HASSELBLAD Converter H 1.7X
HASSELBLAD Hシリーズ用テレコンバーターのレビューと写真作例
目次
ギャラリー
レビュー
Converter H 1.7Xは、装着可能なHシリーズレンズの最大絞り値は1.5段暗くなるが、焦点距離を1.7倍する。オリジナルレンズの最短撮影距離をそのまま活かすことができ、レンズと光学性能を損なわない。いくつかのレンズでテレコン付きと無しの撮影結果を画像を比較した限り明確に画質が落ちる印象はない。
テレコンバーターを使用できるレンズは、焦点距離50mm以上のHCレンズで、HCDレンズ、HC35mmとHC50-100mmは物理的に装着できなくなっている。
X1D、X1DII、907X、X2Dでは、X H Lens Adapter*、XH CONVERTER 0.8*を介して使用することができる。
*リンク先はrakutenのMapcamera
テレコンバータとの組み合わせで、もっともよく使うHC300mmレンズの場合、レンズ 2120g+テレコン 465g+ XH-Adapter 180g +X2D 800gを足すと3.5kg程度となり、それなりの重量のシステムとなる。
仕様
項目 | 値 | 備考 |
焦点距離(mm) | x1.7 | |
最大絞り | 1.5段暗くなる | |
最小絞り | 1.5段暗くなる | |
レンズ構成 | 4群6枚 | |
最短撮影距離(m) | 変化無し | |
レンズ長(mm) | 56 | |
レンズ最大径(mm) | 85 | |
重量(g) | 465 |
- XシリーズでX H Lens Adapter*、XH CONVERTER 0.8*を介して使用した際の換算焦点距離、最大絞りとAF対応を記載する。
レンズ名 | レンズオリジナル 最大絞り | H 1.7 Converter 適用焦点距離 | XH adapter 実焦点距離 | XH adapter 最大絞り | XH0.8 Converter | XH0.8 Converter 最大絞り | AF レンズFW19.1.0 | X2D・IBIS カメラFW3.1.0 |
HCD 24mm | 4.8 | Can not use | – | – | – | – | – | – |
HCD 28mm | 4 | Can not use | – | – | – | – | – | – |
HC 35mm | 3.5 | Can not use | – | – | – | – | – | – |
HCD 35-90mm | 4.0-5.6 | Can not use | – | – | – | – | – | – |
HC 50-110mm | 3.5-4.5 | Can not use | – | – | – | – | – | – |
HC 50mm-2 | 3.5 | 85mm | 68mm | 5.6 | 54mm | 4 | ○ | ○ |
HC 80mm | 2.8 | 136mm | 109mm | 4.5 | 87mm | 3.5 | ○ | ○ |
HC 100mm | 2.2 | 170mm | 136mm | 3.5 | 109mm | 2.8 | ○ | ○ |
HC 120mm Macro I/II | 4 | 204mm | 163mm | 6.3 | 130mm | 4.5 | × | ○ |
HC 150mm | 3.2 | 255mm | 204mm | 5 | 163mm | 4 | ○ | ○ |
HC 210mm | 4 | 357m | 286mm | 6.3 | 229mm | 4.5 | ○ | ○ |
HC 300mm | 4.5 | 510mm | 408mm | 7 | 326mm | 6.3 | ○ | × |
テレコン使用時のAF対応
レンズファームウェア 19.1.0のオートフォーカス(以下、AF)対応レンズは、X H Lens Adapter*、XH CONVERTER 0.8*を介して、Converter H 1.7Xを装着した場合、XシリーズカメラでAFは動作する。
テレコン使用時のFUJINONレンズ
フジノンブランドのレンズは、レンズファームウェアが古いためAFは使用できない。それを除けば制約はハッセルブラッドブランドのレンズと同じである。
XH CONVERTER 0.8*とHC Macro 120mm・旧型(レンズファームウェアが17.0.0.以前)はカメラがレンズを認識しない問題はそのまま残る。
参考リンク
更新履歴
- 2024.03.26:記載修正
- 2022.02.14:最初の投稿
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