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アイスブルーの美コンデジ SONY DSC-T90

Last updated on 2025-08-08

SONY Cybershot DSC-T90のレビューと写真作例

目次

ギャラリー

レビュー

Before imageAfter image

1.概要

サイバーショット・DSC-T90は2009年にリリースされた、ソニー製コンパクトデジタルカメラ。

1200万画素のCCDセンサーで、シャッタースピード、絞り、ISO感度は基本的にカメラ任せで、調整の余地はほぼない。レンズ構成は10群12枚〈非球面レンズ4枚/プリズム1枚〉とズームレンズとしては普通の複雑さをしており、焦点距離は35mm判換算、35mm〜140mmの4倍ズームとなっている。

写真では伝わりづらいがレンズカバーにヘアラインが入り、カメラボディは両端がライカMボディのように丸くなったオーバルシェイプをしている。レンズカバーをのぞいたボディ厚みが14mmととても薄い。

内蔵メモリーは11MBと少なく、そのため外部記憶媒体は必須で外部メモリー使用する際はMemory Stick Duoを用意する必要がある。Memory Stick Duoはソニー独自のメモリーカード規格でSDカード連合に敗れていった記憶媒体の一つだ。

このMemory Stick Duoを採用しているためボディ厚みが最薄13.9mmに抑えられている。後継のカメラでSDカードとMemory Stick Duoの兼用スロットを採用したモデルは、このカメラより奥行方向に厚くなっている。

バッテリーは、リチウムイオン電池のNP-BD1が標準添付されている。インフォリチウム版のNP-FD1も使用可能だ。

2.使用感

DSC-T90の画質はT700、T77の1000万画素から1200万画素に増えたが、撮影画像そのもに格段の進化はなく、画質は昼間はそこそこで夜は絶望的と、この時代のコンパクトデジタルカメラのスタンダードを踏襲している。

オートフォーカスの合焦速度と精度は今一つで、カメラのタイミングに合わせてゆったりと撮影しないと、ピンボケのぼんやりとした写真ができあがる。

焦点距離は35mm始まりの4倍ズームと、この時代の標準的な仕様で広角好きには広さが足りない。
28mmか24mmスタートの後継機種があれば欲しいが、レンズスペックは満たした後継カメラはT700、T90ほどまとまったデザインとは言いがたく物欲をそそらない。

レンズはCarl Zeissブランドだが、逆光ではゴーストもでるし、センサーの限界もあり撮影画像の解像度が特別高いわけもなく、その片鱗を感じることはほぼ無い。

背面は液晶ディスプレイで占められており、ボタンはない。ディスプレイはタッチパネルになっており、撮影設定はここでおこなう、タッチパネルの反応の悪さに時代を感じる。
ボディ上面には電源ボタン、シャッター、再生、ズームと最小限のボタンが配置されている。握りどころが難しいカメラなので、操作性はよいとは言えない。前面のスライドカバーを下ろすと電源が入り撮影可能になる。

このカメラはDSC-T77の後継モデルとして発売されたカメラで、上位グレードのDSC-T900はDSC-T700の後継になる。
購入したDSC-T90は、コンパクトデジカメの中でも珍しい色のアイスブルーモデルだ。このアイスブルーは他のカメラでは見ない色で鮮やかなブルーはとても印象的だ。状態のよい中古を見つけて迷わず購入した。考察にて記しているがこの色はT900に存在しない

中古で購入し、液晶部分に段差が見えるような気がしたので、保護フィルムが貼ってあるのかと思っていたら、そうではなくて、液晶基板と液晶ディスプレイの継ぎ目だった。勘違いしたまま素の状態で使っていると液晶のコーティングが一部剥がれてしまい残念な状態になった。剥げが広がらないように慌てて表からフィルムを貼っておいた。このフィルムも粘着性の高いモノだと、フィルムを剥がすときにコーティングを剥がす恐れがある。

それにしても、ソニー製デジタルカメラの液晶コーティングの剥げやすさはなんとかなら無いものかと思う。

3.まとめ

結論としてDSC-T90をまとめると、塗装、表面処理が美しいコンパクトデジカメ、撮影レスポンスが今一つで取りだしてサッと撮影するとフォーカスがあわないことがほとんどだ。

