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Mマウント改造 CONTAX G Hologon T* 16mm

Last updated on 2026-03-21

CONTAX G HOLOGON T* 16mm・Ms-optics改造レンズをフィルムレンジファインダーカメラ M6TTLとデジタルレンジファインダーカメラLEICA M9、EPSON R-D1で使用したレビューと写真作例

ギャラリー

  • 写真作例の撮影はEPSON R-D1、LEICA M9

レビュー

1.概要

ホロゴン16mmは、1994年に京セラがコンタックス G1とともにリリースしたマニュアルフォーカスレンズ。

Ms-optics(宮崎光学)にてライカ Mマウント(レンジファインダーカメラ距離計非連動)に改造されたレンズについて紹介する。

レンズスペックはリンク先を参照のこと

2.使用感

本レンズはCONTX Gシリーズのオートフォーカス(以下、AF)に対応しないマニュアルフォーカス(以下、MF)レンズだ。そのため、レンズ鏡筒にフォーカスレバーを備えている。このため、フランジバックが近いライカMマウントにマウント変更がおこなわれたレンズを見かける。

レンズマウントフランジバック
コンタックス G29mm
ライカ M27.8mm

所有しているレンズは、Ms-optics(宮崎光学)でGマウントからMマウントへ変更したレンズだ。
Ms-optics(宮崎光学)のMマウント・レンズ改造はライカM型レンジファインダーカメラの距離計に連動するという特徴があるが、このレンズはレンズマウント部に空間がないため、マウント部品の取り替えだけとなっており、ライカM型レンジファインダーカメラの距離計には連動しない。

そのため、フィルム、デジタルを問わずレンジファインダーカメラの距離計は使用できず、フォーカス位置の決定は目測ですることになる。絞り値はF8固定で、フィルムカメラはまず問題ないが、デジタルカメラの撮影結果はフィルムカメラの撮影結果よりピントがシビアに確認できてしまうため、ピントをずらして複数枚撮影するピントブラケット、撮影後にプレビューで拡大確認し問題があれば再撮影する。よりお手軽なのは電子ビューファインダーや背面液晶で撮影するとピント位置を正確に合わせることができる。

下写真のようにフィルムカメラ LEICA M6 TTLはレンズの装着に問題なく、指の映りこみにさえ気をつければ、普通のレンズと同様に使用できる。自動露出はけっこういい加減なので、絞りはF8固定なので撮影時の明るさから露出計やデジタルカメラで基準となるシャッタースピードをもとめて、状況に応じてシャッタスピードを増減させることでそれほど失敗無く撮影できる。

フィルムカメラ LEICA M6TTLを使用していた時は、純正16mmファインダーで構図を確認していた。

CONTAX G HOLOGON 16mm Ms-optics +LEICA M6 TTL
CONTAX G HOLOGON 16mm Ms-optics +LEICA M6 TTL

フィルムカメラにせよ、35mmフルフレームセンサーを搭載した、LEICA Mシリーズにせよ、撮影時に油断していると撮影結果に指が写りことがあるため、指写りを回避するために下写真のようにボトムグリップを使用していた。

LEICA M9では構造の確認に純正の16mmファインダーか、フォクトレンダーのアングルファインダーに15mmのアタッチメントを付けて撮影していた。どちらでも問題なく構図の確認ができる。

撮影結果については、LEICA M9のCCDセンサーは場面によっては斜めから入る光線にセンサーが異常な反応を示し、周辺部に紫色のカラーキャストを起こすことがある。この修正は画像ソフトで修正するのはかなり面倒なので、色を捨ててモノクロームでつかうのがベターな使い方となる。

CONTAX G HOLOGON 16mm Ms-optics+LEICA M9

エプソン R-D1はAPS-Cサイズセンサーを搭載しており、35mmフィルム判よりも撮影センサーのサイズの小さいため、撮影結果は35mmフィルムの周辺部が強制的にカットされた状態になるため、カラーキャストは目立たない。しかし、焦点距離が長くなる弊害があり、35mmフィルム判に換算した焦点距離は16mmにセンサーサイズの換算係数1.5をかけた値、焦点距離24mm相当のレンズとなる。
R-D1の搭載しているファインダーには、16mmの構図を確認する枠は無いため、構図確認は24mmもしくは25mmの外付けファインダーを使用するか、ノーファインダーで撮影することが多かった。下写真はファインダーを装着していない。

