SONY α NEX-C3
3シリーズ・2代目コンパクトミラーレス
SONY NEX-C3 ミラーレスデジタルカメラのレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影レンズはSONY E18-55mm
レビュー
1.カメラ概要
NEX-C3は2011年6月に発売されたソニー製ミラーレスカメラ。
カメラの詳細な仕様は下表に載せているが、主な仕様として、1610万画素のAPS-Cセンサー(23.6mm x15.8mm)を搭載し、背面液晶は3インチ92万ドット、正面から見たサイズは110 x 60で小型のスマートフォンよりも小さい。もちろんカメラなのでグリップ部に奥行はあり、レンズを付けるとそれなりの大きさにはなる。
液晶モニターは上下可動式で、上約80度、下約45度まで変更できるが、自撮りのための180度回転や、バリアングル液晶のような柔軟な変更はできない。
バッテリーは、NP-FW50を採用している。
2.使用感
NEX-C3はNEX-3の次にリリースされたカメラなので2代目と読んでいる。
3シリーズは、5シリーズよりもコンパクトなことが特徴で、C3は3シリーズの中でもっともコンパクトで2番目に軽い。もっとも軽いのはNEX-3Nだ。
C3はカメラ厚みとなる奥行寸法を抑えるために、バッテリー室とメモリーカードスロットが分離している。他の3シリーズはバッテリー室とメモリーカードスロットは同じカバー内に同居しており、奥行寸法がC3よりすこし厚くなる。
このC3は中古を数千円で購入したが、このコンパクトさはなかなかよいものだ。しかし、その弊害としてボタンは窮屈でうっかり動画ボタンを押してしまうなど、誤操作の危険がついて回る。
1600万画素あるのでスナップ撮影には十分な性能で、シャッターショックは前機種のNEX-3よりも抑えられており、手ぶれは発生しづらくなっている。シャッター音もいくらか静かになっている。
MFレンズを使うとき背面液晶ではピントがわかりづらい欠点は引き継いでいるが、ピントは拡大表示で回避できる。
バッテリー NP-FW50は電圧7.2Vで1020mAhなので、7.3Whと容量が少ないため、バッテリーの持ちはよくない。
また、充電後、半年ぶりくらいに使おうとすると電池残量が0になっていることが多く、SONY製リチウムイオンバッテリーは使用したいずれの型番でも自然放電をよくする印象で、ときどき充電しておかないと過放電で使えなくなる心配がある。
フラッシュ・HVL-F20Sは、NEX-C3の採用しているスマートアクセサリーターミナル対応の数少ないオプションで、NEX用の外付けEVF・FDA-EV1Sはスマートアクセサリーターミナル2対応となっており、NEX-F3など同端子を搭載するカメラ用で紹介しているNEX-C3では使用できない。
このフラッシュなどを装着するアクセサリーポートはNEXシリーズのややこしいところで、以下の分類となっている。
名称 | 採用カメラ | 特長 |
なし | NEX-3N α5000 α5100 | シューなしと割り切ったカメラ |
スマートアクセサリーターミナル | NEX-3 NEX-C3 NEX-5 | EVF・FDA-EV1S装着不可能 装着アクセサリーはかなり限定される |
スマートアクセサリーターミナル2 | NEX-5N NEX-5R NEX-5T NEX-F3 | EVF・DA-EV1S装着可能 |
オートロック・アクセサリーシュー | NEX-7 一眼レフαシリーズ(α99より古いカメラ) | ミノルタ時代から続く伝統のシュー |
マルチインターフェースシュー | NEX-6 α99 α58 α77 II α99 II ミラーレスα6xxxシリーズ ミラーレスα7シリーズ ミラーレスα1シリーズ ミラーレスα9シリーズ | 2024年現在の主流のシュー ADP-MAAを使うと、オートロック・アクセサリーシューのフラッシュを使用可能 |
NEXシリーズは2011年にフラッグシップのNEX-7を発売、2012年にその廉価版NEX-6を発売、2013年発売のエントリーモデル・NEX-3NをもってNEXブランドは終了する。そして、ソニーの小型ミラーレスカメラはα5xxx、α6xxxブランドに変わる。
Eマウントは比較的コンパクトなマウント径(46mm)で35mmフルサイズセンサーがこれに入るとは思っていなかったが、α7で見事にやり遂げいまの隆盛に繋がっている。
3.付加情報
この3シリーズは、NEX-3、NEX-C3、NEX-F3、NEX-3Nと4代にわたって使われるシリーズナンバーで、α5000などの4桁名称シリーズになってからは、3という番号は使われなくなった。
3シリーズは基本的には廉価バージョンの位置づけで、モデル毎にコンセプトが揺れたカメラだ。
カメラサイズやデザインはNEX-5と対照的に、モデル毎に変わっており、廉価に売ってはいるが開発コストはかかっている。
3シリーズの特徴を端的に記すと以下のようになる。
- NEX-3はNEX-5の廉価版
- NEX-C3はコンパクトモデルとしてシリーズを再定義
- NEX-F3は外付けEVF対応、自撮り機能の強化など、機能面をアップデートしカメラが大型化
- NEX-3Nはコンパクトモデルへ回帰
仕様
モデル名 | NEX-3 | NEX-C3 | NEX-F3 | NEX-3N |
カメラ有効画素数 | 14.2-Mega pixels | 16.1-Mega pixels | 16.1-Mega pixels | 16.1-Mega pixels |
センサーサイズ | APS-C 23.7 x 15.6mm | APS-C 23.7 x 15.6mm | APS-C 23.7 x 15.6mm | APS-C 23.7 x 15.6mm |
背面液晶 | 3.0インチ 92万ドット 上80度,下45度 | 3.0インチ 92万ドット 上80度,下45度 | 3.0インチ 92万ドット 上180度,下13度 | 3.0インチ 46万ドット 上180度 |
EVF | なし | なし | FDA-EV1S | なし |
アクセサリーシュー | スマートアクセサリーターミナル | スマートアクセサリーターミナル | スマートアクセサリーターミナル2 | なし |
最高シャッター速度 | 1/4000 | 1/4000 | 1/4000 | 1/4000 |
バッテリー | NP-FW50 | NP-FW50 | NP-FW50 | NP-FW50 |
タッチパネル | × | × | × | × |
WIFI | × | × | × | × |
NFC | × | × | × | × |
AF | コントラスト | コントラスト | コントラスト | コントラスト |
メディア | MS-Pro SDXC | MS-Pro SDXC | MS-Pro SDXC | MS-Pro SDXC |
リリース年 | 2010.6 | 2011.6 | 2012.6 | 2013.3 |
サイズ | 111 x 59 x 38 | 110 x 60 x 33 | 117 x 67 x 41 | 110 x 62 x 35 |
重量 (本体のみ) | 229 | 225 | 255 | 210 |
カラー | ブラック ホワイト ピンク レッド | ブラック シルバー ピンク | ブラック ホワイト ピンク | ブラック ホワイト ピンク |
オプション
- HVL-F20S(フラッシュ)
- LAシリーズマウントアダプター
- アクセサリーキット
- ストラップ
- ケース
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2025.1.1
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