淺井裕介《都市の野生》 上海の200m白線アート

2019年に中国・上海で開催された「上海都市空間芸術祭2019 / Shanghai Urban Space Art Season 2019」の開催期間中に中国を訪問し鑑賞した記録。
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目次
作品概要
- 作品名:《都市の野生 / Wildness growing up in the city》
- アーティスト:淺井裕介
- 作品サイズ:225m x 15m
- 展示名称:「上海都市空間芸術祭2019 / Shanghai Urban Space Art Season 2019」
- 展示場所:楊浦区黄浦江沿い / Yangpu Waterfront area
- 制作期間:2019年8月〜9月
- 公開期間:2019年9月29日(日)〜11月30日(土)・その後作品はパブリックアートとして残っている。
鑑賞記録
《都市の野生 / Wildness growing up in the city》は中国上海にある。
作品は道路に引いてある白線と同じ素材を任意の形に切り出し、それをアスファルトやコンクリートの地面に焼き付けて作られており、そのサイズは225m x 15mと巨大だ。
上海に作られた《都市の野生 / Wildness growing up in the city》は2025年現在、その集大成とも言え白線画のなかで密度が濃く大きな作品だ。
淺井が残した白線アート(白線画)は日本国内にもあり、東京、神奈川、大阪、静岡、長崎、青森など全国でみることができる。日本国内の作品の一部はグーグルストリートビューで現地に行ったようにみることもできる。
- 東京都・代々木公園の白線・グーグルマップ
- 東京都・代々木公園の白線・ストリートビュー
- 東京都・小金井・グーグルマップ1
- 東京都・小金井・グーグルマップ2
- 東京都・小金井・グーグルマップ3
- 東京都・小金井・ストリートビュー1
- 東京都・小金井・ストリートビュー2
- 神奈川県・新羽駅の白線・グーグルマップ
- 神奈川県・戸塚区上矢部の白線・ストリートビュー
- 千葉県・柏・ストリートビュー
- 大阪府・四貫島・ストリートビュー
- 大阪府・枚方・グーグルマップ
- 岡山県・犬島・ストリートビュー
- 岡山県・犬島・ストリートビュー(2013年の写真なので作品無し、2016年に作品ができる)
- 長野県・大町名店街・ストリートビュー
- 新潟県・十日町・ストリートビュー
- 静岡県・三島・ストリートビュー
- 静岡県・クレマチスの丘・ストリートビュー(たぶんみえない)
- 長崎県・伊王島・グーグルマップ
- 宮崎県・高鍋町・ストリートビュー
- 熊本県・津奈木・ストリートビュー
- 熊本県・河原町繊維問屋街・ストリートビュー
- 国際芸術センター青森(たぶん写ってない)
作品を鑑賞するための最寄り駅は上海地下鉄4号線の楊樹浦路駅から楊樹浦路を西に向かって楊浦大橋を目指して徒歩かバスで移動する。黄浦江にかかる楊浦大橋の手前にある世界技能博物馆のそばに《都市の野生 / Wildness growing up in the city》はある。
目印はオレンジのコンテナクレーンだ。岸壁に200mの作品なので、近くに来ればすぐに分かる。2019年当時は夜間ライトアップもしていたので面白い景色を見ることができた。
また、2019年の訪問時は当地にて芸術祭をやっていたので、現地に作品マップがあり、淺井さんの作品を探すのも容易であったが、いまはパブリック作品として存在しているので案内はないかもしれない。
作品を鑑賞するための移動については移動の記録にも記載したので参照いただきたい。
この作品を写真に収めていると、そばにいたおじいさんからにこやかな笑顔で話しかけられた。内容は正確には分からなかったが「俺はこの作品をよく見に来るんだ、あんたはどこから来なすった」のような内容だった。にこやかなおじいさんの表情を見て作品に親しみをいだいていることが感じられた。
ギャラリー
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移動の記録
2019年の10月中頃に中国に行くか日本で別件に対応するか選択の機会があり、少し考えて中国に行くのも悪くなかろうと、11月4日に成田から上海に向けて旅立った。
成田から上海は貧○旅行者御用達の中国東方航空を選択した。理由は簡単で国内キャリアよりも安価なことが選択の理由だ。飛行機に乗るときはなんかあったらそのときはそれまでと思っている。
朝それなりに早い便だったので、チェックインを済ませて羽田空港で朝飯にする。やはり日本食を食べてしまう。


羽田から上海浦東国際空港は3時間半ほどで、東京から広島へ新幹線で行くのと同じくらいの時間で到着する。
羽田を発った飛行機は何事もなく上海の空港に着いた。
昼過ぎに上海に着いたので空港のケンタッキーフライドチキンで昼飯を食べて、両替をしてから本日の目的地「上海都市空間芸術祭2019 / Shanghai Urban Space Art Season 2019」を開催している楊浦港を目指す。
楊浦港への移動は次の通りである。空港からはまずはじめに複数路線が接続する乗換駅の世紀大道駅を目指す。
世紀大道駅へ空港から行くためには、地下鉄2号線で直通しており、移動時間もそれほどかからない。
もう一つ、迂遠で高価な方法だが、空港から出ているリニアモーターカー(上海トランスピッド)を使う方法がある。せっかく上海に来たので話の種に使ってみた。こちらは、世紀大道駅まで直行していないので、約7分で到着する終点の竜陽路駅まで移動して地下鉄に乗り換える。
竜陽路駅から地下鉄2号線に乗り3駅先の世紀大道駅へ移動して、地下鉄4号線に乗り換えて2駅先の楊樹浦路駅が最寄り駅となる。楊樹浦路駅から徒歩20分程度で目的地の楊浦港に着いた。
中国ではグーグルマップは役立たずなので、捨てスマホにプリペイドSIMと百度地図をいれた。この組み合わせだと中国国内のバス路線も使いやすくなるので、2日目以降はバスで移動することのほうが多かった。


地下鉄では制服を着た警官からパスポートの提示を求められた。中国語でパスポートを出せと言われたのだが、なんとなく言いたいことは分かるが「英語でたのむ」というと英語で質問してきた。パスポートは肌身離さず持ち歩いているので、問題なく開放されたがホテルに置いてくると一悶着ありそうで焦った。
- 移動の記録は2019年のことを記しているので、現地に向かう場合は最新の情報を収集するようにお願いする。
- また、昨今の中国はアプリ支払いが主になっており、現金、クレジットカードが使えるところも少ないため、移動や入館の際の支払い方法に注意する必要がある。
使用機材
- LEICA M10
- REIROAL 1.4/35
- Elmarit-M 2.8/28 1st
- Vario-Prazma 1.5/50
- Mate 20Pro
関連リンク
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更新履歴
- 2024.11.24
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