KONICA L HEXANON 35mm (Silver)
ヘキサーカメラのレンズをL39マウント化
KONICA HEXANON 35mm F2 L39のレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
- 写真作例はLEICA M8で撮影
レビュー
1.概要
ヘキサノン35mm L39 シルバーはライカL39スクリューマウントで藤沢商会が企画し、コニカヘキサーに装着されたレンズをL39マウント化して1000本限定で製造したレンズ。
レンズ構成は6群7枚、最短撮影距離は0.9m、絞り開放値はF2となっている。
レンズ構成の型は参考文献2に変形クセノター型という記述がある。
前群レンズは3枚のガウス型で、後群レンズは4枚となっており、そのうち前2枚はトポゴン型で追加の2枚があるので変形クセノター型と呼んでいるのであろう。
レンズフードは46mmのネジ込みラッパ型フード、レンズフードには保護するキャップが付属している。
フィルター径は46mm、ピッチ0.5mmの一般的なフィルターが使用できる。
2.使用感
写りは絞り開放は少し柔らかで絞るとシャキッとするオールドレンズと現代レンズの特徴があり、さまざまな表現に使えるレンズ。
操作性は先端にある絞りリングは半段毎のクリックストップもかっちりと嵌まり気持ちがいい。
ヘリコイドはマニュアルフォーカスレンズらしいなめらかな感触だ。
最短撮影距離が0.9mなのが惜しいところだ。
シルバー外装のレンズはシルバークロームボディによくマッチしており、EPSON R-D1、LEICA M8、HEXAR-RF Limitedなどに装着して長く使った。
3.中古
このレンズを含めコニカのL39スクリューマウントレンズはすべて製造本数が決められて販売された。
シルバーのHEXANON 35mmは1000本の限定本数で発売されたが、以前はこの類いのレンズは1000本売れればかなり売れたほうで、限定と銘打っていてもカメラ店では結構長く新品や新古品が売られていた。自身が購入した品も箱付き付属品全ありのほぼ新品だった。自身の記録によると2005年に定価くらいで購入した。2020年台はたまに中古市場に出ると状態の良いものだと20万くらいしており、そこまでの価格を出すレンズではないと個人的には思う。
仕様
項目 | HEXANON シルバー | UC-HEXANON ブラック |
焦点距離(mm) | 35 | ← |
最大絞り | 2 | ← |
最小絞り | 16 | ← |
レンズ構成 | 6群7枚 | ← |
絞り羽根枚数 | 10 | ← |
最短撮影距離(m) | 0.9 | ← |
レンズ長(mm) | 28.5 | 27.3 |
レンズ最大径(mm) | 54 | 51 |
フィルター径(mm) | 46 | 43 |
重量(g) | 145 | 120 |
リリース年 | 1996 | 2001 |
定価(円・税別) | ¥78,000- | ¥114,000- |
参考文献・参考リンク
- KONICA @ wiki コニカ製LTM交換レンズについて(Japanese)
- 世界のライカレンズ Part2 P60/写真工業出版社・アマゾンアフィリエイトリンク
- M型ライカのすべて―M型ライカのボディとレンズの魅力を徹底検証する
- P88に本レンズの紹介あり(リンク先はアマゾンジャパン・アフィリエイトリンク)
- ライカ通信 No.5 P105にUC版とともに短い記載あり・アマゾンアフィリエイトリンク
更新履歴
- 2024.03.01:改稿
- 2022.05.17:初稿