LEICA Q2
ライカ Q2のレビューと写真作例
目次
ギャラリー
レビュー
ライカQ2は2019年にライカがリリースしたコンパクトデジタルカメラ。
ライカ Qの正常進化版で画素数が増えた以外はそれほど大きな変更はない。
レンズはライカ Qからほぼ同じ仕様で持ち越されており、このズミルックス 28mm F1.7は4700万画素にも十分耐えられるクオリティだ。
ボディ部分はレンジファインダーがないだけで基本的な機能はM10-Rと同じで、0.3mまで寄れるズミルックスレンズ込みでの販売価格は用途がはまれば、かなりお買い得だろう。
使用して感じるのは、ライカ Qの時から見られたAFが抜ける現象もそれなりの頻度で経験したので、EVFで確認しながらピント位置は合わせる必要がある。EVFは画素数は据え置きでディスプレイパネルが有機ELに変わったが、ライカ Qのファインダーと比べて大きく進化したとは感じなかった。
EVFの視度調整ダイヤルは改良され、変更するときボタン上の操作ダイヤルを押し出して変更し、変更後は押し戻す方式となった。これにより誤操作による視度の変更がなくなるのはよい改善だが、どうせ改善するならハッセルブラッド X2Dのようにメニューで内部的に調整する方がスマートだと感じる。同じ撮影者が使い続けるかぎり、EVFの視度調整は一度実施すれば何度も変更するものではない。
Q2の画像クロップ機能は4700万画素への画素数向上にともない、35mm、50mm、75mmと3種類にバリエーションが増えたが、指定サイズでトリミングした結果が記録されるのは相変わらずのJPEG画像限定であり、Raw画像はフルサイズの28mmで記録される方式はライカ Qから変更はない。
レンズに手ぶれ補正機構が入っているため、高画素化しても手ブレに悩まされることは少なかった。
バッテリーがBP-SCL4になり、ライカSLシリーズと共通化されたのは良い点で、ライカ QのBP-DC12よりバッテリー容量が大きくなったため撮影枚数も増えたことは好ましい。しかし、BP-SCシリーズバッテリーは互換バッテリーがないため入手価格は高くなってしまった。
LIM’S Designからリリースされた角形レンズフード、「LIM’S LEICA Q2/Q用 Aluminium LENS HOOD」は、高いだけのことはあり純正と同等のクオリティでQ2を手放すまでこの組み合わせで使っていた。
Q2からモノクローム専用のライカ LEICA Q2 モノクロームが設定された。
仕様
項目 | LEICA Q | LEICA Q2 | LEICA Q3 |
焦点距離 | 28 | 28 | 28 |
疑似焦点距離 | 35/50 | 35/50/75 | 35/50/75/90 |
画素数(MP) | 24 | 47.3 | 60 |
センサー | 35mm フルサイズ | ← | ← |
ファインダー | 368万ドット LCD | 368万ドット 有機EL | 576万ドット 有機EL |
液晶 | 3.0(固定) | 3.0(固定) | 3.0(バリアングル) |
バッテリー | BP-DC12 | BP-SCL4 | BP-SCL6 |
メディア | SDXC | SDXC | SDXC |
重量(バッテリー込み)g | 640 | 718 | 743 |
リリース年 | 2015.6.20 | 2019.4.16 | 2023.5.26 |
カラー | 黒、シルバー、 チタン、限定色 | 黒 限定色 | 黒 |
オプション
- サムレスト:19543
- プロテクター:19566(B)、19567(BR)、19568(R)、19569(P)
- ハンドグリップ:19540
- ホルスターケース:19577
参考文献・参考リンク
更新履歴
- 2023.04.23
- 2023.08.01
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