Last updated on 2026-01-31
2026年1月に静岡近代美術館で鑑賞した、特別展「ミロ展」と常設展の感想
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目次
概要(2026年1月現在)
- 展示名:特別展「ミロ展」 +常設展
- 日時:終了日未定
- 開館日: 金・土・日曜日(金・土・日以外の祝日は休館)
- 開館時間:10:30~16:00(入館は15:30まで)
- 料金:支払いは現金のみ
- 一般1200円
- 大高生700円
- 中学生以下無料(保護者同伴)
- ※中学生以下のみの場合は1名300円
- ※障害者手帳をお持ちの方、その同伴者1名は半額割引
- 場所:静岡近代美術館
静岡近代美術館は2016年10月に静岡の大村洋品店の社長・大村明氏の個人コレクションを公開している私設美術館で、静岡県は美術館が熱海、伊豆、神奈川県の箱根などの東部観光地に依存しており、中部から西側にかけてはそれほど美術館が無い地域で、とくに西部は代表的な施設としては浜松・天竜にある浜松市秋野不矩美術館、浜松駅近くの浜松市美術館、平野美術館、掛川駅付近の文化施設くらいしかなく、掛川の資生堂アートハウスも2026年6月末で閉館となるため、西部地方の美術館は愛知県に依存するかたちになっている。
この美術館は、ひさびさに静岡中部に新設された美術館で、建物外観は単純な箱に見えるが入口に入ると竹を植えた小さな空間があり外光が差し込む。展示室は1階2室、2階1室とそれほど広くは無いが、館内設備が面白くて2階展示室へ上がる階段のその上にもう一つ階段がある不思議な空間になっている。この階段について伺ったところ、こちらは2階オフィスからさらに上階に行くために利用されているとのことだ。
館内の展示作品撮影は禁止だが、館内はお願いして撮影許可をいただいた。
こちらの美術館は、同じ静岡市の清水区にあるフェルケール博物館と同じESPAD環境建築研究所が担当している。
美術館への道筋はグーグルマップでもわかるが、駐車場を利用する際は下の公式図が役に立つ思われる。静岡駅周辺は多くの駐車場があるが料金もまちまちなので、事前に調べておいた方がよいだろう。今回は電車と徒歩で訪問したので、美術館利用の割引があるかはわからない。

感想「ほどよいサイズの私設美術館」
特別展「ミロ展」 は、美術館一階の左側で展示されている。展示作品はリトグラフで、ミロ7点、シャガール3点、ピカソ3点を展示している。リトグラフなのでどこかで同じものを見ているはずだが、展示空間が変わると新たな気持ちで鑑賞できる。
常設展は一階右側からはじまり、訪問したときは次の作家作品が展示されていた。
小山敬二2点、小絲源太郎、曽宮一念2点、和田英作2点、藤島武二1点、須田国太郎、小磯良平、熊谷守一、林武、向井潤吉を展示していた。
熊谷守一《猫》は、こちらで販売している「早稲田大学講演会記録 信念のコレクション 静岡に名画を・大村 明」の表紙に載っている作品で、表情の描かれていない猫が歩いている様は、鑑賞者の想像力を喚起する力を持った作品だ。
二階は洋画と日本画が展示されており、次の作家作品が展示されていた。
福本章、金山平三2点、ビュッフェ《花束》、中川一政、アルベール・マルケ《セーヌ川》、藤田嗣治《ボージラール街》、ドラン、コロー《サントゥーアン島の渡し守》、ローランサン、ヴラマンク《道端の家》、ラプード、ユトリロ《モンマルトルのムーラン・ド・ギャレット》《モンマルトルのラパン・アジル》、萩須高徳《シテ・ノレ・パリ》、小磯良平、藤島武二、岸田劉生《秋日小品》、佐伯祐三《紀州風景》、中川一政、萩須高徳《グラン・カナル》、和田英作、前田宜治、黒田清輝、岡田助三郎、浅井忠、萩須高徳《ヴァンブ通り》、安井曾太郎2点、梅原龍三郎2点、岡鹿之助《工場風景》、刑部人、満鉄吾郎、朝井閉右衛門
萩須高徳の3点《シテ・ノレ・パリ》《グラン・カナル》《ヴァンブ通り》は日本画と洋画のエッセンスが融合した荻須らしさを存分に感じさせる作品。こちらの美術館は荻須作品を8点所有とのこと。
岡鹿之助《工場風景》、柔らかな工場建築とデフォルメされた舟の作画に作家の個性が見える。
最後に、ヴラマンク《道端の家》は、それほど大きな作品でないため一目で全体を捉えることができ、そこに現れる独特の濃い色がとても印象に残る。
鑑賞時間は人それぞれだが、それほど大きな展示室で無いため、ざっと見る人であれば30分程度、じっくり見ても1時間ちょっとあれば鑑賞できるだろう。帰り際に美術館の方から質問があるので、印象に残った作品の作者と名前をおぼえておくと良いだろう。
まとめ
小さな私設美術館だがコレクターの感性が見えるコレクションで、公開されていることがありがたい。静岡に寄った際に足を運んで損は無い美術館だ。
大きなお世話だが、以前は月、火と休館だったのが、2026年現在、金、土、日開館と開館時間が縮小されており、洋品店という時代的に難しい商売が母体の美術館なのでこれからも長く続いていくことを願う。
参考情報
- 静岡近代美術館・公式ページ
- ESPAD環境建築研究所・公式ページ
- フェルケール博物館・公式ページ
- 資生堂アートハウス・公式ページ
- 浜松市秋野不矩美術館・公式ページ
- 「内田あぐり 氾 Fluxes・浜松市秋野不矩美術館」鑑賞レポート・Shige’s hobby
旅のページ
同じ日に行った、静岡県立美術館
撮影機材
- SONY DSC-RX1
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更新履歴
- 2026.1.25

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