マイチェン M→ LEICA M-P Safari

マイチェン M→  LEICA M-P Safari

LEICA M-P typ240のレビューと写真作例

目次

ギャラリー

  • 写真作例の撮影レンズは
    • LEICA Vario-Elmar-R 21-35
    • Ms-optics改造 SUMMARIT 40mm
    • Ms-Optics改造 C.Z TESS 35mm
    • SUMMICRON M 35mm F2 6枚玉
    • LEICA ELMARIT M 28mm 2nd

レビュー

Before imageAfter image

1.カメラ概要

ライカM-P typ240はライカ M typ240をマイナーチェンジしたカメラ。

基本的なレビューについては、ライカ M typ240のページを参照していただきたい。
ライカ M typ240とM-P typ240の違いは以下の5点だ。

  1. 正面の赤バッチの除去
  2. トップカバーにライカロゴを付加
  3. 液晶のカバーガラスをサファイアガラスに変更
  4. ファインダー枠選択レバーを追加
  5. カメラのバッファメモリーを旧M typ240の1GBから2GBに増量

2.使用感

ライカM-P typ240は、サファリバージョンがリリースされた際に、どうしてもそれを使いたくなって、レンズ込みで、初めて3桁万円越えのカメラに手を出すことになった。
地図のカメラ屋にて、すでに所有していたM typ240とレンズ数本を下取りに出し、さらに足りない分を現金を追加して購入した。これは、欲望が暴走した典型的な例だ。

M-P typ240は、M typ240では削除されたファインダー枠選択レバーが復活している。M型ライカのファインダー枠はレンズの爪の長さで自動的に表示が変わるようになっているが、爪の長さと実際のレンズの焦点距離がズレている場合は、選択レバーがある機種であれば、手動でファインダー枠を切り替えることができる。無いよりは在ったほうがいい装備だが、M6時代に手動でファインダー枠を切り替えているとき、カメラ内部で切り替え部品が外れて、切り替えできなくなった経験があるため、修理費用が高額になりがちな、M型デジタルで同様の事象を経験したくないので、このレバーを触ることはなかった。

カメラの仕様的には、バッファメモリー増量で連続撮影可能枚数が上がっているが、オリジナルのM typ-240のバッファで不自由をしたことがない撮影しかしていないため、このバッファ容量拡大の恩恵を実感したことはない。

ライカ M-P サファリは付属していた限定のズミクロン35mmとともに、ライカM10を購入するときに下取りで売却してしまった。M10が手になじまなかったので、シルバーのM-Pを買い戻すことになるので、M10購入はやめておけばよかったと、後になって思うところだが何事も実際に使ってみないと、自分の中の真実に気付くことはできない。

3.まとめ

結論としてLEICA M-P Typ240をまとめると、LEICA M Typ240と撮影機能面では従来版と大きな違いは無い。
バッファの大容量化は、連写をするカメラでは無いため、効果を感じることはほとんど無い。
M-Pタイプを選択するのは外装の好みが大きな要因となる。

ライカPモデル

M型ライカのPモデルは、フィルムカメラのM4の時代にM4-P、M6TTLの名称変更となるM-P、デジタルカメラになってからは、M9-P、M-P、M10-P、M11-PとM型ライカのマイナーチェンジ版の末尾番号として利用されている。

フィルムのM4とM4-Pの違いは、ブライトフレームに28mmと75mmが追加されただけでカメラの性能に違いはない。デジタル時代のPも外装の変更とカメラ機能の若干のアップデートであり、カメラの本質的な差はない。

以下表にデジタルMにおける、無印とPモデルの違いをまとめた。

無印Pモデル
M9 vs M9-Pトップバー刻印なし
赤バッチあり
通常ガラス
トップバー刻印あり
赤バッチ無し
サファイヤカバーガラス
M vs M-Pトップカバー刻印なし
赤バッチあり
ゴリラガラス
ファインダー枠選択レバーなし
バッファメモリー 1GB
トップカバー刻印あり
赤バッチなし
サファイヤカバーガラス
ファインダー枠選択レバーあり
バッファメモリー 2GB
M10 vs M10-Pトップカバー刻印なし
赤バッチあり
トップカバー刻印あり
赤バッチなし
シャッター機構の静音化
Gorilla®ガラス
タッチパネル式モニターの搭載
M11 vs M11-Pトップカバー刻印なし
赤バッチあり
Gorilla®ガラス
内蔵メモリー:64 GB
トップカバー刻印あり
赤バッチなし
サファイヤカバーガラス
内蔵メモリーを256GB
Leica Content Credentials

仕様・モデル比較・歴代モデル

モデル名M-P typ240M10-PM11-P
カメラ有効画素数2400万画素2400万画素6030万画素
記録画素数5,976 x 3,9925,976 x 3,9929,528 x 6,328
映像素子CMOSCMOSCMOS
センサーサイズ35mm Full size 35.8 x 23.9mm35mm Full size 35.8 x 23.9mm35mm Full size 35.8 x 23.9mm
最低感度20010064
背面液晶サイズ3.0 92万ドット3.0 104万ドット2.95 233万ドット
液晶カバーガラスサファイアガラスGorilla®ガラスサファイアガラス
ファインダー倍率0.680.730.73
EVFEVF2VISOFLEX VISOFLEX2*1VISOFLEX2
最高シャッター速度1/40001/40001/4000
内蔵メモリーなしなし256GB
バッテリーBP-SCL2 *2BP-SCL5 *2BP-SCL7 *2
タッチスクリーンなしなしあり
メディアSD,SDHC,SDXCSD,SDHC,SDXCSD,SDHC,SDXC
リリース年2013.3.202017.01.282022.1.21
サイズ142.0 x 88.5 x 39.5139×80×38.5139×80×38.7
重量(g)(バッテリー含む)・ブラック680660530
重量(g)(バッテリー含む)・シルバー680660640

オプション

  • LEICA M ハンドグリップ(下面カバーを取り替え)
  • LEICA M マルチファンクションハンドグリップ(下面カバーを取り替え)
  • サムズアップ

参考情報

更新履歴

  • 2025.4.28
  • 2024.8.14
  • 2024.06.13
  • 2024.04.05

広告


広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA