LEICA VARIO ELAMR TL 18-56mm

ライカ、バリオ・エルマーTL 18-56mm F3.5-5.6 ASPH.のレビューと写真作例

目次

ギャラリー

レビュー

ライカ、バリオ・エルマーTL 18-56mm F3.5-5.6 ASPH.は、APS-Cセンサーを搭載したライカT、TL、CLシリーズ向けズームレンズ。レンズ鏡筒長さは18mmが最も短く、56mm時にレンズ鏡筒長が最大になる。最短撮影距離は、18mmで0.3m、56mmで0.45mとテレ端は少し寄れる使用になっている。
収納時逆付け可能な花形のバヨネットフードが付属する。

APS-Cサイズのセンサーを対象にしたレンズなので、LEICA SLなどの35mm フルサイズセンサーを搭載したカメラではイメージサークルが足りないため、カメラ側が自動的にクロップしての使用となる。
F3.5-5.6に可変する極普通のズームレンズで、手ブレ補正機構もないため、暗所での低いシャッタースピードのときは手ブレに気をつける必要がある。

ライカ T typ701リリース直後は、Lマウントレンズの選択肢は無くとりあえずカメラを使うなら、このレンズかズミクロン 23mmだった。
軽くて標準的な焦点距離をカバーするズームレンズなので、荷物を少なくしたい旅行などで重宝したレンズだ。しかし、2024年現在このレンズはすでに役目を終えた感があり、2021年にリリースされたシグマ製18-50mm F2.8 DC DN TLというF2.8通しでコンパクトな製品を選択するほうが、価格的にも実用的にも有利だ。

このレンズは定価20万円ほどするが、定価はライカプライスで、日本メーカーが販売すると実売3万円程度のスペックと思われる。本レンズの製造はMade in Japanの日本製で、おそらく製造メーカーが設計していると思われ、とびぬけた描写力があるわけではない。

レンズ銘板の表記は、LEICA T typ701と同時期製造のロットはVARIO ELMAR Tで、LEICA TL 登場時の製造ロットではVARIO ELMAR TLとなっている。両者にレンズ性能の差は無い。

仕様

項目レンズ1レンズ2
レンズ名VARIO-ELMAR-TL18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary
焦点距離(mm)18-5618-50
最大絞り3.5-5.62.8
最小絞り1622
レンズ構成7群10枚10群13枚
絞り羽根枚数7
最短撮影距離(m)0.3〜0.45
(18〜56mm)
0.12〜0.31
(18〜50mm)
レンズ長(mm)60
マウント面からの距離
74.5(L-Mount)
レンズ最大径(mm)63φ65.4(L-Mount)
フィルター径(mm)E52(52mm)55
重量(g)256
(レンズのみ)
290
リリース年2014.42022
定価(円・税別)200,000−Open(65,000程度)

LEICA T/TL Zoom lens バリエーション

レンズ名SUPER VARIO ELMARVARIO ELMARAPO VARIO ELMAR
焦点距離(mm)11-2318-5655-135
35mm判換算焦点距離16.5-34.527-8482.5-202.5
最大絞り3.5-4.53.5-5.63.5-4.5
最小絞り161616
レンズ構成11群14枚7群10枚10群12枚
最短撮影距離(m)0.2〜
(11〜23)
0.3〜0.45
(18〜56)
1.0〜
(55〜135)
レンズ長(mm)77〜9260〜80110〜153
レンズ最大径(mm)736368
フィルター径(mm)E67(67mm)E52(52mm)E60
重量(g)386
(レンズのみ)
256
(レンズのみ)
500
(レンズのみ)
リリース年2015.3.12014.42015.3.1
定価(円・税別)230,000-200,000−230,000-

参考文献・参考リンク

更新履歴

  • 2024.03.06
  • 2023.6.11:微修正
  • 2022.12.4:初稿

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