Ms-optics PERAR 3.5/35
Ms-optics(宮崎光学)製、広角レンズ、PERAR 35mm / F3.5(SUPER TRIPLET)をデジタルカメラで使用した記録。
目次
<ギャラリー・LEICA M9による実写>
<レンズの印象>
写りはガラス枚数が少なさから、他のPERARとも共通する抜けの良い写真を得ることができる。
M9のフルサイズセンサーにおいても、周辺部まで乱れのない像を得ることができる。これは宮崎氏のレンズ設計データの記述から、中心部の画質を少し犠牲にして周辺部の画質向上にまわしたためとのことである。
明るさが必要胃日中であれば、このレンズは風景から生き物まで十分に活躍を期待できる。
最短撮影距離が0.8mと一般的なレンジファインダーカメラの範疇にあるが、これはレンズがリリースされた年を考えれば仕方がないところだが、0.5m程度まで寄れたら、広角マクロ的に使えて万能なレンズになるように思える。
中古市場でII型を発見したので購入したが、I型とII型のレンズにはほとんど違いはなく、フード形状が異なっていた。


<レンズの仕様>
Ms-opticsが3つめにリリースした焦点距離35mmの広角レンズ。
レンズ枚数が3枚で最初のPERARの名前が与えられたレンズ。
このレンズの後、PERAR-28mm、PERAR-24mm、PERAR21mmとリリースされる。
鏡筒は宮崎氏こだわりの沈胴式で、フード無しの状態で沈胴させるとレンズ部の出っ張りがなくなりマウント部分の厚みの4mmにおさまりボディキャップのようになる。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 35 | |
最大絞り | 3.5 | |
最小絞り | 22 | |
レンズ構成 | 3群3枚 | |
絞り羽根枚数 | 10 | |
最短撮影距離(m) | 1.0 | 0.8mまで繰り出し可能 |
レンズ長(mm) | 17.5 | マウント面からの距離 |
レンズ最大径(mm) | 48.6 | フォーカスレバーなど突起を除く |
フィルター径(mm) | 19 | 逆付け(ライカ・エルマー35mmと同じ) |
重量(g) | 70 | |
リリース年 | 2010.5 | |
定価(円・税別) | 44,000 |
<参考文献・リンク>
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