SIGMA 70-200mm APO DG HSM OS

SIGMA 70-200mm APO DG HSM OS

SIGMA 70-200mm APO DG HSM OSをSIGMA sd Quattro Hで使用したレビューと作例

目次

ギャラリー

写真作例の撮影は以下のカメラを使用した。

  • SIGMA sd Quattro H

レビュー

1.概要

SIGMA 70-200mm APO DG HSM OSは、2018年(A18)にシグマがリリースした、35mmフルサイズセンサー向け、超広角ズームレンズ。

レンズの仕様は、焦点距離はレンズの名称のとおりで、70mm~200mm、絞りは全域でF2.8を維持する。最短撮影距離は、焦点距離70mmのときcmとなっている。
名称にDG HSM OSがついており、”DG”記号はフルサイズセンサー向けレンズ、”HSM”は超音波モーター駆動、OSはOptical Stabilizerとなっている。

17群22枚のレンズ構成で、特殊低分散ガラス=SLD(Special Low Dispersion)ガラス、蛍石とほぼ同等の特性を持つFLD(“F” Low Dispersion)ガラスを使用した贅沢な造りとなっている。
フロントフィルター 77mm径で、プラスチック製のバヨネットフードを装着できる。

シグマSAマウント版は、カメラ側から絞り値を操作するため絞りリングは無く、ズームリング、フォーカスリング、AF/MFの切り替えのスイッチがついてる。レンズ位置指標はプラカバーに覆われている。

このレンズはシグマ SA マウント、ニコン F マウント、キヤノン EF マウント、ソニー A マウント、ペンタックス K マウントの5マウントがリリースされている。

2.使用感

SIGMA 70-200mm APO DG HSM OSSIGMA sd Quattro Hで使用するために購入した。

シグマが35mmフルフレーム(フルサイズ)センサーFOVEONをリリースできていないため、35mmフルフレームで使用していないが、SIGMA sd Quattro Hで使用した場合、素晴らしい解像感で、手ぶれ補正=OSの効きも問題なく、撮影結果の収差補正も良好にできている。APO=アポクロマート使用なので色滲みも押さえられている。

レンズの操作性は、ズームリングはレンズ前方にあり幅が広く、レンズ側の支点はここを使うことが想定されている。対照的に、フォーカスリングは幅が狭くタイトでレンズ付け根側にあるためマニュアルフォーカスはしづらい。
また、回したときのトルクのなさは、シグマAFレンズ共通のフィールで、レンズは基本的にオートフォーカスで使うことが想定されている。
レンズが明るいこともあり、SIGMA sd Quattro Hのオートフォーカス性能で、それなりの精度で合焦していた。

フードを装着すると大柄なレンズがより大きくなるため、フードは装着せずに使っていたが、逆光時に怪しい光が入るようなことはなかった。

3.まとめ

結論としてSIGMA 70-200mm APO DG HSM OSをまとめると、手ぶれ補正機能を搭載した中望遠ズームレンズ。絞り開放F値=2.8と明るく、解像度も十分あるため、SIGMA SD1、sd Quattoroシリーズなどの解像度の高いカメラ、他社の場合高画素のカメラに向いている。

仕様・考察など

フィルム時代の名残、大三元レンズ、これは麻雀用語で白発中の三色を3枚集めて成立する役満、大三元に由来しており、白x3、発x3、中x3を絞り開放F値=2.8のズームレンズの広角、標準、望遠の3種に見立てた呼び名だ。

フィルムカメラ時代は、この仕様のレンズがよく売れたのでカメラメーカー、レンズメーカーを問わず、各社が力を入れていた製品だ。

フィルム時代はISO100が標準的なISO感度で、開放F値=2.8というのは、ほとんどの撮影場面において、手持ちでブレの危険が少ないシャッター速度を確保できる目安として重宝された。しかし、実際は夕暮れ時などは開放F値=2.8では足りない場面もある。また、デジタル時代になりISO3200などの高ISOを常用できるようになったため、開放F値=2.8にこだわる必要性は薄くなっている。

シグマもこの仕様のレンズは力を入れており、70-200mm / F2.8のレンズは早い時期から超音波モーターを搭載しており、超音波モーター搭載レンズをマイナーチェンジを含め6回アップデートしている。

1990年代はSIGMA製の70-200/F2.8は最短撮影距離が長いと某レンズムックで言われていたが、2005年あたりのレンズから、他社と遜色のない最短撮影距離を実現している。

レンズ性能向上のために、バージョンアップ毎にレンズが大きく重くなっているのは、腕力に劣る人間には少々辛いものがある。シグマも若干悔い改めたのか、最近はContemporary 28-70mm F2.8 DG DNのように性能と小型化のバランスを目指したレンズもあり、小型化、軽量化の方向性をより追求して欲しい。

  • APO 70-200mm F2.8 EX HSM(一眼レフカメラ向け・1990年後半から2004年頃)
  • APO 70-200mm F2.8 EX DG HSM(一眼レフカメラ向け・2005年頃〜)
  • APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM (一眼レフカメラ向け・2007年頃〜)
  • APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM(一眼レフカメラ向け・2010年頃〜)
  • 70-200 DG OS SPORTS(一眼レフカメラ向け・2018年〜)
  • 70-200 DG DN OS SPORTS(ミラーレスカメラ向け・2023年〜)
項目70-200mm F2.8 APO EX DG HSMSIGMA 70-200mm APO DG HSM OS70-200 DG OS SPORTS
焦点距離(mm)70-20070-20070-200
最大絞りF2.8F2.8F2.8
最小絞り322222
絞り羽根9911
レンズ構成14群17枚17群22枚22群24枚
最短撮影距離(m)1.8m1.41.2
レンズ長(mm)・(SAマウント)184198203
レンズ最大径(mm)・(SAマウント)868694
フィルター径(mm)777782
重量(g)・(SAマウント)1,2701,4301,805
フードLH835_02LH850-02LH914-01
リリース年200520102017
対応マウントシグマ SA マウント
キヤノン EF マウント
ニコン F マウント
ソニー A マウント
ペンタックス K マウント
シグマ SA マウント
キヤノン EF マウント
ニコン F マウント
ソニー A マウント
ペンタックス K マウント
シグマ SA マウント
キヤノン EF マウント
ニコン F マウント
価格(税別)140,000円
HSM無しは130,000円
150,000円Open

参考情報

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更新

  • 2025.8.31

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