VARIO-ELAMR-TL 18-56 ASPH.
LEICA Tシリーズ向け標準ズームレンズ、バリオ・エルマーTL f3.5-5.6/18-56mm ASPH.をライカTで使用した記録。
目次
<ギャラリー・LEICA Tによる実写>
<レンズの印象>
LEICA T向けレンズなので、APS-Cサイズのセンサーを対象に作られている。
LEICA SLなどの35mm-Fullサイズセンサーのカメラでは、クロップして使用する。
F3.5-5.6に可変する極普通のズームレンズで、手ブレ補正機構もないため、暗所のローシャッタースピードでは手ブレに気を使う必要がある。
ライカTリリース直後はLマウントレンズの選択肢はほぼ無くとりあえず使うなら、このレンズかSUMMICRON-TL 23mmという感じであった。
標準的なズームレンズなので荷物を少なくしたい旅行などで重宝したレンズだ。
2022年現在であればシグマ製ズームレンズがフルサイズF2.8通しでコンパクトな製品がリリースされており、本レンズを選ぶメリットはほとんど無い。
市販価格はライカプライスで日本メーカーなら実売3万円程度のスペックだろう。
製造も日本の某メーカーでとびぬけた描写力があるわけではない。

<レンズの仕様>
F値可変のズームレンズ、18mmが最も短く、56mm時はレンズ鏡筒が伸びる。
レンズ銘板の表記は、LEICA Tと同時期製造のロットはELMAR-Tで、TL登場時の製造ロットはELMAR-TLとなっているが、性能に差は無い。
最短撮影距離は、18mmで0.3m、56mmで0.45mとテレ端は少し寄れる使用になっている。
収納時逆付け可能な花形のバヨネットフードが付属する。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 18-56 | |
最大絞り | 3.5-5.6 | |
最小絞り | 16 | |
レンズ構成 | 7群10枚 | |
絞り羽根枚数 | – | |
最短撮影距離(m) | 0.3〜0.45 | 18mm〜56mm |
レンズ長(mm) | 60 | マウント面からの距離 |
レンズ最大径(mm) | 63 | |
フィルター径(mm) | E52 | 52mm |
重量(g) | 256 | レンズのみ |
リリース年 | 2014.4 | |
定価(円・税別) | 200,000 |
<参考文献・リンク>
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