SUPER ELMAR -R 3.5/15
ライカR用超広角レンズ、スーパーエルマーR 15mm F3.5をデジタルカメラで使用した記録
目次
<ギャラリー>
Photo example used with Leica M
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ホキ美術館 | 海ほたる | 海ほたる |
目黒不動尊・桜 | 目黒不動尊・桜 | 目黒不動尊・桜 |
目黒不動尊・桜 | 目黒かむろ坂・桜 | 目黒かむろ坂・桜 |
<レンズの印象>
かなり大柄のレンズで、LEICA-M(Typ240)/Leica-SL(Typ601)に付けて使用していたが、カメラとレンズで重量が1.5kgくらいになり重かった印象がある。
超広角レンズなのでピントの山がわかりづらく、また所有していた個体はピントリングが軽かったので、EVFの拡大機能を使用しないと厳密なピント合わせが難しかった。
正面に太陽をおいた場合は妖しげな光はでないが、斜めに太陽を置くと派手なゴーストが出ることもあった。
絞り開放では隅が甘くなることもあるが、年代物の超広角レンズなので許容範囲だと感じる。
遠景撮影はF5.6程度にすればほとんどパンフォーカスなのでそれでまかない、近接撮影は目測でピントを合わせていた。
所有していたレンズは3CAM版だったので、他のレンズを買うときに売ってしまった。
ELMARIT-R 15mmは買えそうにないので、機会があればSUPER ELMARは再度入手したいと思っている。
<レンズ仕様>
1979年にリリースされた、全ライカレンズの中で最も広角のレンズ、後継のELMARIT-R 15mm F2.8はシュナイダー製のレンズで、このSUPER ELMAR 15mmはZeiss製のレンズ。
このレンズは、Nikon,PENTAX,など兄弟の多いレンズ。それについての考察もWebで見かけることはある。
製造本数は3000本程度でそれほど多くはないが、前述したように他マウント版もあるので、珍しいレンズではない。
4色のカラーフィルターが内蔵されているが、デジタル時代にはほとんど用をなさないと考える。
スーパーエルマーのRカムは、3-CAM、R-CAM、ROM-CAMがリリースされており、日本でROM版を見かけたことがないが、ebayではときどき売りに出されている。
最短撮影距離が16cmでレンズの長さが9cm程度あるので、油断していると前玉が被写体に触れてしまう。
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | 15 | |
最大絞り | 3.5 | |
最小絞り | 22 | |
レンズ構成 | 12群13枚 | |
最短撮影距離(m) | 0.16 | |
レンズ長(mm) | 92.5 | マウント面からの距離 |
レンズ最大径(mm) | 83.5 | |
フィルター径(mm) | – | 前枠にフィルターは取り付けできない、内蔵フィルターあり。 |
重量(g) | 815 |
<参考文献・参考リンク>