SUMMARON-L 5.6/28

LEICA L39スクリューマウント、SUMMARON 28mm F5.6をLeica Mデジタルカメラで使用した記録

目次

<ギャラリー>
LEICA SUMMARON-L 28mm F5.6 写真例(Leica M9使用)

<レンズの印象>
ズマロン 28mm F5.6は60年以上前のレンズ、ガラス枚6枚のシンプルな構成で絞り開放から線の細い緻密な描写を得ることができる。
しかし、最大絞りがF5.6であるため、ISO感度を余り上げたくないLEICA M9やEPSON R-D1で使用していたときは、室内など暗い場所における撮影ではシャッタースピードの低下による手ぶれに気をつかうことが多かった。

手持ちだった個体は、167万台で1961年のドイツ製造である。鏡筒に少しガタつき、レンズに曇り、絞り羽に油が少し付着しているレンズであった。
フード込みで購入したレンズ、ズマロンのフードは結構レアで、この時代の縮緬塗装はとても美しい。塗装は丈夫なようで、フード全面にスレは見られるが、フード表面は目立つ傷がない状態であった。
しかし、持っていたフードは、板バネを押し込んでフードをレンズに固定するネジを外す方向に回していくとネジが取れてしまう状態であった。通常ネジがなくならないようにネジ端部に止めの加工をすると思うが、以前の所有者が回しすぎてストッパーが壊れたか、ネジが外れるのが正しいのかは不明である。
他の28mmレンズを使うことが多いことと、何かのレンズと引き換えに、フードとレンズをセットで売ってしまった。

2016/11/02にLEICAよりMマウントのSummaron 28mm・復刻版が発売された。
レンズフードの形は同じであるが、縮緬塗装はされなかった。

<レンズの仕様>
オリジナルズマロン28mmの正式名称は、Ernst Leitz Gmbh Wetzler Summaron f=2.8cm 1:5.6
マウントはスクリュー(L39)マウントで、Mマウントカメラで使用する場合は、L/Mアダプターを用意する必要がある。

項目備考
焦点距離(mm)28
最大絞り5.6
最小絞り22
レンズ構成4群6枚
最短撮影距離(m)1全域カメラ距離計連動
レンズ長(mm)18
レンズ最大径(mm)49突起を除く
フィルター径(mm)34
重量(g)150

<参考文献・リンク>

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