LEICA C-LUX 3
3代目ライカCシリーズ
LEICA C-LUX 3(2008)のレビューと写真作例
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目次
ギャラリー
レビュー
C-LUX 3は、ライカが発売したパナソニックOEMのコンパクトデジタルカメラ。元カメラはLUMIX DMC-FX37。
ライカ Cコンパクトカメラシリーズは、オリジナルパナソニックの少々目立つデザイン上のワンポイントをなくしてシンプルな外観をしており、そこにいつもの赤バッチがLEICAの存在を主張する。このモデルで採用された艶のあるホワイトのボディはとてもお洒落出来にいっている。
C-LUX 3は前モデルのC-LUX2より撮影可能範囲が広がり、広角端は25mm、望遠端は125mmとなり、コンパクトカメラとしては十分な撮影範囲を持っている。撮影距離は広角側1cm~∞、望遠側1m〜∞となっており、料理などのテーブルフォトにも対応できる。
そして、C-LUXシリーズはD-LUXシリーズよりボディが薄くてコンパクトなところが美点だろう。
後継機のLEICA Cを使っていたことがあるが、一般的なスナップにおいては、200mmまで拡大することはほとんど無く、手ぶれ補正に頼っても少しの油断でブレ写真になるため望遠側を実用することは少なかった。小センサーのデジカメとは言え、1000万画素あるため並のスマートフォン程度の写真を撮ることはできる。
C-LUX2から採用された薄型のバッテリーBP-DC6を搭載する薄身のボディはポケットへの収まりがよい。このバッテリーBP-DC6は型番違いで採用機種が多い型のため市場に豊富に互換品があることもありがたい。
このカメラのカードスロットは、SDカードのロック爪がカードスロットに引っかかることがある。これが引っかかるとSDカードが抜けなくなる。そのときは、ぐりぐり力任せに抜かずに、薄くて丈夫な紙をL字かコの字に折り、カードスロットとSDカードの隙間に挿入して、ロック爪を紙で覆うと抜ける。
この症状はC-LUX3でも同じことに遭遇している。
この時代のパナソニックのデジカメはもれなくこの症状が付いてくると思われる。SDカードスロットはユニットになっており、カメラを分解するだけではカードを取り除くことができない。前述の隙間にカードを挟む方法が取り出しに有効と考える。
筆者は引っかかり防止のために、所有しているSDカードのロック爪を薄くて丈夫なメンディングテープ*1で覆っている。
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仕様・比較
項目 | 値 | 備考 |
カメラ有効画素数 | 10.1-Megapixels | |
レンズ | Leica DC VARIO-ELMARIT 1:2.8-5.9 /4.4-22 ASPH. | 35mm換算25~125mm |
撮像素子 | 1/2.33型CCDセンサー | |
ファインダー | なし | |
背面液晶 | 2.5型 | |
記録媒体 | SDHCカード | 32GBまで対応 |
内蔵メモリー | 約50MB | 15枚程度撮影可能 |
バッテリー | BP-DC6 *1 | 互換バッテリー RICOH DB-70 *1 Panasonic DMW-BCE10E *1 |
外形寸法 | 幅 x 高さ x 奥行 95.8 ×51.9 ×24(mm) | |
重量(g) | 約147 (バッテリとSDカードを含む) |
- 歴代モデル
項目 | C-LUX1 | C-LUX2 | C-LUX3 | LEICA C typ112 | C-LUX typ1546 |
28-102 | 28-102 | 25-125 | 28-200 | 24-360 | |
画素数 | 6.37 | 7.2 | 10.1 | 12.1 | 10.1 |
センサー | 1/2.5 | 1/2.5 | 1/2.33 | 1/1.7 | 1inch |
ファインダー | なし | なし | なし | 内蔵EVF | 内蔵EVF |
液晶 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 3.0 | 3.0 |
バッテリー | BP-DC4 | BP-DC6 | BP-DC6 | BP-DC14 | BP-DC15 |
メディア | SD | SDHC | SDHC | SDXC | SDXC |
リリース年 | 2006 | 2007 | 2008 | 2013 | 2018 |
カラー | シルバー ブラック | シルバー ブラック | ホワイト ブラック | ダークレッド ゴールド | ネイビー ゴールド |
OEM元 | DMC-FX01 | DMC-FX30 | DMC-FX37 | LF1 | TX2 |
オプション
- 革ケース
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2024.04.04
- 2023.05.16 一部修正、情報追加
- 2022.07.16 初稿
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