マイチェン M9, LEICA M9-P

マイチェン M9, LEICA M9-P

LEICA M9-Pのレビューと写真作例

目次

ギャラリー

レビュー

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1.概要

ライカM9-Pはライカ M9をマイナーチェンジし、名称に「-P」を付加したカメラ。

ライカ M9-PととM9の違いは次の3点だ。

  1. 正面の赤バッチの除去
  2. トップカバーにライカロゴを付加
  3. 液晶のカバーガラスをサファイアガラスに変更

カメラ末尾の「-P」については、まとめの先に記した。

また、M9-Pは100台限定のハンマートン外装に専用のズミクロン 35mm F2が添付されたモデルをはじめ、エルメスバージョン、ホワイト、レッドレザーなどいくつかの限定カメラが販売された。

2.使用感

ライカ M9の基本的なレビューについては、ライカ M9のページをご覧いただきたい。

M9-PはM9とカメラの基本的な性能は変わりなく、価格差を正当化する理由は外装のみだ。赤バッチを外したシンプルな外観に惹かれるならば所有する意味はおおいにある。

仕事で使う道具でない趣味の道具、とくにカメラの外観は写欲と直結するため、撮影を楽しむのであれば、手になじむもの、持ってわくわくする物を選ぶのは重要だ。気に入らないものをわざわざ持ち歩くのは精神衛生上よくないと思う。

ライカ M9シリーズにあたる、M9、M9-P、M-E(M9ベースのカメラ)にはセンサー剥離という大問題がある。詳細はライカ M9のページに記載をしている。

3.まとめ

結論として、LEICA M9-Pをまとめると、LEICA M9のマイナーチェンジでカメラ機能にM9とM9-Pに差はない。

1800万画素あるため一般的な使用にはまったく問題ないけれど、センサー剥離問題はこのカメラにも存在する。
センサー交換された良品を高価で買うか、不良のセンサーカバーガラスを交換してまで使うかは微妙だ。

ライカカメラのPモデル

M型ライカのPモデルは、フィルムカメラのM4の時代にM4-P、M6TTLの名称変更となるM-P、デジタルカメラになってからは、M9-P、M-P、M10-P、M11-PとM型ライカのマイナーチェンジ版の末尾番号として利用されている。

フィルムのM4とM4-Pの違いは、ブライトフレームに28mmと75mmが追加されただけでカメラの性能に違いはない。デジタル時代のPも外装の変更とカメラ機能の若干のアップデートであり、カメラの本質的な差はない。

以下表にデジタルMにおける、無印とPモデルの違いをまとめた。

無印Pモデル
M9 vs M9-Pトップバー刻印なし
赤バッチあり
通常ガラス
トップバー刻印あり
赤バッチ無し
サファイヤカバーガラス
M vs M-Pトップカバー刻印なし
赤バッチあり
ゴリラガラス
バッファメモリー 1GB
トップカバー刻印あり
赤バッチなし
サファイアガラス
バッファメモリー 2GB
M10 vs M10-Pトップカバー刻印なし
赤バッチあり
トップカバー刻印あり
赤バッチなし
シャッター機構の静音化
タッチパネル式モニターの搭載
M11 vs M11-Pトップカバー刻印なし
赤バッチあり
ゴリラガラス
内蔵メモリー:64 GB
トップカバー刻印あり
赤バッチなし
サファイアガラス
内蔵メモリーを256GB
Leica Content Credentials

仕様・シリーズカメラ

モデル名M9M8
カメラ有効画素数18.0-Megapixels10.3-Megapixels
映像素子KAF-18500Kodak KAF10500
センサーサイズ35mm Full frame 35.8 × 23.9 mmAPS-H Size 27 x 18mm
背面液晶サイズ2.5 インチ 23万画素2.5 インチ 23万画素
液晶解像度23万ドット23万ドット
ファインダー倍率0.680.68
最高シャッター速度1/40001/8000
バッテリーLeica 14464Leica 14464
メディアSDHCSDHC ファーム2.0
サイズ mm139 x 80 x 37139 x 80 x 37
重量  g(本体のみ)585545
リリース年2009.92006.11
カラーブラック・グレーブラック・シルバー・ホワイト

オプション

  • LEICA M8、M8.2、M9、M9-P、M-E ハンドグリップ(下面カバーごと取り替え)
  • サムズアップ

参考リンク

更新履歴

  • 2024.06.11
  • 2024.02.19
  • 2023.04.26

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