LOMO LC-A MINITAR-1 Art Lens 32mm
ロモ・LC-A ミニター1 アートレンズ 32mmのレビューと写真作例
目次
ギャラリー
- 作例はLEICA M10を使用した。
レビュー
LOMO LC-A MINITAR-1 Art Lensは、LOMO LC-Aに搭載された焦点距離32mmのレンズをライカMマウントに移植して、Lomography自身が販売しているレンズ。
焦点距離は32mmと微妙でM型のファインダー枠は35mmが表示される。
ライカM typ240で使用したときは、周辺にシアン変色が発生してがっかりした覚えがある。ライカM10で使用したところシアン変色はそれほど見られず、使用時の違和感はほぼなくなった。
絞り開放ではロモ特有の中央はシャープで周辺がぼんやりした描写がデジタルで見ることができる。絞ると全体的にシャッキリと写る現代的な描写をする。
別で紹介する、LC-Aから取り出したレンズを移植したと思われる、出所不明のLOMO MINITAR-1はより癖玉の感じがして、癖玉を求める向きには出所不明のLOMO MINITAR-1が向いている気がする。
32mmと一般的なLEICAファインダー枠がない中途半端な焦点距離なのでデジタルMで使うよりは、ミラーレスカメラにつけて使うのが良いと感じる。3万円程度のレンズとしては、質感もよく描写に満足できればお買い得なレンズだと思う。
ロモ特有のおしゃれな箱にはいっており、結構な厚さのブックレットも付属する。絞りはクリックなしの連続可変で絞りレバーにはプラスチックのカバーが付いている。絞りレバーは少しチープな作りだが、値段が安いので文句は言えない。M型ライカの距離計に連動するが、4段の距離印があり、そこに固定しての使用も想定されている。
LOMO LC-A+は中国製造に変わったが、本レンズの製造は中国かロシアか?探してみたが情報には行き当たらなかった。
仕様
項目 | MINITAR Art Lens | MINITAR | PERAR 35 |
焦点距離(mm) | 32 | 32 | 35 |
最大絞り | 2.8 | ← | 3.5 |
最小絞り | 22 | ← | ← |
レンズ構成 | 4群5枚 | ← | 3群3枚 |
絞り羽根 | 8 | 10 | ← |
最短撮影距離(m) | 0.8 | ← | 0.7 |
レンズ長(mm) | 18 | 22 | 17.5 |
レンズ最大径(mm) | 51 | 60 | 48.6 |
フィルター径(mm) | 22.5 | ← | ← |
フード | – | – | 円筒型ねじ込みフード |
リリース年 | 2015 | – | 2010 |
製造本数 | – | – | – |
重量(g) | 55 | 189 | 70 |
価格(税別) | 28,900 | 25,000(中古実売) | 44,000 |
参考文献・リンク
更新履歴
- 2024.02.18
- 2023.12.22
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