SUMMILUX-M 1.4/35 2nd

LEICA製・Mマウントレンズ、SUMMILUX 35mm F1.4 チタンカラーをフィルムカメラで使用した記録

目次

<ギャラリー>
ズミルックス 35mm F1.4の写真例(HEXAR-RF / KODAK ELITE CHROME 100)

<レンズの印象>
コンパクトな広角レンズ。
手持ちの個体は、360万台で1992年に製造されている。
2008年に中古で購入した。この時期はレンジファインダーレンズの需要が限りなく低くく、いまでは考えられない値段で購入している。Noctiluxが20万円台で売られていた時代である。

写りは製造年代が新しく状態の良いレンズであることもあり、絞り開放でも周辺光量落ちが少しあるが使えないほど暴れることはなく、ピント調整も苦労しない。
最短撮影距離が1mなので、寄れないレンズだがこの制約も含めて楽しむレンズだと思っている。
一時期、レンズ状態のよろしくない、古いストッパー付きのレンズを所有していたが、こちらはたいそうな暴れ方で早々に手放してしまった。世の中のズミルックス35mmの印象はこのようなレンズの記述が一人歩きしているのかも知れない。

このレンズにはなつかしい”sh”マーク(シイベルヘグナーの正規輸入品の印)がついている。
シイベルヘグナーは1974年からライカ製品の正規代理店をしていたが、2005年にライカジャパンが設立されたときに代理店をやめている。
いまも中古市場では、この”sh”マークの付いたレンズを見かけるが、正規輸入品であろうが並行輸入品であろうが、品質は同じなのでこのマークに特別な意味は無いと思う。

<レンズの仕様>
オリジナルは1967年から製造された。チタン色は1990年から1992年の3年間作られて、その間の製造本数がブラックと合わせて、4500本でそのうち何割かがチタン色である。
製造年数が長いため、M3用眼鏡付き、フォーカスレバーストッパー付き、色違いなどバリエーションは多い。
レンズ構成は5群7枚、フードは12504が一般的に用いられ、そのほか、SUMMICRON系のフードも使用可能だがフィルターを装着できない。

項目備考
焦点距離(mm)35
最大絞り1.4
最小絞り16
レンズ構成5群7枚
絞り羽根10枚
最短撮影距離(m)1.0全域カメラ距離計連動
レンズ長(mm)28.8マウント面からの距離
レンズ最大径(mm)51.5フォーカスレバーを除く
フィルター径(mm)シリーズ6フィルターをフード内に装着
重量(g)245
リリース年1967年

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