リニューアルオープン 泉屋博古館(至宝編)

「古都で楽しむ日本の美」
目次
リニューアル記念名品展Ⅰ 帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち
概要
- 展名:リニューアル記念名品展Ⅰ 帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち
- 開催期間 :2025.04.26〜2025.06.08
- 開催場所 :泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)
展示は以下5章で構成され、作品数は全101点、前期、後期で場面替えが2点、展示替えが5点あり一度に鑑賞できるのは96点。
- 神仏のかたち 光の国から・1〜12
- 山は呼んでいる・13〜26
- 花と鳥・27〜50
- つどいの悦楽、語らいの至福・51〜55
- 小さきものたち・56〜100
こちらの館内は撮影禁止


感想
こちらの展示室は、2室のコンパクトな展示室で、それほど混んでおらずゆったりと鑑賞できた。
1.神仏のかたち 光の国から
最初の展示室で、仏教関連の展示をしている。
こちらで目を惹いたのは、「《鍍金観音菩薩立像》大理国」、作品説明に「はるかな国がふるさとだ」と記されており、心の中で「ウルトラマンか!」突っ込みをいれた。
《鍍金観音菩薩立像》の隣に展示された「《鍍金弥勒仏立像》北魏」、柔らかい微笑みがとても印象的。
東京の根津美術館で鑑賞した「《水月観音像》徐九方・1323年」と再会、観音様の姿が美しいのはもちろんのこと、衣の透き通る表現、緻密な背景、画面全体が整っていて見飽きない作品だ。
2.山は呼んでいる
ここから大きな第2展示室での展示となる。
山の絵はそれほど惹かれる物が無かった。
3.花と鳥
江戸の2作品が華やかで美しい。
・伊藤若冲《海棠目白図》 江戸・18世紀
・椿椿山 《玉堂富貴・遊蝶・藻魚図》 江戸・天保11年(1840)
4.つどいの悦楽、語らいの至福
六本木の泉屋博古館・東京でみた、「重要文化財《是害房絵巻》 南北朝・14世紀」と再会、やはりフンドシ天狗たちの振る舞いがおもしろい。
5.小さきものたち
重要文化財 八大山人 《安晩帖》清・康煕33年(1694)が場面替えの作品で、第1期「鱖魚」、第2期「猫」、第3期 シークレット「双雀図」、第4期「叭々鳥」。訪問したのは3期目で犬にしか見えない「猫」が覧たかった。
まとめ
コンパクトな展示室に100点近く並べているため見応え十分だ。ライティングもちょうど良いあんばいで見やすい展示室でした。
次の展示として、「リニューアル記念名品展Ⅱ 続・帰ってきた泉屋博古館 近代の美術、もうひとつの在り方」2025.06.21〜2025.08.03で開催される。なかなか京都に行くのもしんどいですけれど、都合がつくなら見にいきたい。
移動
泉屋博古館へは京都市役所周辺で食事をしたあと、京都市バス5ルートを利用したためバスが激混みでかなり後悔した。京都市バス5ルートは京都市役所周辺から、京都国立近代美術館、京都市京セラ美術館(京都市美術館)、岡崎公園、銀閣寺道など大きな観光地を通るため常に混んでいる。京都市役所周辺からだと京都市バス32ルートを使う方がベターと思われる。
関連リンク
- 泉屋博古館・公式情報
- リニューアル記念名品展Ⅰ 帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち
- リニューアル記念名品展Ⅱ 続・帰ってきた泉屋博古館 近代の美術、もうひとつの在り方
- リニューアルオープン 泉屋博古館(青銅器編)・Shige’s hobby
更新履歴
- 2025.5.28
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