SUPER ANGULON-R 3.4/21

ライカR用広角レンズ、スーパーアンギュロン 21mm F3.4をデジタルカメラで使用した記録

目次

<レンズの印象>
ライカRマウントのスーパーアンギュロンは、F値がF3.4の旧タイプとF4の新タイプの2種類がある。F3.4はMマウントの流れをくむ対称型レンズで、後玉が大きくマウント側にせりだしている。そのせり出しはMマウントの場合はそれほど気にならないが、フランジバック47.15mmのRマウントレンズとして見ると異形な感じがする。
カメラに装着する前に、マウント内部にそれなりの空間があることを確認しなければ、マウント内部部品と干渉してマウント内部を痛める可能性があるので注意が必要だ。手持ちのカメラのLEICA Tはマウント内部、センサー前に構造物があるため装着できなかった。
また、レンズ固定方法も凝っており、レンズストッパー部分をあらかじめ合わせてマウントに装着し、下写真、右の銀色のスライドパーツを回転させてレンズを固定する。

F3.4の本レンズはフィルムのライカSL向けにリリースされたが、使用時はミラーアップしてからという使いづらいものであった。F4バージョンは、一般的なレトロフォーカスレンズで、Rライカで普通に使用できる。このように癖のあるF3.4バージョンは、市場価格にバラツキがあり、販売店によってはライカ広角レンズとは思えないほど安く買える。
そして、F3.4レンズのような後玉がせり出した対称型の光学系の広角レンズは、古めのフルサイズセンサーでは周辺減光だけでなく、カラーキャストが発生することも、不人気の一因であると考える。
しかし、現在メインで使用しているHASSELBLAD X2Dはセンサーが大型であるため、このレンズではイメージサークルが足りないが、カラーキャストが起きないのがとてもよい。
44mmの横幅のセンサーのうち82%の36mmはギリギリカバーしているので、35mmレンズとしては問題ないと考えられ、使用センサーによっては対称形の歪みのない描写が楽しめる本レンズは見直されても良いと思う。
所有している個体は、レンズ距離計部分の塗装がはげてブラス地がでている。

<レンズの仕様>
SuperAnglon 21mmは、シュナイダー社がOEM提供する広角レンズ。
最短撮影距離は0.2m、∞から最短撮影距離までの回転角は350度程度あり、ほぼ全周する。
絞り環が手間で、ピントリングがレンズ先端にあり、レンズ鏡筒の厚みは薄いが、個人的には誤操作が少ない形状になっていると思う。
絞り羽根はスーパーアンギュロンの伝統にのっとり4枚が使われている。

項目備考
焦点距離(mm)21
最大絞り3.4
最小絞り22
絞り羽根4
レンズ構成4群8枚
最短撮影距離(m)0.2
レンズ長(mm)19Rマウント
レンズ最大径(mm)70
フィルター径(mm)Series VIII
重量(g)228

<参考文献・参考リンク>

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