなっており、最大焦点距離が45mmのレンズとしては、かなり貧弱な近接撮影能力だろう。0.5m程度まではがんばって欲しかったと思う。
ペンタックスQシリーズは、カメラ側にメカシャッターが無いため、このレンズを含めたAFに対応した4本のレンズは、小さなレンズ筐体にレンズシャッターを装備している。
レンズを使用した結果をみると、どのレンズにも言えるが、等倍はコンパクトデジタル特有のざらざらが気になることがあるが、1/2程度に縮小すると問題の無い描写に見える。逆光については太陽が正面に来る厳しい条件では、フードを装着しても派手なゴーストが発生する。Q10よりもセンサーサイズがわずかに大きいQ7で使用した場合でも四隅の減光などはなく安心して使えるレンズだ。
レンズには以下オプションがある。
- PH-RBA40.5・・・レンズフード(Q7、Q10共通) ←リンクはアマゾンアフィリエイトリンク
- O-LC40.5・・・レンズ前キャップ(40.5mm) ←リンクはアマゾンアフィリエイトリンク
仕様
項目 | 01 | 02 | 06 | 08 |
焦点距離(mm) | 8.5 | 5〜15 | 15〜45 | 3.8~5.9 |
Q10・35mm版換算焦点距離 | 47 | 27.5〜82.5 | 82.5〜247.5 | 21〜33 |
Q7・35mm版換算焦点距離 | 39 | 23〜69 | 69〜207 | 17〜27 |
最大絞り | 1.9 | 2.8〜4.5 | 2.8 | 3.7〜4 |
絞り羽根 | 5 | ← | ← | ← |
レンズ構成 | 5群8枚 | 7群8枚 | 10群14枚 | 8群10枚 |
最短撮影距離(m) | 0.2 | 0.3 *1 | 1.0 *1 | 0.25 *1 |
レンズ長(mm) | 23 | 48 | 56 | 38 |
レンズ最大径(mm) | 45.5 | 48.5 | 50 | 54 |
フィルター径(mm) | 40.5 | ← | ← | 49 |
重量(g) | 37 | 96 | 90 | 75 |
リリース年 | 2011年8月31日 | 2011年9月15日 | 2012.11月 | 2013年12月 |
参考価格 | 17,000- | 25,000- | 14,000- | 40,000- |
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2024.07.28
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