FUJIFILM X-TRA 400
ISO400ネガフィルムの新顔
フジフィルム 400のレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
- スキャン:MINOLTA DiMAGE SCAN PRO
- カメラ:RICOH GR21
- レンズ:GR 21mm
レビュー
フジクフィルム 400は、フジフィルムが日本国外で販売しているISO400のカラーネガフィルム。
日本市場は2024年までISO 400フィルムとして、FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400が売られていたが終売に伴い、このフィルムが日本市場へ供給されている。
発色はデフォルト設定でスキャンした状態で、こってりとした色のりでコントラストのはっきりした絵を作る。色については後処理をデジタルでするのであれば、適正露出で撮影しておけば調整ができるだけの余裕がある。あたりまえだがシャドーやハイライトが完全に飛んでしまうような露出では救えない。
解像感と粒状感はDiMAGE SCAN PROでスキャンした、同じく海外供給のFUJI FILM 200と比べると、すべての場面においてX-TRA400はFUJI FILM200にたいして解像感と粒状感が見劣りする。これは高ISO感度フィルムを使うかぎり当然の結果だ。また、同じISO 400のコダック ウルトラマックス 400と比べると、解像感は同程度で、粒状感はX-TRA400が若干荒く、赤の発色が濃くでる傾向が見られる。
このフィルムは、ボディが軽くスナップ用途でラフに撮影するリコー GR21でよく使っている。現像後のフィルムは適度な厚みがあり、フィルムの反り返りも少ないためフィルムスキャナでは取り扱いがしやすい。
2024年現在、フジフィルム製35mmネガフィルムの中では価格は安いほうで入手性も良いため、光が少ない場面で重宝するフィルムだ。
フジフィルムUSAはフジフィルム 400の詳細なフィルム仕様をPDFで提供しているので「仕様」の表はその情報を引用している。
価格は2024年現在、日本は1本の箱売りのみで2000円程度で購入できる。アメリカは3本パックでも売っている。アメリカの価格は1本は14ドル、3本は25ドルなので3本パックのほうがディスカウント率が大きいため、日本も3本パックを売って欲しい。
仕様
商品名 | FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400 |
メーカー | フジフィルム |
フィルム種別 | カラー・ネガフィルム |
ISO感度 | 400 |
カラーバランス | 日光 |
フィルム処理 | C-41 |
フィルム材料 | 三酢酸セルロース(Cellulose Triacetate) |
解像度 | 125本/mm (コントラスト 1000:1) |
DXコード | あり |
特長 | – |
フィルム厚み | 141μm(0.141mm))・マイクロメータによる実測 |
発売日 | 2024年4月5日 |
参考文献・参考リンク
- FUJIFILM USA(フジカラー 400の公式ページ)
- カラーネガフィルム「FUJIFILM 400」の国内導入のご案内
更新履歴
- 2024.11.19