LEICA DIGILUX 4.3

フジフィルムとライカの融合

LEICA DIGILUX 4.3のレビューと写真作例

目次

ギャラリー

レビュー

LEICA DIGILUX 4.3は、FUJIFILM-FinePix4700ZをLEICAがOEM調達したデジタルカメラ。
FUJIFILMからのカメラボディ調達はこれで最後になる。歴代モデルにあるように、本カメラの前にはDIGILUX Zoom、DIGILUXがある。
ズームレンズはDIGILUX ZOOMから使い回しのようで、DIGILUX 4.3ではセンサーサイズが少し大きくなった分だけ、35mm判換算では広角寄りになっている。
このモデルはDIGILUX同様にバッテリーが単三電池2本なので入手は容易だ。DIGILIUX ZoomのみNP-80リチウムイオン電池を採用している。記録メディアはすでに懐かしさのあるスマートメディアだ。

電源オン時のオープニング画面はライカカスタムだけれど、カメラ自身はFUJIFILMのまま、同社のコンパクトデジタルカメラを使ったことがあれば、とくに戸惑い無く使うことができる。外観は赤バッチの位置がいかにも空いてるところにおきました的な感じ浮いている。

焦点距離は36mmはじまりで古さは否めず、望遠端108mmのF値が4.5と暗いため手ぶれに苦労する。もちろんカメラに手ぶれ補正が搭載された時代ではない。
レンズもそれほど歪曲など補正されておらず、コンパクトデジカメではソフトウェア補正を積極的におこなう前の時代であり、JPEG画像に歪みが目立つ焦点距離もある。
カスタマイズが外観程度なので当たり前だが、色のりなどの記録画像はFUJIFILMのこってりした性質のままで、LEICA X1などのLEICA製造のコンパクトデジカメとはとはテイストが異なる。

記録メディアのスマートメディアは、中古ならカメラに付属していれば苦労はないが、所有していない場合は中古市場で探す必要があり、中古市場でのスマートメディアは価格が高いこともあるため注意が必要だ。

本カメラは中古で購入したが残念ながら、到着後3日目の使用中に、このカメラではありがちな「レンズシャッター異常」の病を発動してレンズがカメラに収納できなくなり、すでにメーカー保証も終わっていることもあり、購入元に引き取られて返金された。

DIGILUX 4.3

仕様

項目備考
カメラ有効画素数240万画素 内部処理によりJPEGを400万画素で出力可能
レンズ6群6枚3倍ズーム
焦点距離8.3 mm~24.9mm35mmカメラ換算:36〜108mm相当
映像素子1/1.7 CCDハニカムセンサー
背面液晶2型低温ポリシリコン
TFTカラー液晶モニター
13万ドット
ファインダー光学ファインダー搭載
シャッター速度3秒~1/2000秒
(メカニカルシャッター併用)
記録メディアスマートメディア3.3V
2/4/8/16/32/64MB
バッテリー単三形2本
外形寸法幅 x 高さ x 奥行 78× 97.5× 32.9突起部を除く
重量(g)約310 (本体+バッテリー+記録メディア)

歴代モデル

モデル名DIGILUXDIGILUX ZoomDIGILUX4.3
カメラ有効画素数150万画素150万画素240万画素
焦点距離(35mm換算)35mm38〜114mm36~108mm
センサーサイズ1/21/2.21/1.7
背面液晶サイズ2インチ11万画素2インチ13万画素2インチ13万画素
バッテリー単3型2本NP-80単3型2本
メディアスマートメディア同左同左
リリース年1998.10.161999.2000.9
サイズ80 x 101 x 33 mm79 x 98 x 33 mm78 × 97.5 × 32.9 mm
重量(本体のみ)245g230g255g
OEMモデルFinePix 700FinePix 1700ZFinePix 4700Z

オプション

参考文献・参考リンク

更新履歴

  • 2024.02.19
  • 2022.10.31

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