Last updated on 2025-11-26
エルマー 135mm F4.5を中判デジタルミラーレスカメラ HASSELBLAD X2D-100Cで使用したレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
写真作例の撮影はHASSELBLAD X2D-100Cを使用した。画層はクリックで拡大する。
レビュー

1.概要
ELMAR M 13.5cm F4.5は1931年にリリースされた、ライカL39スクリューマウントの望遠レンズ。
主な仕様は以下の通りで、詳細は表に載せている。
- 開放F値 4.5
- レンズ構成 3群4枚
- 絞り羽根 15枚
- 最短撮影距離 1.5m(一部古いレンズは距離計に連動しない)
- ライカMレンジファインダーカメラ距離計連動 1.5m
- フィルター A36被せ
- レンズカラーバリエーション ブラック
2.使用感
ELMAR M 135mm F4.5はMマウントのレンズだが焦点距離135mmのレンズは、ライカMレンジファインダーカメラの二重像合致では目的の位置にピントをあわせるのが難しい。
そして、このレンズはレンズヘッドが外れるけれど、このレンズヘッドに適合するVISOFLEXヘリコイドが無いため、一眼レフカメラで使用することは難しい。
HEKTOR 135mm用のヘリコイド(ZOOAN)にレンズヘッドをねじ込むことはできるが、その状態のレンズは無限遠がでない近接レンズとなってしまう。もっとショートサイズのヘリコイドが必要と考えられるが、その製品があるという話は聞いたことがない。
このレンズを入手したときはすでにデジタルレンジファインダーカメラが手元に無かったため、そちらでは使用していない。今回の作例は中判デジタルミラーレスカメラ、HASSELBLAD X2D-100Cで撮影した。
所有しているレンズは曇っているため、ギャラリー4枚目のように逆光では大きなフレアが発生して眠い画像になる。これは画像処理ソフトでコントラストを上げる処理をするとある程度は改善する。
HASSELBLAD X2D-100Cはカメラボディにメカシャッターを搭載していないため、動く被写体ではローリング歪みが発生する場合がある。同じ中判デジタルセンサーを搭載した富士フイルムGFXシリーズはカメラボディにメカシャッターを搭載しているので、その心配は無いためレンズを扱いやすい利点がある。
ライカMマウントの長焦点レンズはイメージサークルが広いレンズが多いため、本レンズも期待して試写してみた結果をみると、以下写真を見てわかるとおり四隅に減光が見られ、イメージサークルは赤枠の35mmフィルム判を少し上回と考えられる。もちろん中央に主題が来るような場面では問題にならない程度の減光ではある。

3.まとめ
結論としてELMAR M 135mm F4.5をまとめると、Mマウントでしか使えない最古の135mmレンズ。
もっとも古い135mmレンズで描写は今一つである。その理由の一つとしてレンズが曇っていることが影響していることだ。
価格は安いが、他の135mmレンズとそれほど差が無いため、よほど状態がよくないかぎり、積極的に選択するレンズではないと言える。
仕様・考察など
ライカMマウントの焦点距離135mmのレンズは以下4本の他に、エルマリート M 135mm F2.8(1962)、アポテリート M135mm F3.4(1998)などがある。
最新のアポテリートを除くと、いずれのレンズもリーズナブルな価格で売られている。
135mmレンズはレンジファインダーカメラではピント精度の問題で扱いづらいレンズだが、ミラーレスカメラであれば電子ビューファインダーによって正確にピント合わせができるため、手頃な値段で見かけたら使ってみるのもいいだろう。
レンズを無限遠から使用するためには、カメラのフランジバックが重要で、以下にライカマウントのフランジバックを記した。
| マウント | フランジバック | 備考 |
| Lマウント | 20mm | |
| Mマウント | 27.8mm | |
| L39マウント | 28.8mm | Mマウントアダプターは厚み1mm |
| Rマウント | 47.4mm | R-Mマウントアダプターは各社より提供 |
| Sマウント | 53.3mm | フランジバックの公式値が見当たらないため、CONTAX 645マウントの64mmからS-C645アダプターの厚み10.7mmを引いた値を記載する。 |
| VISO-M | 68.8mm | 14127でRマウント |
| VISO-L39 | 91.1mm | OUBIO/16466でVISO-Mマウント |
焦点距離の135mmと13.5cmに性能的な違いは無く、表記だけの違いである。
| 項目 | テレ・エルマー | エルマー | ヘクトール | エルマー |
| 焦点距離 | 135(mm) | 135(mm) | 13.5(cm) | 13.5(cm) |
| 最大絞り | 4 | 4 | 4.5 | 4.5 |
| 最小絞り | 22 | 32 | 32 | 32 |
| 絞り羽根 | 10 | 12 | 15 | 15 |
| レンズ構成 | 3群5枚 | 4群4枚 | 3群4枚 | 3群4枚 |
| 最短撮影距離(m) | 1.5 (M-mount) | 1.5 (M-mount) | 1.5 (M-mount) | 1.5 (L39-mount) |
| レンズ長(mm) | 63.6 (VISOFLEX-M) | 62.5 (VISOFLEX-L39) | 63.6 (VISOFLEX-L39) | 124 (L39) |
| レンズ最大径(mm) | 60 | 52 | 52 | 52 |
| フィルター径(mm) | 39 | 39 | 39 | A36被せ |
| レンズフード | IUFOO 12575 | IUFOO 12575 | IUFOO 12575 | IUFOO 12575 |
| レンズマウント | VISO-M | VISO-L39 | VISO-L39 | LEICA L39 |
| フランジバック(mm) | 40 | 62.5 | 62.5 | 28.8 |
| 重量(g) | 342 (VISOFLEX-M) | 165 (VISOFLEX-L39) | 247 (VISOFLEX-L39) | 517 (L39) |
| 製造本数 | 28,300- | 25,900- | 108,088- | 5,500- |
| リリース年 | 1964〜 | 1960-1963 | 1933-1960 | 1931 |
参考情報
- TELE ELMAR 4/135・LEICA Wiki
- ELMAR 135mm F4・LEICA Wiki
- HEKTOR 13.5cm F4.5・LEICA Wiki
- ELMAR 13.5cm F4.5・LEICA Wiki
- LEICA ELMARIT M 135mm F2.8・Shige’s hobby
- LEICA ELMAR M 135mm F4・Shige’s hobby
- LEICA TELE ELMAR 135mm F4・Shige’s hobby
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更新履歴
- 2025.11.21


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