横浜・姫路 JR往復旅券 途中下車のたび 2025
2025年10月にJR往復乗車券を利用して、姫路、神戸、大阪、名古屋と途中下車をしながら、美術館、芸術祭を廻ってきた記録。
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まずはじめに本旅の最初の目的地である、姫路へ移動のために姫路に向かうJR在来線の乗車券(JR東海道・山陽本線)を横浜市内から姫路駅間で往復乗車券で購入し、特急券は新横浜駅から姫路駅の自由席を購入した。
JR往復乗車券は片道影響キロ数601kmを越えると乗車券の運賃が割引になる精度だが、2026年3月31日で廃止が決定している。また、東海道新幹線の自由席特急券はなんとなく遠出するに安くて便利なのでよく利用しているが、利用できる自由席車両が少なくなりいずれ廃止されると言われているので楽しめるうちに楽しみたい。
新幹線で三島から静岡駅の間で富士山を見ることができた。当日はちょうど2025年の初冠雪で山頂が白く彩られていた。

今回は10時開館の姫路文学館で「特別展「「十二国記」山田章博原画展」」を見たかったので、関東からは早朝の移動をした。関東方面から朝の姫路駅に着く新幹線は少なく10時に姫路文学館に行くために利用できる新幹線は以下の3本だ。直通が1本で残りは乗換が必要になる。
- ひかり531号(N700系)(博多行) 名古屋 7時37分発 →9時14分 姫路着
- 名古屋までの移動手段は、ひかり533号(新横浜発)、のぞみ97号(新横浜発)、のぞみ99号(東京発)、のぞみ1号(東京発、乗換3分)
- のぞみ105号(N700系)(博多行) 新横浜 7時00分発→9時37分 姫路着
- ひかり577号(N700系)(博多行) 新神戸 9時23分発 →9時41分 姫路着
- 9時23分より前に新神戸に到着する新幹線はそれなりの数があるので適宜調整のこと。
最初の姫路駅に停車する名古屋発のひかり531号を利用するためには、かなり早朝に関東から名古屋まで移動する必要がある。こちらを使うと開館の30分程度前に文学館に到着するので、文学館の喫茶店で一休みできる。このルートはかなり早く関東圏をでて名古屋に着く必要があり利用難易度は高い。
その次の列車、のぞみ105号は乗換なく関東圏から姫路駅に到着できる楽ちんでもっともお勧めのルートだ。
こちらを使って開館の朝10時に姫路文学館に向かう場合は、下車後すみやかにバス停に移動して文学館に向かう必要がある。
新大阪発のひかり577号を利用する場合は、乗換は新神戸駅が便利だ。関東から出発するのぞみ号は新神戸駅に必ず止まり、新神戸駅はホームが上下1本ずつなので降りたホームで待っていると目的の列車がやってきてスムーズに乗り換えできる。
それに対して新大阪駅はホーム数が多く乗換時に階段を使って別ホームに行く場合があるため、新神戸で乗り換えできるときはそちらの方が楽だ。西行きのひかり号はそれほどこむことは少ないしデッキに立っていても20分弱で到着する。
のぞみ105号がこんでいるときはこちらのルートを選択してもよいだろう。
姫路駅から姫路文学館の移動については「特別展「「十二国記」山田章博原画展」」の鑑賞レポートを別途作成するので、そちらに記す。
1時間半ほど姫路文学館に滞在し姫路駅に戻り駅地下で昼食にする。
30数年前によく食べていたごまみそラーメンの店を訪れたが、ラーメン600円、ジャンボ餃子5個600円となっており以前の価格イメージからずいぶん変わっており、普通の中華料理屋価格になっていたのでスルーした。
最も安かった時期は相当前とは言え最安の時は1/3、価格が上がってからも1/2程度の価格までしか知らなかったので、ここまで上昇しているとは思わなかった。
もう一つの行きつけ、駅地下のたこ焼き屋さんは、たこ焼き販売に行列ができていたので、別券売機になっているカツカレーを頼んで昼食にした。こちらは順当な値上がり幅でリーズナブルな価格だった。

昼食後、JR神戸線に乗って神戸にある兵庫県立美術館に移動する。
こちらの最寄り駅はJR神戸線の灘駅で所有している往復乗車券・帰りの切符で途中下車が可能だ。
灘駅から兵庫県立美術館へは徒歩だと15分程度かかるため、歩きを避ける場合はJR三宮駅で途中下車して、バスで向かうという手段もある。JR三宮駅で阪神電車に乗換えて阪神岩谷駅へ移動する方法もあるが、JR三宮駅から阪神三宮駅へ乗換する手間と、岩谷駅から美術館までの徒歩距離はJR灘駅とさほど変わらないため、今回の途中下車の旅で使わなかった。
兵庫県立美術館は「コレクション展Ⅰ 小企画 美術の中のかたち―手で見る造形― 中谷ミチコ 影、魚をねかしつける」を鑑賞、こちらの鑑賞レポートは別途作成する。
次の目的地は大阪・京橋の山王美術館で最寄り駅はJR京橋駅となる。京橋駅はJR山陽本線から外れているため、灘駅からJR山陽本線の大阪駅を経由してJR京橋駅に向かう。その際は灘駅から普通電車で移動すると時間がかかるため、芦屋駅で快速電車か新快速電車に乗り換えて大阪駅に移動するのが良い。
大阪駅で大阪環状線に乗り換えて京橋駅に移動する。ここでは精算が発生するので有人改札に行って大阪駅からこの切符できましたと乗車券をみせるとJR山陽本線から発生する料金180円を払い下車できる。
山王美術館は「山王美術館コレクションでつづる 女性画家たち展」を鑑賞、こちらの鑑賞レポートも別途作成する。
次の目的地、本日の宿がある岐阜羽島駅に向かうために新大阪駅へ移動する。JR京橋駅で180円の切符を購入して入場し新大阪駅まで移動して、有人改札にて往復乗車券、180円の切符、新大阪駅〜岐阜羽島駅の自由席特急券の3つをみせると新幹線ホームに入場できる。
最初の予定では山王美術館に寄らずに在来線で米原駅まで移動して、そこから870円の自由席特急券を利用して岐阜羽島に行く予定だったが、山王美術館を訪問したため、新大阪駅から岐阜羽島駅の移動に経路を変更し、その間の自由席特急券2530円を購入してから新幹線で移動した。新幹線を使うと新大阪〜岐阜羽島駅は50分程度だ。
乗車券を持っていると、必要に応じて特急券を買い足せば、時間短縮が可能なのはありがたい。

