Voigtlander Color Skopar L 50mm F2.5
フォクトレンダー・カラースコパー 50mm F2.5のレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
- 写真作例の撮影はライカ M8
レビュー
1.概要
カラー・スコパー 50mm F2.5は、2002年にコシナ・フォクトレンダーからリリースされた、L39スクリューマウントの標準レンズ。
レンズ構成は6群7枚、最短撮影距離は0.75m、ライカMの距離計に連動する。
フィルター径は39mm、レンズ全長はマウント面からフード先端まで約50mmとなっている。
2.使用感
他のカラースコパーレンズ同様にコンパクトなレンズで、先に発売されたNOKTON 50mm F1.5と比較すると一回り以上小さく、携帯性はとても優れている。しかし、その小さな鏡筒に6群7枚のレンズが収められているため、手にするとずっしりと重い。
鏡筒には大きめの指かかりが備えられており、ピント操作はとてもしやすく、他のカラースコパーも同様の指かかりがあればよいと感じる。
絞り開放から前後ともに綺麗にぼけ、F2.5とはいえピント範囲は薄くいい加減な目測撮影はできない。オールドレンズの癖玉と比べると絞り開放から端正で気持ちの良い描写をする。絞ると描写の緻密さが上がるように感じられた。35mmフルサイズより小さなセンサーのLEICA M8で使っていたので周辺部については評価できない。
スペックが凡庸なため、販売当時は売れ行きがよくなかったためか中古市場で見かけることは少なく、プレミアムな価格で売られている場合も見かけられる。
誰がつくってもそれなりのレンズができる焦点距離50mmなので、よほど興味が無ければプレミアム価格で購入するほどのレンズではないと思う。うちでも多くの50mmレンズに埋もれてそれほど使用することなく手放してしまった。売る際に箱を付け忘れたので、箱だけはうちに残っている。
3.比較
この鏡筒の部品は、部品提供したと思われる、ローライ ゾナー 40mm F2.8と共通の部分も多く、フードは完全互換である。
仕様
項目 | NOKTON | COLOR SKOPAR | HELIAR |
焦点距離(mm) | 50 | 50 | 50 |
最大絞り | 1.5 | 2.5 | 3.5 |
最小絞り | 16 | 22 | 22 |
絞り羽根 | 10 | 10 | 10 |
レンズ構成 | 5群6枚 | 6群7枚 | 3群5枚 |
最短撮影距離(m) | 0.7 | 0.75 | 1.0 |
レンズ長(mm) | 54.5 (フード込み) | 49.6 (フード込み) | 42.2 (フード無し) |
レンズ最大径(mm) | 60 | 49.6 | 47 |
フィルター径(mm) | 46 | 39 | 27 |
レンズフード | 専用 | LH-2 | 専用 |
重量(g) | 243 | 208 | 150 |
マウント | L39 | L39 | L39 |
リリース年 | 1999.10 | 2002.4 | 2001.11 |
価格(定価・税別) | 65,000(Silver) 68,000(Black) | 45,000(Silver) 48,000(Black) | BESSA-Tとセット販売 |
参考文献・参考リンク
- COSINA ARCHAIVE(カラー・スコパー 50mm)
更新履歴
- 2024.04.17
- 2023.11.21