Last updated on 2026-04-26
2011年発売のSONY製ミラーレスカメラ「α NEX-7」を、Eマウント純正レンズやマウントアダプター「MC-11」を介して、シグマのSAマウントレンズなどと一緒に使ったレビューと、写真作例。
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目次
ギャラリー
写真作例は、以下のレンズを使用した。
- SONY FE 28mm F2 (SEL28F20)
- SONY E 30mm F3.5 Macro
- CANON EF 40mm
- SIGMA EX DG 24-70 HSM
- SIGMA 400mm HSM
- Rollei Triotar 40mm
レビュー
写真左は、「SONY α NEX-7+CANON EF 40mm +Metabones Speed Booster ULTRA x0.71」
1.概要
α NEX-7は、2011年にソニーが発売した、EVF(液晶ビューファインダー)搭載のミラーレスカメラである。このカメラのセンサー画素数は2400万画素であり、ソニーのAPS-Cサイズセンサー搭載カメラとしては最高画素数を維持している。2026年現在でも、画素数的には頂点に達したカメラであると言える。
主な仕様は、236万ドットのEVF、3インチ92万ドットの背面液晶。正面から見た大きさは120×67mmで、スマートフォンよりも小さい。ただし、カメラなので、グリップ部に奥行きがあり、レンズを付けるとそれなりの大きさになる。カメラの詳細な仕様は、下表に記載している。
液晶モニターは上下可動式で、0度から90度まで角度を変えられるが、自撮りのための180度回転や、バリアングル液晶のような柔軟な角度調整はできない。
バッテリーはα NEXシリーズ共通のNP-FW50を採用している。
2.使用感
α NEX-7の操作は、カメラのウリである「トライダイヤルナビ」(Tri-Dial Navi)や「トリプルダイヤルコントロール」と呼ばれるインターフェースによって比較的柔軟に撮影機能を割り当てることができ、好みに応じた使いやすさを実現している。
α NEX-7は、NEX-6の後継機として購入しました。このカメラの最も嬉しい改善点は、α NEX-5やα NEX-6で苦労した露出補正を、一番右のダイヤルに割り当てられるようになったことです。これにより、撮影時の露出設定が1回の操作で可能になり、使い勝手が格段に向上しました。
α NEX-5とα NEX-6では、背面のダイヤルの下を押してからダイヤルを回す必要があり、2操作必要なので好みではなかった。この改善だけでも、α NEX-7を購入する価値があると思っている。
メニュー処理や画像保存などのカメラの処理はサクサクで、2020年代に使用してもストレスはない。
α NEX-7は初期の2,400万画素センサーを搭載しているため、絵作りは洗練されていない。偽色が発生しやすく、レンズによってはカラーキャストが起こりやすいため、扱いが難しいセンサーだ。特に、後玉がイメージセンサーに近い広角のオールドレンズを使用すると、APS-Cサイズセンサーを搭載しているにもかかわらず、周辺部がクロップ(カット)され、さらに周辺部で紫色のカラーキャストが発生する。カラーキャストについては、Ms-optics APOQUALIA 28mmレビュー記事の中段で紹介している。
APS-Cサイズセンサーなので、撮影画角を広げるフォーカルレデューサーアダプターを使うこともできる。CANON EFマウントをソニーEマウントに変換してオートフォーカスの使えるMetabones Speed Booster ULTRA x0.71は、作例のCANON EF 40mmで使用している。
LEICA RマウントをソニーEマウントに変換する、KIPON BAVEYE 0.7はマニュアルフォーカスレンズのLEICA Rレンズを装着するための物なので、オートフォーカスには対応していない。
フォーカルレデューサーマウントアダプターの撮影結果は元レンズの性能相応の写りで、周辺部のボケが美しくないことがある。しかし、全体的なシャープネスの低下は感じられないため、撮影用途によっては十分に実用的だ。
以下は、α NEX-7 +KIPON BAVEYE 0.7 +LEICA ELMARIT-R 24mm F2.8
フォーカルレデューサー機能のない素通しのマウントアダプターも多くのメーカーから販売されている。シグマ製のSIGMA MC-11は、CANON EFマウントレンズまたはSIGMA SAマウントレンズをEマウントに装着して、オートフォーカスを使用できる。ただし、オートフォーカスの性能は低いため、実用性は高くない。作例で使用している、SIGMA EX DG 24-70 HSMとSIGMA 400mm HSMはシグマSAマウントのレンズである。
