Hektor 6.3/28
LEICA製・L39(スクリュー)マウントレンズ、HEKTOR 28mm F6.3をフィルムカメラ、デジタルカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー>
HEKTOR 28mm F6.3の写真例(LEICA M6 / 静岡県の三嶋大社 & LEICA M9)
<レンズの印象>
コンパクトな広角レンズ。1.1万本程度作られているので珍しいレンズではない。
外装がニッケルバージョンは数が少ないためか高価格で中古市場に出てくる。
古いレンズなので、前玉と後玉の貼り合わせ面にバルサム切れが発生して曇っている個体も多い。
作例にあるように、フィルムカメラで露出を切り詰めて、落とすところは落として使うと味が出る。
レンズ本体のコンパクトさは魅力だが、このf値では日中野外でしか使う気にならない。
最新のデジタルカメラで撮影すると、周辺光量落ちはほとんどないが、描写の甘さなど古いレンズなりの欠点も見えてくる。
以前は暗く不人気レンズで安く購入できたが、2022年現在はオールドレンズ高騰に引きずられて価格は上がっている。高価なプライスに見合うだけの価値があるかは疑わしい。


<レンズの仕様>
1935年から年まで製造された広角レンズ。11255本作られている。
トリプレットレンズの派生型で3群のレンズのうち、前玉と後玉が貼り合わせになっている。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 28 | |
最大絞り | 6.3 | |
最小絞り | 25 | |
レンズ構成 | 3群5枚 | |
絞り羽根 | 6枚 | |
最短撮影距離(m) | 1.0 | 全域カメラ距離計連動 |
レンズ長(mm) | 25 | マウント面からの距離 |
レンズ最大径(mm) | 50 | フォーカスレバーを除く |
フィルター径(mm) | 34mm | A36のかぶせタイプも使用できる。 |
重量(g) | 110 | |
リリース年 | 1935年 |
<参考文献・リンク>
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