ポンピドゥー・センター 上海ポップアップ

ポンピドゥー・センター 上海ポップアップ

2019年11月にポンピドゥー・センター 上海ポップアップ「Centre Pompidou x West Bund Museum 」で覧た「THE SHAPE OF TIME」の感想

目次

展概要

  • 展題:THE SHAPE OF TIME
  • 日付: 2019年11月08日­(金)- 2021年5月9日(日)
  • 場所:Centre Pompidou x West Bund Museum Project 2019-2024
    • ポンピドゥ・センター x 西岸美術館(ウェストバンド・ミュージアム)
  • 最寄り駅:地下鉄11号線 / 云锦路站 / Yunjin Road Station

Centre Pompidou x West Bund Museum Projectは2019年から2024年の期間限定であったが、2024年から2029年まで5年間の契約延長となりポンピドゥ・センター の作品が引き続き展示される。

開館の2019年から2025年までに5つの展示をおこない、うち4つがポンピドゥ・センターのコレクション展となっている。

  • 「Reinventing Landscape」Highlights of the Centre Pompidou Collection vol. IV
    • 2025.04.29 – 2026.10.18
  • 「Mirrors of the Portrait」 Highlights of the Centre Pompidou collection Third semi-permanent exhibition
    • 2023.07.21 – 2025.02.16
  • 「Cui Jie: Species as Gifts」 Centre Pompidou × West Bund Museum Project
    • 2023.11.10 – 2024.02.25
  • 「The Voice of Things」 Highlights of the Centre Pompidou Collection vol.II
    • 2021.07.28 – 2023.05.07
  • 「The Shape of Time」 Highlights of the Centre Pompidou Collection vol.I
    • 2019.11.08 – 2021.05.09

西岸美術館の建物はロンドン出身の建築家、デイヴィッド・チッパーフィールドが担当した。美術館は白を基調とした建物で、内部は外光を取り込む窓、柱状の柱で囲われた吹き抜けがある。
館内にいると柱と外光がつくる影、白い内装のコントラストが美しい。

美術館への移動は、観光客であれば地下鉄が便利で、上海にいればほとんどの場所から地下鉄を乗り継いで、こちらを訪れることができる。ポンピドゥ・センター x 西岸美術館の最寄り駅は上海地下鉄11号線の云锦路站(Yunjin Road Station)。

入館については、中国は現金の流通が減って2019年の時点でWeb決済が主流となっているが、2019年時は美術館入口の券売所はVISAカードで決済できた。訪問時点において中国は国際クレジットカードを受け付けてくれるところは減っていたので決済に苦労することが多かった。

感想「偶然の巡り合わせ」

Centre Pompidou x West Bund Museum開館の初日、2019年11月8日に同地を訪れ開館日に「THE SHAPE OF TIME」展を鑑賞することができたので感想を記す。

本展は2019年から2021年に開催された上海の西岸美術館で開催された、ポンピドゥ・センターのコレクション展「The Shape of Time」は、開館直後にコロナ禍が美術館を直撃し、開催期間中はコロナ禍のまっただ中と言うことになる。
そのため、日本からの出国、中国への入国に制限が生じたため、本展を鑑賞できた人は多くなかったと思われる。

この展示は、時間と空間をテーマに作品を選定しており、1900年から現代までの作品を展示している。鑑賞時に目を惹いた作品について写真を載せている。

Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)《Le Guitariste・ギター奏者》Robert Delaunay (ロベール・ドローネー)・《La Ville de Paris・パリ市》(写真無し)などいくつかの作品は国立西洋美術館で開催された、「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」で展示された。

ボルタンスキーをはじめ近現代の作品がここに展示されていることは、作品のテーマを考えると若干の皮肉めいた物を感じる。

作品のキャプションをつくりながら作家名を確認していくと、DIC川村記念美術館の所蔵作家とかぶることが多く、作品の確認にはDIC川村記念美術館の常設展示図録がとても役に立った。そして、一部作品はCentre Pompidou公式ページの検索から確認できる。

いくつかの幸運が重なり、展示を鑑賞することができたことを感謝する。

*1 日本のコロナ対策期間はリンク先の東京都健康長寿医療センターが発行している年表によると概ね2019.12~2023.5

参考情報

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撮影

更新履歴

  • 2025.9.1

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