このカメラはボディ内手ブレ補正がないためボディが軽く、気軽にシャッターが押せる。そのため、マウントアダプター経由でレンズ遊びをする際には手ブレに注意する必要がある。
バッテリーはα NEXシリーズ共通のNP-FW50を採用しており、前述したカメラの処理速度を保つためか、電池の持ちはそれほど良くない。撮影時には予備のバッテリーを持ち歩かないと不安だ。それは不満点の一つだが、バッテリー型番が継続している点は好ましい。余談だが、SONYのコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot」時代は、カメラ販売量の多かったCANON、Panasonic、Nikonと同様にバッテリー種類が多かったため、古いカメラではバッテリーを調達しにくいメーカーの一つだった。
フラッシュ接続部は一眼レフαカメラと同一のオートロックアクセサリーシューを採用しているため、フラッシュは、型番の末尾がAMとなっているフラッシュを選択する必要がある。
後継のAPS-Cサイズセンサーはさまざま改良されていると思われるため、バッテリーが共用できるα6500はボディ内手ぶれ補正機構を搭載しているのでいずれ使ってみたい。
3.まとめ
α NEX-7をまとめると、ピーキーな2,400万画素センサー、無表示の「トライダイヤルナビ(Tri-Dial Navi)」、古い規格のアクセサリシューを採用しているなど、実験的要素の強いカメラだ。カメラの基本性能は高いので、2025年現在でも十分に現役として使える。しかし、オートフォーカスの速度と精度は新しいカメラに比べると確実に劣るし、顔認識などの機能はないことを理解しておかなければならない。
また、マウントアダプターで遊ぶ場合、オートフォーカス対応のマウントアダプターでもオートフォーカスの速度と合焦精度はEマウントレンズと比較して劣るため、常にマニュアルフォーカスで微調整する必要がある。さらに、ライカ・レンジファインダー用レンズにはカラーキャストが発生するレンズがあるため、フィールドで使う前にテストすることが推奨される。
2025年現在、中古市場でそれなりの数を見かけるので、状態の良いカメラが自身の使用目的に見合うのであれば、選択肢に入れて損のないカメラだと言える。
仕様・考察など
| モデル名 | α NEX-7 | α NEX-6 | α6500 |
| カメラ有効画素数 | 24.2-MP | 16.1-MP | 24.3-MP |
| センサーサイズ | APS-C 23.5 x 15.6mm | APS-C 23.5 x 15.6mm | APS-C 23.5 x 15.6mm |
| 背面液晶サイズ | 3.0 92.1万ドット | 3.0 92.1万ドット | 3.0 92.1万ドット |
| EVF | 内蔵 236万ドット | 内蔵 236万ドット | 内蔵 236万ドット |
| 手ぶれ補正 | × | × | ○ |
| 最高シャッター速度 | 1/4000 | 1/4000 | 1/4000 |
| バッテリー | NP-FW50 | NP-FW50 | NP-FW50 |
| タッチパネル | × | × | ○ |
| WIFI | ○ | ○ | ○ |
| NFC | × | × | ○ |
| AF | コントラスト | コントラスト 像面位相差 | コントラスト 像面位相差 |
| アクセサリーシュー | オートロックアクセサリーシュー | マルチインターフェースシュー | マルチインターフェースシュー |
| メディア | MS-Pro-Duo SDXC | MS-Pro-Duo SDXC | MS-Pro-Duo SDXC |
| リリース年 | 2011.8 | 2012.11 | 2016.12 |
| サイズ | 120 x 67 x 43 | 120 x 67 x 43 | 120 x 67 x 53 |
| 重量 (本体のみ) | 291 | 287 | 410 |
| カラー | ブラック | ブラック | ブラック |
オプション
- HVL-F20AM(フラッシュ)
- HVL-F43AM(フラッシュ)
- HVL-F58AM(フラッシュ)
- LAシリーズマウントアダプター
- アイピースカップ FDA-EP10
- ACアダプター AC-PW20
- バッテリーチャージャー BC-TRW
参考情報
- α NEX-7公式ページ
- SONY α NEX 対応アクセサリー
- デジカメウォッチα NEX-7レビュー記事
- Canon EF Lens to Sony E-mount T Speed Booster ULTRA 0.71x II
- KIPON BAVEYE
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更新履歴
- 2024.12.10


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