CONTAX G HOLOGON 16mm +EPSON R-D1

興味本位からHASSELBLAD X2Dに装着して数枚撮影したところ、イメージサークルは圧倒的に足りていないがカラーキャストが無いことに驚いた。晴天下であれば十分に実用できそうなのでときどき持ち出している。それにしてもX2Dに装着した姿は美しい。

このレンズは後玉が出っ張っているので、ライカのシャッター膜にかかりそうな気がするが、筆者が使った範囲だが、デジタルMマウントカメラではEPSON R-D1、M8、M8.2、M9、M typ240で問題なかった。
しかし、シャッター膜ギリギリのところにレンズガードがくるため、膜がたわんだりゆがんだりすると事故につながる危険性がある。

CONTAX G HOLOGON 16mm Ms-optics+HASSELBLAD X2D-100C CONTAX G HOLOGON 16mm Ms-optics+HASSELBLAD X2D-100C

レンズスペックは絞りF8固定で暗く、周辺減光も大きい。そのため、それを抑制するためのF値=F16と暗くなる専用のグラデーションフィルター 4Xを装着しなければ、周辺まで光量の整った画像を得ることができない。

3.まとめ

HOLOGON 16mm Mマウント改造をまとめると、Mマウントにすることにより各種カメラへの装着性が高まりGマウントで使うよりも汎用性が上がる。

この薄くコンパクトな16mmは歪みもないため表現の幅を広げるにはよいレンズだ。

しかし、フィルム面に後玉が相当近づくためカメラによっては装着できない場合、自動露出では正しく測光できない場合があり、使用する際にはマニュアル設定での撮影が必要になる。デジタルカメラの場合はカメラに装着できたとしても、画像周辺部の大きな減光、カラーキャストが発生する場合があるため、使いづらいことが考えられる。

仕様・考察など

普通にカメラボディを握って撮影していると、撮影結果の端に指が映り込んでいることが何度かあった。とくにフィルムカメラは撮影結果の確認が現像後となるため失敗に気がつきづらいため、カメラにボトムグリップをつけて使うのが無難だ。

前玉がとても大きく美しいこのレンズは、実用性はなくとも眺めるだけで満足できることと、Gレンズ改造品を手元でコンプリートしているため、使う頻度は限りなく少ないがキープしている。

中古市場では、オリジナルのGマウント、改造Mマウントの両方をみかける。
基本的な実用性が低いため売れないか、購入者がすぐに手放していると推察される。
筆者の個体はフィルム時代に購入したので中古で10万円を切る価格で購入できたと記憶している。Mマウント改造費用を含めて10万円程度というところだろうか、現在中古では20万円前後で流通しているので価格は高めで安定しているようだ。

数々のレンズのオマージュをリリースする中華勢だが、市場ニーズの低さとレンズの質量が大きく加工もめんどくさそうな本レンズは復刻する気にはならないだろう。

CONTAX G HOLOGON 16mm HOLOGON M 15mm
  • レンズ構成図は各社の配付資料から引用し、サイズはこちらで調整しているため厳密ではない。
項目HOLOGONHOLOGON
焦点距離(mm)16.515
最大絞り8(固定)8(固定)
最小絞り16(フィルター装着)16(フィルター装着)
絞り羽根
レンズ構成3群5枚3群3枚
最短撮影距離(m)0.30.2
レンズ長(mm)11
レンズ最大径(mm)57
フィルター径(mm)– 専用NDフィルターあり– 専用NDフィルターあり
重量(g)120
フードなしなし
マウントCONTAX-GライカM
製造年1994年1972年

参考情報

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更新

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  • 2025.05.22
  • 2025.3.1
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