MS-Optics PERAR 4/28
PERAR (ペラ)28mm F4(MS-Optics / 宮崎光学)をLeica フィルムカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー>
PERAR 28mm F4 写真例(Leica M6 + Negative film)
<レンズの印象>
他のPERARシリーズ同様に、とても薄いレンズでLUMIX GM5など小さなカメラによく似合う。
28mmの単焦点レンズは様々なタイプがリリースされており、非常に個性豊かな焦点距離だ。
個人的にも使用した28mmレンズは数知れず、RICOH GR 28mm、MINOLTA G-Rokkor 28mm、LEICA SUMMICRON 28mm、Orion15、HEKTOR 28mm、HEXANON 28mm、Summaron 28mm、ELMARIT-M28mm、など、1眼レフレンズも含めるとより多くの28mm単焦点レンズで撮影してきた。
その中でも、当レンズはコンパクトだが四隅周辺まできちんと解像すること、像の歪みが少ないことが気に入っている。
コンパクトなレンズだが操作性に問題はなく、ピントは鏡筒下部のピントレバーをスライドさせてスムーズなピント合わせができる。絞りは鏡筒前部にあるため、そこに装着したフードを回すことにより変更できる。
絞りにクリックストップはないため、正確な絞り値は目視で確認する必要がある。
Ms-opticsのコンパクトレンズはセンサーサイズの小さいカメラでの使用がお勧めだ。
本レンズの場合、APS-Cでは42mm相当、マイクロフォーサーズでは56mm相当にトリミングされる。


<レンズの仕様>
MS-Optics(宮崎光学)の広角レンズ、レンズ形式にトリプレット型を採用する。
21mm/24mm/28mm/35mmのトリプレット4兄弟の一つ。
28mmは21mm,24mmのフラットな鏡筒ではなく、緩やかな山型になっている。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 28 | |
最大絞り | 4.0 | |
最小絞り | 16 | |
レンズ構成 | 3群3枚 | トリプレット型 |
最短撮影距離(m) | 0.7 | ∞〜0.8mはカメラ距離計連動 |
絞り羽根 | 10 | |
レンズ長(mm) | 10 | |
レンズ最大径(mm) | 50.0 | |
フィルター径(mm) | 19 | 専用フード内に取り付け |
重量(g) | 45 | 55g(+専用フード) |
価格(税別) | 45,000 |
<競合レンズとの比較>
製造 | Ms-optics | Ms-optics | Ms-optics |
名称 | PERAR | APOQUALIA(I) | APOQUALIA(II/III) |
絞り | 4 | 2.08 | 2.08 |
絞り羽根 | 10 | 10 | 10 |
構成 | 3群3枚 | 4群5枚 | 4群5枚 |
最短距離(m) | 0.7 | 0.8 | 0.35 |
長さ(mm)(*2) | 10 | 9.8 | 9.8 |
フィルター径(mm) | 19 | 28 | 28 |
重量(g)(*3) | 45 | 70 | 70 |
*2:マウント面からの距離
*3:レンズのみの重量
<参考文献・リンク>