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[日々写機]LEICA S typ007 +SUMMICRON S 100mm F2

Last updated on 2026-03-31

LEICA S typ007 +SUMMICRON S 100mm F2 ASPH.で桜を撮影したショートレポート

LEICA S typ007は2015年発売の3750万画素中判デジタルセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラであり、レンズのSUMMICRON S 100mm F2 ASPH.は2014年発売のLEICA Sシリーズ向けの明るい単焦点レンズだ。

カメラとレンズを合わせた重量は2.5kg程度で、LEICA Sシリーズとしてはそれほど重たいカメラシステムではない。

レンズとカメラを装着した姿は以下のようになる。

本レンズの焦点距離100mmは、LEICA Sシリーズで使用したとき35mmフィルム判換算の焦点距離は、センサーサイズの換算係数0.8をかけた80mmとなる。

下作例は一般的な風景撮影でよく使う、無限遠より少し近い10メートル程度先の被写体を絞り値=F4.5で撮影した結果で、画面全体で十分な解像感を有していることが縮小画像からも感じられる。また、ピント位置の解像感に関しては作例右画像の中央部切り出しから確認できる。

桜・Cherry Blossom(F4.5) 桜・Cherry Blossom(F4.5 Center Real size)

今回の撮影はフードは装着しておらず、下作例は左上に太陽を入れているが、フレアやゴーストに悩まされることはほとんどなく、レンズの逆光耐性は高いことがわかる。また、これはカメラ側センサーの性能にも依存するが、コントラストを付けた撮影にも十分に対応でき、ハイライトと黒の対比を十分に表現できる。

LEICA S typ007 +SUMMICRON S 100mm F2(Aperture F8)

レンズの最短撮影距離は0.8mで、下作例は0.8mまで寄った撮影結果である。

LEICA S typ007 +SUMMICRON S 100mm F2(Aperture F2.8)

他の焦点距離100mmレンズはマクロレンズを除くと最短撮影距離は1mになっていることが多く、それらのレンズより0.2m近づくことができるため、近接撮影にある程度対応できる。LEICA Sシステムは近接撮影を補助するマクロアダプターがないため、近接撮影はマクロレンズを使う必要がある。

LEICA Sシリーズ用交換レンズのマクロレンズとして、LEICA S APO MACRO SUMMARIT 120mm F2.5が用意されており、このレンズはSUMMICRON S 100mmと近い焦点距離なので比較されることも多いレンズだ。

APO MACRO SUMMARIT 120mm F2.5はSUMMICRON S 100mmと比べて、マクロレンズ特有の撮影画像がフラットで安定している、APO仕様により色にじみが少ない、オートフォーカスの精度が良いなどの3点から、総合的に扱いやすいレンズとの評をWeb掲示板で目にしたことがある。しかし、個人的にはSUMMICRON S 100mmの解像感と柔らかさの危ういバランス感、撮影時に工夫がもとめられ、その撮影結果にわくわくできる、このじゃじゃ馬的な性格を好ましいと感じる。

このレンズの弱点としては、オートフォーカスの合焦速度が遅く精度がイマイチなことである。精度に関してはマニュアルフォーカスの割り込みでピント位置の微調整ができるため、それほど大きな問題はない。また、APO(Apochromat=色収差を補正)レンズでないため、露出が過剰になると被写体縁に偽色が発生することがあるが、これも撮影者の露出調整である程度は回避できる。

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