PENTAX Q 07 MOUNT SHIELD
ペンタックス Q用 お手軽・ボディキャップレンズ
07マウントシールドのレビューと写真作例
目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影はペンタックス Q10
レビュー
ペンタックスQ用 07マウントシールドレンズは、焦点距離は3.2mmで、35mm版換算の焦点距離にすると、Q、Q10は63mm、Q7、Q-S1は53mmの標準レンズとなる。
ユニークレンズは貧弱なレンズラインナップを補うためにリリースされたレンズで、安さを追求した造りとなっている。このレンズも例に漏れず、マウントはプラスチック、レンズは1枚、絞りは固定F9、メカシャッター無しと簡素な造りになっている。
写りを見ると、けっして悪いレンズではなく、一枚玉でもこれだけ表現できるのだと感心する。
他のユニークレンズと異なり、パンフォーカスでしか撮影できないため、カメラに付けたら後はシャッターを押すだけの制約が強いレンズだ。
撮影距離によって、撮影結果がドラスティックに変わるため、レンズの癖をつかんでレンズを操れるようになると、このレンズとペンタックス Qカメラでしかできない表現も可能だろう。撮影者の発想と工夫が試されるレンズだ。
カメラないの画像処理について特に考慮されていないようで、このレンズの撮影結果はRawとJPGで結果に差はない。
ペンタックスQシリーズは、カメラ側にメカシャッターが無いため、このレンズを含めたユニークレンズシリーズはセンサーのシャッターを使用して撮影する。
同じような企画として、OMシステムズ(旧オリンパス)からリリースされた、フィッシュアイボディーキャップレンズBCL-0980(9mm F8.0 Fisheye)*1は、「4群5枚のレンズ構成には非球面レンズ2枚を使用」とのことで、1万円程度するがそれなりに真面目につくってある。このレンズは今も所有しており、そのうちレビューを掲載する予定である。
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フジフィルムにも「XM-FL」という同コンセプトのレンズがあるが、定価1万円程度のものが終売してからプレミア価格で売られるという、中古界隈の悪いところがみられる。
仕様
項目 | 03 | 04 | 05 | 07 |
焦点距離(mm) | 3.2 | 6.3 | 18 | 11.5 |
Q10・35mm版換算焦点距離 | 18 | 35 | 99 | 63 |
Q7・35mm版換算焦点距離 | 16.5(15) *2 | 33(29) *2 | 94(83) *2 | 53(53) |
絞り | 5.6 | 7.1 | 8 | 9 |
絞り羽根 | – | – | – | – |
レンズ構成 | 5群6枚 | 3群4枚 | 3群3枚 | 1群1枚 |
最短撮影距離(m) | 0.09 | 0.07 | 0.27 | 0.3 |
レンズ長(mm) | 30.5 | 25 | 19.5 | 6.9 |
レンズ最大径(mm) | 40.6 | 40.6 | 40.6 | 40.8 |
フィルター径(mm) | – | – | – | – |
重量(g) | 29 | 21 | 18 | 8 |
リリース年 | 2011年8月31日 | ← | ← | 2013年7月 |
参考価格 | 6,560- | 4,620- | 4,490- | 2,220- |
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2024.07.23