Voigtlander Color Skopar VM 21mm F4P
VMマウント・コンパクト広角21mmレンズ
COLOR SKOPAR 21mm F4Pのレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影は、ライカ M8
レビュー
1.概要
カラー・スコパー 21mm F4Pは、コシナ・フォクトレンダーのVMマウントの広角レンズ。
L39スクリューマウントのカラースコパーをVM(ライカM)マウント化し、意匠を変更したレンズだ。
2.使用感
フォーカスリングと絞り環に大きな指掛かりが装着され、絞り変更とフォーカス操作がしやすくなっている。
写りについては、L39版と違いは無い。
フィルムとEPSON R-D1の作例をL39スクリューマウント版に掲載している。
3.付加情報
フォクトレンダーのVMマウント版21mmは4種類あり、本レンズは2019年発売のCOLOR SKOPAR Vintage Line 21mm type-I(以下、タイプ1)と近いレンズだが、2024年現在は併売されている。
似たようなスペックの両者だが、レンズ構成は12年分の進化があり、カラースコパー21mmは球面レンズのみ6群8枚のクラシカルな構成で、COLOR SKOPAR Vintage Line 21mmは非球面レンズを1枚使用した8群9枚の新しい設計になっており、周辺光量の確保や収差低減が図られているように見える。
この変更に伴いCOLOR SKOPAR Vintage Line 21mmはカラースコパーよりもレンズが少し大きくなっている。よりコンパクトなレンズを求める場合は、カラースコパーが候補となる。
COLOR SKOPAR Vintage Line 21mmの公式ページを見ていると、コシナはCOLOR SKOPAR Vintage Line 21mm type-I(以下、タイプ1)を2019年にリリースしたが、2年後の2021年にフォーカスリングの指掛かり形状を変更したCOLOR SKOPAR Vintage Line 21mm type-II(以下、タイプ2)を発売している。またタイプ1は2024年に終売となっている。
変更点はタイプ1のフォーカスリングの指掛かりは、L39スクリューマウント版のカラースコパー 21mmと同じ棒状(レバータイプ)で、タイプ2のフォーカスリングの指掛かりは、本レンズと同じ二股に分かれたブロック状となっている。L39スクリューマウント版とVM版の両レンズをを使ったが、フォーカス操作において、どちらの形状でも違いは感じなかった。
仕様
項目 | NOKTON | ULTRON | COLOR SKOPAR Vintage Line | COLOR SKOPAR | GR21 |
焦点距離(mm) | 21 | 21 | 21 | 21 | 21 |
最大絞り | 1.4 | 1.8 | 3.5 | 4 | 3.5 |
最小絞り | 16 | 22 | 22 | 22 | 22 |
絞り羽根 | 12 | 10 | ← | ← | ← |
レンズ構成 | 11群13枚 | 11群13枚 | 8群9枚 | 6群8枚 | 6群9枚 |
最短撮影距離(m) | 0.5 | ← | ← | ← | ← |
レンズ長(mm) | 69.7 | 78.4 | 30 | 25.4 | 25.5 |
レンズ最大径(mm) | 69.5 | 69.0 | 52 | 55 | 49.5 |
フィルター径(mm) | 62 | 58 | 39 | 39 | 40.5 |
重量(g) | 480 | 412 | 180/220 | 136(VM) | 200 |
マウント | VM | VM | VM | VM/L39 | L39 |
リリース年 | 2020.2.27 | 2012.12.19 | 2019.1.25 2021.12.16 | 2007.4.25(VM) | 1999 |
価格(定価・税別) | 150,000- | 118,000 | 95,000- | 55,000(VM) | 115,000- |
参考文献・参考リンク
- 世界のライカレンズPart3(P72)/COLOR SKOPAR 21mm・amazonアフィリエイトリンク
- COLOR SKOPAR Vintage Line 公式ページ
- COLOR SKOPAR 21mm L39スクリューマウント版・レビューページ
更新履歴
- 2024.11.30