岐阜羽島駅は在来線のJR山陽本線は駅はなく、停車するのはJR新幹線と名鉄電車のみだ。
名鉄電車の岐阜羽島駅は名鉄・岐阜駅に向かう電車が運行しており、JR岐阜駅からわざわざこちらを使って岐阜羽島に移動するのは、時間がかかるだけなので今回は利用していない。
西から新幹線を利用して岐阜羽島駅に行くためには、新大阪、京都、米原のいずれの駅から新幹線を利用する必要がある。
なぜに岐阜羽島駅を利用するのか?それは岐阜羽島の安い宿に空きがあったからだ。JR山陽本線上でホテルのありそうである程度名古屋に近い駅は、米原、大垣、岐阜、一宮などだが、宿泊先を探したとき宿泊日に安い宿に空きがなく、以前利用した際は別の名前だった、ウィークリー 翔 (岐阜羽島)という宿が安価で場所も知っていたので利用することにした。

こちらの宿は、オーナーが変わったようで、現在はウィークリー宿の空き部屋を1泊貸ししている。
こちらの宿は利用条件が厳しい面があり、普通のホテルとは少々勝手が違うことを知っておく必要がある。
利用条件の注意点として、宿のチェックインは20時までが必須で遅れたらキャンセル扱いになり、20時以降は宿受付の人がいなくなるので対応不能となる。
チェックアウト10時、室内はアメニティゼロ(寝間着、タオル、歯磨きセット、ティッシュ、ドライヤーなどなし)、ゴミ捨て宿泊者、バストイレ一帯でトイレにウォシュレット無し、部屋には個別エアコンと徹底したローコスト運営になっている。
タオルなしとなっていったのでタオルを持参したが、ウェブで配布されているチラシPDFによると2025年10月のアメニティ価格は以下のとおりだ。
- 販売品の価格はハブラシ、カミソリ各50円
- 貸し出し品の価格はタオルセット、ガウン各100円、電気ポット、ドライヤー、毛布各100円/泊
それほど高い料金ではないためタオルなど嵩張る品は借りて荷物を減らすのがよいだろう。
また、浴室のある部屋を借りたら浴室にシャンプー、ボディソープは備え付けてあった。
今回は新幹線の特急券代を払っても他のホテルより安く、次日の名古屋へ新幹線移動なので列車遅延の可能性が少ないと考えてこの宿を選択した。
もう一つ注意点として宿を含めた岐阜羽島駅の周辺はたいへん寂れており、食事処は駅前か徒歩で10分ほど行った幹線道路沿いに何件かある程度だ。ファミレスCOCOS、スタバ、サーティワンアイスクリームなどは19時過ぎでも開いていた。地方都市の基本に忠実な車社会なので幹線道路沿いにしか店はないようだ。
コンビニはホテルとは逆側の駅北口にあるため、ホテルに向かった後にコンビニへ行くのではなくコンビニ利用してから宿に行くのが無難と思われる。
晩飯は地元のスーパーでお惣菜でも調達しようと思っていたら店はなかったのでコンビニ弁当ですませた。
岐阜羽島駅から名古屋駅は、自由席特急券が870円で、こだま号かひかり号が30分に一本程度あるため、名古屋の到着時間にあわせて利用する。今回は9時に金山駅で待ち合わせだったので、岐阜羽島駅8時15分発のひかり638号に乗車して名古屋駅から在来線に乗り換えて金山駅まで移動した。
JR金山駅はJR東海道・山陽本線上にある駅でそのまま降りてしまうと、最後の新幹線が名古屋発なので行き過ぎになるため、駅係員のいる窓口で往復乗車券の途中下車利用を名古屋駅までとして、JR東海道・山陽本線・名古屋〜金山間の運賃180円を支払い駅を出た。

9時に友人と合流して、国際芸術祭「あいち2025」を廻る。
国際芸術祭「あいち2025」、こちらの鑑賞レポートも別途作成する。
国際芸術祭「あいち2025」は愛知芸術センター会場の金曜日 20時延長開館を利用して、愛知陶磁美術館、瀬戸会場、豊橋サテライト、愛知芸術センター、すべてを一日で廻ってきた。
あいち芸術センターから名古屋駅へもどり、名古屋駅で晩飯を調達し、帰りは乗車券はあるため特急券のみ購入して帰路についた。
<終わり>
参考情報
- 姫路文学館「特別展 「十二国記」山田章博原画展」
- 兵庫県立美術館「中谷ミチコ 影、魚をねかしつける」
- 山王美術館「女性画家たち展」
- 国際芸術祭「あいち」
- ウィークリー翔岐阜羽島ホステル-羽島市
- 姫路文学館「十二国記」山田章博 原画展・Shige’s hobby
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更新履歴
- 2025.10.25
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