LC-A転用 MINITAR-1 32mm

Lomography LC-A Minitar Art lens 32mmをLEICA M10で使用したレビューと写真作例
目次
ギャラリー
- 作例はLEICA M10を使用した。
レビュー


1.概要
LOMO LC-A MINITAR-1 Art Lensは2015年に発売されたLOMO LC-Aの焦点距離32mmレンズをライカMマウントに移植して販売しているレンズ。
主な仕様は以下の通りで、詳細は表に載せている。
- 開放F値 2.8
- レンズ構成 4群5枚
- 絞り羽根 8枚
- 最短撮影距離 0.8m
- ライカMレンジファインダーカメラ距離計連動 0.8m
- レンズカラーバリエーション シルバーとブラック
2.使用感
LOMO LC-A MINITAR-1 Art Lensの焦点距離は32mmと微妙でM型ライカに装着すると35mmのファインダー枠が表示される。
ライカM typ240で使用したとき、撮影結果に周辺にシアンのカラーキャストがみられた。ライカM10で使用したところシアン変色はそれほど見られず、搭載したセンサー新曽運すると考えられる。
絞り開放ではロモ特有の中央はシャープで周辺部でぼんやりする描写で、絞ると全体的にシャッキリと写る。
32mmと一般的なLEICAファインダー枠のない中途半端な焦点距離なのでデジタルMライカで使うよりは、ミラーレスカメラでの使用が想定されている。3万円程度のレンズとしては鏡筒の質感もよく描写に満足できればお買い得なレンズだと思う。
ロモ特有のおしゃれな箱にはいっており、結構な厚さのブックレットも付属する。絞りはクリックなしの連続可変で絞りレバーは少しチープで薄い板の先端にプラスチックのカバーがついている。しかし、安価なレンズので文句は言えない。
レンズはM型ライカの距離計に連動する仕様になっており、通常のMマウントレンズと同様の使い勝手で、目測撮影者のために4段階の距離目盛りがある。
フィルムカメラのLOMO LC-A+は中国製造に変わっいるけれど、本レンズの製造は中国かロシアか?探してみたが情報はみつからなかった。
3.まとめ
結論としてLOMO LC-A MINITAR-1 Art Lensをまとめると、35mmフルサイズセンサーでは、カラーキャストをおこしたり、周辺部で像の崩れる。APS-Cサイズセンサーなど少し小さめのセンサーに向いているレンズで、換算倍率1.5倍のAPS-Cサイズセンサーで48mmとなり標準レンズ相当の焦点距離となる。
仕様
項目 | MINITAR Art Lens | MINITAR | PERAR 35 |
焦点距離(mm) | 32 | 32 | 35 |
最大絞り | 2.8 | ← | 3.5 |
最小絞り | 22 | ← | ← |
レンズ構成 | 4群5枚 | ← | 3群3枚 |
絞り羽根 | 8 | 10 | ← |
最短撮影距離(m) | 0.8 | ← | 0.7 |
レンズ長(mm) | 18 | 22 | 17.5 |
レンズ最大径(mm) | 51 | 60 | 48.6 |
フィルター径(mm) | 22.5 | ← | ← |
フード | – | – | 円筒型ねじ込みフード |
リリース年 | 2015 | – | 2010 |
製造本数 | – | – | – |
重量(g) | 55 | 189 | 70 |
価格(税別) | 28,900 | 27,000(中古実売) | 44,000 |
参考情報
更新履歴
- 2025.5.14
- 2024.02.18
- 2023.12.22
広告
- ライカレンズ・Ads by Amazon
- ライカ書籍・Ads by Amazon
- LOMO LC-A・Ads by Rakuten
- LOMO Minitarレンズ・Ads by Rakuten
コメントを残す