国際芸術祭「あいち2025」瀬戸市のまちなか・南エリア
2025年10月に訪問した国際芸術祭「あいち2025」瀬戸のまちなか・南エリア(瀬戸市美術館含む)の鑑賞レポート
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目次
展覧会概要
- 国際芸術祭「あいち2025」・瀬戸会場
- 会期:2025.9.13〜11.30
- 会場:瀬戸市のまちなか・南エリア(瀬戸市美術館含む)
参加アーティスト(敬称略)
- 佐々木類:旧日本鉱泉
- ミネルバ・クエスバ:瀬戸市美術館
- シェイハ・アル・マズロー:瀬戸市美術館
- セルマ&ソフィアン・ウィスィ:瀬戸市新世紀工芸館
- メイサ・アブダラ:瀬戸市新世紀工芸館
- panpanya:松千代館
鑑賞レポート
こちらの会場は瀬戸市のまちなかで瀬戸川より南に展示された作品の鑑賞レポート。
南エリアに組み込まれている瀬戸市美術館は尾張瀬戸駅から20分程度の距離にあり徒歩で向かうのは少々しんどい。
街中には入庫後1時間無料の有料駐車場が点在しているため、車で訪れた場合はそれらを利用して、移動時間の短縮をはかるのがよい。南側は比較的駐車場が多いエリアだ。この後紹介する北エリアは駐車場がほとんど無いため、徒歩で作品を鑑賞する必要がある。
今回の南エリアの鑑賞は、瀬戸市新世紀工芸館そばの駐車場、瀬戸市美術館(瀬戸市文化センター)の駐車場を利用した。
■佐々木類《忘れじのあわい》:旧日本鉱泉
閉館した銭湯を会場にガラス作品を配置するインスタレーション《忘れじのあわい》。
浴場、靴箱、洗い場、飲料冷蔵庫など銭湯施設のさまざまな場所に作品が挿入され、照明を落として暗い銭湯は人ではない何かによって営まれているようで、鑑賞に訪れた自身は暗闇の中では異物のように感じられた。
人が定義した銭湯の役割と価値が逆転しているのが面白い。


■ミネルバ・クエスバ《子供たち》、シェイハ・アル・マズロー《賽の一振りは決して偶然を配することはない》:瀬戸市美術館
瀬戸市美術館は瀬戸市文化センターの一部で当日は近隣高校の合唱コンクールがあり多くの生徒が文化センター前に集まっており、若いエネルギーで騒々しかった。
ミネルバ・クエスバは美術館エントランス吹き抜けに高さ11m幅4mの巨大な壁画を制作した。
「壁画のモティーフには瀬戸市縁の画家・北川民次の作品から着想を得たモティーフが多く使われている」*1。
*1:作品説明文より引用

シェイハ・アル・マズローはすでに使われていない噴水後に金属板で人工的な水面を作り出していた。そこに昨日の雨水が溜まり木の葉が浮いているのは、噴水が過去の景色を取り戻したように見えた。

作品鑑賞後、外にでるとたくさん居た生徒たちは文化センターにのみ込まれ、文化センター前は落ち着きを取り戻していた。
■メイサ・アブダラ《あなたには負けるわけにはいかない》、セルマ&ソフィアン・ウィスィ:瀬戸市新世紀工芸館
瀬戸市新世紀工芸館は工房がついた展示施設で下写真では2階建ての洋館封の建物だが、傾斜地に立てられているため、この下にも作業用の空間があり、見た目より広い場所となっている。

メイサ・アブダラの作品は、楳図かずおを彷彿とさせる、トリケラトプス頭人の誕生から終わりまでを描いた連作絵画《あなたには負けるわけにはいかない》、若干グロいので下写真には入れていないが最初に目に入る「誕生」の衝撃がつよく引き込まれる作品群だ。

セルマ&ソフィアン・ウィスィの作品は、陶器とビデオでそれほど印象に残らなかった。
■panpanya:松千代館
松千代館は旅館跡を改装した展示スペースでpanpanyaの冊子作品を座って鑑賞できる。
また、panpanyaの作品は市中にも掲示され展示場所を移動する際に見かけた。

参考情報
- 国際芸術祭「あいち2025」・公式ウェブサイト
- 瀬戸市美術館・公式ウェブサイト
- 瀬戸市新世紀工芸館・公式ウェブサイト
- 国際芸術祭「あいち2025」鑑賞トップページ・Shige’s hobby
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- 2025.11.2
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