速写には向いておらず集合写真やテーブルフォトなど、比較的のんびりした被写体に向いたカメラだ。

仕様・考察など

世代の違うDSC-T90DSC-T77の違いは、レンズカバーの意匠、ボディカラーとセンサー解像度のみだ。基本的なパーツはほぼそのまま流用している。

同世代でモデル違いのDSC-T90DSC-T900は、若干の寸法&重量違い、背面液晶ディスプレイの大きさと解像度とボディカラーだ。T90は鮮やかめの色が多く、T900はシックな色が多い。
レンズカバーはCybershotロゴにメッキ装飾のないT900のほうがベターだがT900にはアイスブルーがない。

項目DSC-T90DSC-T900
背面液晶3.0型
23万ドット
3.5型
92.1万ドット
サイズ
幅 x 高 x 奥
93.6×57.2×15.0mm
※最薄部13.9mm(レンズカバーを除く)
97.9×57.8×16.3mm
※最薄部15.1mm(レンズカバーを除く)
重量(g)
(メモリーカード、バッテリ含む)
151147
ホワイト
ブラウン
ピンク
ブルー
ブラック
ブロンズブラウン
レッド
シルバー
ブラック

コンパクトデジカメは各社色を競っていた時代がある。ソニーは最大1カメラに5色のボディをラインアップしていた。シリーズ毎に採用した色は異なり、DSC-T90のアイスブルーも他では使われていない。
短いモデルだと3ヶ月、長くても半年に1回カメラのモデルチェンジをしていた2007年〜2010年頃は、リリースするカメラは1ロット作ったら終わりと思われるので、企画、生産が回っていたのはすごいことだと感心する。

以下に、年代順にSONY薄型カメラの名前とリリース年を列挙したが35機種発売されている。

  1. DSC-TX30 2013
  2. DSC-TF1 2013
  3. DSC-TX20 2012
  4. DSC-TX300V 2012
  5. DSC-TX66 2012
  6. DSC-TX55 2011
  7. DSC-TX100V 2011
  8. DSC-TX10 2011
  9. DSC-T110 2011
  10. DSC-T99D 2010
  11. DSC-TX9 2010
  12. DSC-T99 2010
  13. DSC-TX5 2010
  14. DSC-TX7 2010
  15. DSC-TX1 2009
  16. DSC-T900 2009
  17. DSC-T90 2009
  18. DSC-T77 2008
  19. DSC-T700 2008
  20. DSC-T300 2008
  21. DSC-T2 2007
  22. DSC-T70 2007
  23. DSC-T200 2007
  24. DSC-T20 2007
  25. DSC-T100 2007
  26. DSC-T50 2006
  27. DSC-T10 2006
  28. DSC-T30 2006
  29. DSC-T9 2005
  30. DSC-T5 2005
  31. DSC-T7 2005
  32. DSC-T33 2005
  33. DSC-T3 2004
  34. DSC-T11 2004
  35. DSC-T1 2003
項目DSC-T700DSC-T77DSC-T90
カメラ有効画素数10.1-MP10.1-MP12.1-MP
レンズバリオ・テッサー
f=6.18-24.7mm(F3.5-4.6)
35mm換算35~140mm
バリオ・テッサー
f=6.18-24.7mm(F3.5-4.6)
35mm換算35~140mm
バリオ・テッサー
f=6.18-24.7mm(F3.5-4.6)
35mm換算35~140mm
撮像素子1/2.3型CCDセンサー1/2.3型CCDセンサー1/2.3型CCDセンサー
ファインダーなしなしなし
背面液晶3.5型
92.1万ドット
3.0型
23万ドット
3.0型
23万ドット
記録媒体Memory Stick Duo
内蔵記録メモリー4GB
Memory Stick Duo
内蔵記録メモリー15MB
Memory Stick Duo
内蔵記録メモリー11MB
バッテリーNP-FD1
NP-BD1
NP-FD1
NP-BD1
NP-FD1
NP-BD1
外形寸法(mm)
幅 x 高さ x 奥行
95 × 58.4 × 16.493.6×57.2×15.093.6×57.2×15.0
重量(g)
(メモリーカード、バッテリ含む)
160151151
シルバー
グレー
レッド
ピンク
ゴールド
シルバー
ブラック
グリーン
ピンク
ブラウン
ホワイト
ブラウン
ピンク
ブルー
ブラック

オプション

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参考情報

更新履歴

  • 2025.6.23
  • 2024.12.29

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